二重認証
システム二重認証システムの仕組み
二重認証システムとは、組織における防犯施策である入退室管理システムで用いられる認証パターンの1種です。二重認証による入退室管理システムの目的は、部外者の侵入防止と、社内の入退室管理の2つに分けられます。入退室管理システムの目的を達成する方法としてあげられるのが日時や役職、ドアごとに二重認証で解錠制限をかけて不正を防止する方法です。入退室管理システムを用いると、ドアの施解錠に合わせて入退室の履歴を自動収集でき、遠隔地からの制御や一元管理ができます。入退室管理システムの利用者は、ドア付近に設置した認証機器で本人確認を完了すると入退室できる仕組みです。 入退室管理システムにおいて、異なる認証手段を組み合わせることを二重認証といいます。二重認証システムで認証すると、入退室管理システムのセキュリティレベルの向上が可能です。入退室管理システムにおける二重認証の仕組みは、異なる要素を組み合わせた認証方法や、2段階の認証で成り立っています。入退室管理システムで活用される二重認証の要素とは、知識情報、所持情報、生体情報の3つです。知識情報は暗証番号などの「知っている要素」、所持情報はカードなどの「持っている要素」、生体情報は指紋や静脈、顔などの「その人に備わっている要素」を指します。入退室管理システムにおける二重認証では、これら3つの要素を用途に応じて組み合わせて認証する仕組みです。二重認証で多い組み合わせには、「指紋認証とカード認証」「顔認証と指紋認証」「顔認証とカード認証」があげられます。二重認証で用いられるカード認証とは、ドア付近の認証機器にカードをかざしたり、差し込んだりして認証する方法です。カード認証で使われるカードキーには、磁気カードとICカードの2種類があります。黒色の磁気テープがカードに搭載されている磁気カードは、認証端末に差し込むことで磁気の部分に登録された情報が読み取られ、認証される仕組みです。ICチップが搭載されたICカードは、二重認証の認証機器の上にICカードをかざすかタッチすると、ICチップ内の情報が読み取られます。カード認証による二重認証システムでは、非接触式のICカードが広く採用されています。二重認証に使う認証機器とICチップの情報は、カード内に搭載されたアンテナを介して無線通信されるため、カード認証で二重認証システムを構築するには、カードの通信規格に応じた認証機器が必要です。入退室管理システムにおける二重認証で使える非接触ICカードの代表規格には、FeliCaとMIFAREがあります。FeliCaとは、ソニー株式会社が開発したカード規格で、交通系カードやスマートフォンの決済サービスなどに利用されているタイプです。MIFAREとは、オランダにあるNXPセミコンダクターズ社が作っているカードの規格で、オフィスの入退室管理システムで使用する社員証などに広く使われています。二重認証における指紋認証は、認証機器に登録した指紋と、センサーに当てた指紋を比べて照合する仕組みです。指紋認証の主な仕組みには、静電容量方式があげられます。静電容量方式とは、認証機器のボタンに指を当て、ボタン内側にあるセンサーで指紋を読み取る方法です。汗に含まれる電解質の性質を活用し、指紋の盛り上がり部分と途切れ部分の電解質のたまり具合から電気量の差を読み取ります。電気量の差異から指紋をデータ化し、抽出した複数の特徴点の一致を調べて本人確認する仕組みです。入退室管理システムの二重認証で用いられる顔認証とは、人の身体的特徴を用いた生体認証といわれる技術のひとつです。生体認証は、他人が同じ特徴を持たない「唯一性」、誰しもに備わっている「普遍性」、時間経過によって大きく変化しない「永続性」の特徴を持ちます。二重認証による入退室管理システムで用いられる顔認証では、認証機器のカメラか、認証機器と連携させたタブレット端末やスマートフォンで顔を読み取ります。目や口、鼻などのパーツサイズや位置関係、陰影などの顔の特徴で個人を判定する仕組みです。カメラの前で顔を合わせて読み取ることで、二重認証による入退室管理システムを利用できますが、近年は止まらずに歩いたまま認証できる製品も開発されています。顔認証は顔の特徴をテンプレート化して照合する仕組みです。利用者はあらかじめ認証機器のカメラで顔の写真を撮影しておきます。二重認証の手段のひとつである顔認証で使われる技術は、「顔検出」「特徴点検出」「顔照合」の3つです。まず、顔検出の技術により顔と背景の部分を区別し、次に特徴点検出により各パーツの特徴を数値化することで顔をデータ化し、照合用テンプレートを作成する仕組みです。認証の際は、顔登録時に作られたテンプレートがAI(人口知能)によってデータベースから抽出され、顔照合の技術によって比較されます。二重認証で活用される顔認証の読み取り方式は、RGBカメラで平面として顔をとらえる「2D認証」と、平面に立体的なデータも加える「3D認証」があります。3D認証では赤外線カメラで顔の骨格を検出するため、眼鏡や髭、マスクなどの平面的な情報に左右されません。赤外線カメラは暗いところでも使えるため、夜間の二重認証も可能です。
二重認証システムのメリット
入退室管理システムで二重認証を実施する大きなメリットは、セキュリティと効率化の2つです。二重認証を使用すると片方の情報だけでは突破できないため、必然的にセキュリティレベルが引き上げられます。二重認証で2段階にすることで単一認証のデメリットを補うことも可能です。カード認証のみで認証する場合、カードの紛失や貸し借りによりなりすましのリスクがあります。カード忘れを防ぐため、デスクに置いたままにすることで盗難され、勝手に使用されるケースも想定されます。指紋認証のみで運用するリスクとしてあげられるのは、指紋採取による不正な利用です。二重認証による入退室管理システムは、犯罪者やヒューマンエラーによる不正な出入りを防ぎます。入退室管理システムにおいて、顔認証などの個人に特化した生体情報を用いると、なりすまし対策の強化が可能です。入退室管理システムを二重認証で運用すると、拡張性の高いセキュリティシステムを実現できます。二重認証の認証機器とカメラやモニターの組み合わせによる遠隔監視や、警備システムとの連携で防犯を強化可能です。二重認証による入退室管理システムを導入すると、部屋ごとに認証方法を選べるため、自在なセキュリティシステムを設計可能です。建物には、用途に応じた多様なエリアが存在します。オフィスでは、社外の人物と打合せや商談を行う応接室や会議室、従業員のみ立ち入りが可能な作業場、社内の担当者のみ入れる書類保管庫やサーバールームなどがあります。二重認証システムのメリットを最大限まで引き上げるには、適切なセキュリティレベルに区分けするゾーニングが必要です。エリアごとに保管されている資産や、出入りする人物を考慮した二重認証の組み合わせを導入することで、情報漏洩事故をはじめとする犯罪を防止可能です。一般的にオフィスは4つのレベルにゾーニングされます。レベル0は、トイレやビルの共用部、エレベーターホールなどの誰でも入れる「パブリックゾーン」です。レベル1はエントランスや社外用の打合せエリア、カフェテリアなどの許可があれば外部の人も出入り可能な「共有ゾーン」があげられます。レベル2は、作業場や休憩室、社内用の会議室といった従業員のみ出入り可能な「業務ゾーン」です。レベル3は役員室や倉庫、サーバールームなど社内の特定の人のみ入れる「機密ゾーン」となります。パブリックゾーンから共有ゾーンに行くにはセキュリティゲートなどを通過し、さらに業務ゾーンに行くには各ドアでの認証が必要です。機密ゾーンでは業務ゾーンを上回る防犯体制が求められるため、二重認証による入退室管理システムが適しています。生体認証を含めた二重認証の採用や、入退室管理システムに備わる2名照合機能、ルートチェック機能なども活用すると侵入対策に効果的です。二重認証と合わせて、多くの入退室管理システムに標準で備わるアンチパスバック機能も活用することで侵入者の退室を阻止し、情報漏洩を防止できます。二重認証による入退室管理システムを導入すると、対面の機会を減らして受付やサービスを運営でき効率的です。二重認証による入退室管理システムを活用すると、レンタルオフィスやコワーキングスペースにおいて安全性の高い無人受付を実現でき、ネットの事前予約後に直接サービスや施設を利用できます。二重認証を用いると、ユーザーは安心かつ手軽に貸し会議室やスマートロッカーを使用可能です。 二重認証による入退室管理システムを導入する際は、各認証方法の注意点も踏まえて組み合わせるとより効率的です。二重認証で用いられるカード認証は多くの場所で導入されています。カード認証で入退室管理システムを運用する場合、カード忘れや紛失が発生すると入室できません。紛失時やカード忘れにおける再発行の費用や、退職に伴うカード回収の手間と管理コストを検討する必要があります。二重認証で使われる指紋認証を導入すると、暗証番号のように記憶したり、物理的な鍵のように持ち歩いたりする必要がありません。また、スマートフォンやパソコンなどにも搭載されている方法のため、認証時の動作における心理的ハードルは低くなります。一方、デメリットとしてあげられるのが、指の怪我や汚れ、指紋の薄い女性や高齢者が読み取りエラーになるリスクです。成長期の子どもは、成長に応じて再度登録が必要な場合があります。顔認証は、光の当たり具合によって読み取りエラーになる場合があります。二重認証システムの導入時は、互いのデメリットをカバーした組み合わせの二重認証を設定することで、使い勝手を良くし、効率的な入退室管理システムを導入できます。二重認証の入退室管理システム導入による効率化は、限られた人員や資金で効率的なセキュリティの強化が可能です。入退室管理システムを二重認証で運用することで、企業やサービスの付加価値が高まり、従業員の満足度上昇や顧客の信頼獲得につながります。大統領官邸や国会議事堂、大手企業で多数使用されているKJTECH&KJTECH japanの認証機器で二重認証を行うと組織のさらなるセキュリティ強化が可能です。
入退室管理システムとの連携
近代の組織運営において入退室管理システムが広がりを見せているのは、物理キーや台帳記入といった従来の方法では正確な入退室の把握が難しいためです。入退室管理システムが十分機能していない場合、金品の盗難や施設の破壊、情報漏洩が発生する恐れがあります。部外者以外にも元従業員の不正侵入や、メール送信や印刷、USBメモリーによるデータの不正持ち出しが起こり得ます。情報漏洩事故や不正が起こりやすいのは、人事異動や社内の体制変更の時期です。引き継ぎ業務の不十分さや、入退室管理システムのデータ更新漏れに乗じた不正が起こる可能性があります。入退室管理システムが十分機能せずに情報漏洩事故が起きると、クレーム窓口や対策委員会の設置、損害賠償の支払いなどの大きなコストがかかります。入退室管理システムを導入していない場合、受付や商談後の行動履歴を追跡できません。そのため、入退室管理システムを導入していない建物では、受付後などに正規の入室者に密かに同行する共連れ入室が起こり得ます。入退室管理システムにおいて、2段階で照合する二重認証システムが広がっているのは、手軽に建物のセキュリティを強化できるためです。二重認証ではない単一での認証は、1段階のロックのためセキュリティレベルに不安が残ります。二重認証の入退室管理システムは、製品によって屋外に設置できるタイプもあるため、場所を問わずに2段階の安全な入退室が可能です。二重認証の認証機器は、遠隔地の入退室ログを集約できるため、支店の認証機器と連携させて、入退室履歴を本社で管理することもできます。二重認証による入退室管理システムと勤怠管理システムを連携させると、入退室履歴の活用によりタイムカードを廃止できるため、コスト削減にもつながります。二重認証による入退室管理システムを連携する際のポイントは、従業員や取引先の数、使い勝手、コストのバランスです。二重認証による入退室管理システム連携の際、ドア周りの設備として必要なのが、電池で動く電子錠や電気信号で動く電気錠、電気錠を動かす電気錠制御盤です。入退室管理システムと連携可能で、二重認証での読み取りに対応した認証機器も必要になります。二重認証の組み合わせに顔認証を採用する際には、逆光に備えて位置や向きの調整がしやすいタブレットの使用も有効です。入室のみを二重認証による入退室管理システムで制限したい場合には、ドアの屋外側のみに二重認証の機器を設置し、屋内側には退出ボタンを設置します。屋内外の両方に認証機器を設置すると、入室と退室の両側で二重認証が可能になり、退室履歴も把握可能です。二重認証システムと入退室管理システムの連携による退室履歴の把握は、勤怠管理や在籍状況の確認に利用できます。二重認証システムと入退室管理システムを連携する際にまず必要なのが、二重認証による入退室管理システムで管理したい部屋やドアのゾーニングです。二重認証システムと入退室管理システムを連携させるには、入退室管理システムに二重認証で使用する認証情報を登録します。ゾーニングしたエリアに電気錠を設置できる環境か確認したのちに必要なのが、セキュリティレベルや用途、人数などに応じて二重認証での認証方法の組み合わせの決定です。曜日や時間、勤務形態などに応じた二重認証システムの運用ルールを検討します。最後に、二重認証が可能な認証機器を取り扱うメーカーや代理店に現地調査を依頼し、入退室管理システムの使い方を確認して連携が完了します。二重認証による入退室管理システムの運用開始前には、実際の運用手順や緊急時の問い合わせ先、サポートダイヤルを社内で共有しておきます。二重認証の入退室管理システムは、電気錠付きのドアや自動ドアと連携が可能です。二重認証システムの認証機器のドアへの設置方法は、既存のドアへの後付けか、錠ごと交換する方法があります。二重認証の認証機器が電気錠であれば電気の配線工事が必要なため、電気工事士による作業が必要です。二重認証による入退室管理システムの連携方法には「スタンドアローン型」「オンプレミス型」「クラウド型」があり、いずれも電気信号で扉を動かす電気錠システムに連携できます。スタンドアローン型の入退室管理システムは、ネット接続しないため単独で運用でき、USBメモリーなどをパソコンに挿入することで入退室管理システムのデータ閲覧が可能です。特定の部屋や扉といった小規模な範囲で二重認証の入退室管理システムを運用したい際に適しています。専用ソフト不要でブラウザからデータの閲覧ができるため、低コストで二重認証の入退室管理システムを導入可能です。オンプレミス型の入退室管理システムは、社内ネットワークに接続した管理用パソコンの専用ソフトでデータを閲覧でき、パソコンから電気錠を遠隔操作できます。クラウド型の入退室管理システムは、Wi-FiやBLEなどのインターネット接続環境があれば、自社サーバーを持たずにデータ閲覧が可能な連携方法です。各ドアにおける入退室管理システムのデータは、サービス会社が提供するクラウド上の管理システムに集約される仕組みです。サービス会社のクラウド利用により、システムメンテナンスの手間をかけずに遠隔にある複数の二重認証データを一元管理できます。JTECH&KJTECH japanの認証機器は多様な認証方法に対応しており、スムーズな組織運営をサポートします。
二重認証システム対応リーダー
○KJ-3500
二重認証システムに対応するKJTECH&KJTECH japanの「KJ-3500」は、カード認証、暗証番号キー、指紋認証で解錠できる認証機器です。KJ-3500では、指紋認証とカード認証による二重認証で入退室管理システムを構築できます。オフィスや店舗のバックヤードに二重認証による入退室管理システムを導入すると、従業員の所属で容易に分類可能です。視認性の高い4.3インチのパネルで容易に二重認証ができます。IP65レベルの防水防塵機能により、手の汚れや水濡れの影響を受けずに二重認証システムを使用可能です。二重認証による入退室管理システムの認証手段のひとつに指紋認証があります。KJ-3500で二重認証に使用するために登録可能な指紋は5万個まで、保管可能な二重認証の認証履歴は50万件までです。KJ-3500は、世界最速0.1秒の認証速度を誇り、高度なアルゴリズムにより高い精度での認証が可能です。誤って別人を本人と誤認識して通過させてしまう率であるFAR(他人受入率)が0.00001%、本人であるのにエラーとなるFRR(本人拒否率)が0.01%を誇ります。指紋登録と同時に可能な写真撮影機能により、なりすましの防止も可能です。大型のショッピングモールや、公共施設など、不特定多数の人が数多く出入りする場所の入退室管理システムにおいて、安全かつスピーディーな二重認証システムを導入できます。また、身体の成長に合わせた指紋の自動学習アルゴリズム機能により、小さな子どもでも指紋登録のし直しをせずに利用可能です。二重認証に対応するカード規格の種類は、MIFAREやFeliCaのほか、EM、Indala、iClass、iCLASS SE、HID Proxがあります。規格が合えば、既存の社員証や入館用のセキュリティカードをそのまま二重認証の入退室管理システムに流用可能です。二重認証のために、新たなカードを発行する必要がなく、コストと利便性を両立した持続性の高い入退室管理システムを構築できます。
○FE-600
「FE-600」は顔認証、指紋認証、カード認証、QRコード認証が可能な認証機器です。FE-600を使用すると、顔認証と指紋認証による二重認証で、入退室管理システムを構築できます。5インチサイズのIPSタッチパネルで二重認証システムを利用でき、開き戸のほか引き戸に設置可能です。入退室管理システムにおける二重認証で活用できる指紋データは、本体に5,000ユーザー分まで登録可能です。二重認証で使用する指紋データは、CPU起動時の一時的な記憶先であるRAMと、電源を切っても情報が残るフラッシュメモリに保管されます。FE-600の顔認証には顔データを5万人まで登録でき、画面タッチでユーザーの削除や登録が可能です。二重認証で使用する顔認証用の写真は、画面長押しによるメインメニューでユーザー管理アイコンを選択して登録します。フレーム内に顔を収めて撮影すると写真が約3秒後に登録されるため、登録したものに氏名やユーザーIDを設定可能です。本体のメインメニュー内には、重複チェック機能も搭載されており、重複チェックをオンにすると、登録済みの顔写真の自動検出により二重登録を避けられます。顔認証の認証しきい値は、任意の数値に変更できるため、ドアに応じた二重認証のレベル設定が可能です。二重認証が使用できるKJTECH&KJTECH japanの顔認証には、切り替え可能なシングル/マルチ検出モードが搭載されています。シングルモードはカメラ領域内で最大サイズに移った顔のみを認証する機能で、マルチモードは領域内すべての顔の検出により背後にいる人まで認証できる機能です。フェイス+マスク検出機能により、マスクを着用したままでも顔認証が可能なため、パンデミック発生時などでも、正確な入退室管理システムの運用が可能です。マスク未着用時には、音声アラートも設定できます。FE-600による二重認証システムを採用することで、医療機関や食品加工工場など個人の意識に頼らない衛生管理が可能になります。
○FE-400
KJTECH&KJTECH japanの「FE-400」は、顔認証、カード認証に対応した認証機器です。FE-400は、56mm×183mm×34.6mmのスリム設計で、顔認証とカード認証による二重認証が利用できます。豊富なデータ通信方式を利用して入退室管理システムを構築可能です。データの通信方式として、電源供給とデータ通信が1本のLANケーブルでできるPoEに対応しています。インターネット上のコンピューター接続の標準通信規格であるTCP/IPや、省電力な近距離無線通信のBLE通信、オプションでWi-Fi通信を利用できます。FE-400の顔認証で顔データを登録できるのは、1万人までです。200万画素デュアルカメラを搭載しており、1m以下なら1秒以下で顔認証可能です。暗い場所でもはっきりと顔を認識し、迅速で確実な入退室管理システムを実現できます。搭載されているライブ検出機能を利用すると、ビデオや写真、偽造マスクによる偽物の顔を検出可能です。ライブ検出機能では生体情報が本物かを判定し、ビデオ攻撃、静止画攻撃、3Dマスク攻撃を防止します。ビデオ攻撃は、AI生成による偽動画のディープフェイクや、タブレットやスマートフォンで再生した高解像度の動画を使う手口です。静止画攻撃は、本人が写った写真などを使います。2D認証は奥行き検出には非対応のため、静止画攻撃のリスクがあります。3Dマスク攻撃は、顔をかたどった立体マスクを使う手口です。ライブ検出機能では、視線を動かす、瞬きをする、特定の方向に顔を向けるなどの動きで目の前にいるのが本物かを調べられます。二重認証に使用できるFE-400のカード認証は、MIFARE、EM Proxに対応しています。近距離無線通信規格であるNFCも搭載されているため、NFC機能搭載のスマートフォンや交通系ICカードによる二重認証も可能です。年齢や生活スタイルなどユーザーの属性に応じて、使いやすいデバイスを鍵として使用できるため、ストレスなく二重認証による入退室管理システムを導入できます。
二重認証システムの活用シーン
顔認証とカード認証で二重認証できる「KJ-3500」は、温浴施設やジムで活用されています。温浴施設やジムなどで二重認証すると、受付前の顔認証で全員の体温チェックをしたうえで、カード認証により会員と非会員を分けられます。二重認証による入退室管理システムを導入すると、人数分の鍵作成が不要です。顔認証で入る非会員や新規顧客は手ぶらで認証できるため、鍵紛失や鍵交換時のコスト削減が可能です。KJTECH&KJTECH japanの指紋認証は、世界最高クラスの認証スピードと高い認証精度を両立しているため、オフィスや店舗、公共施設などあらゆる場所の入退室管理システムを強化できます。二重認証で使用できる指紋認証は、オプションで真皮認証が可能です。手が濡れても利用可能なので会員の満足度が向上します。汚れや荒れ、指紋が薄い指も認証できるため、会員の年齢層や手の状態に関係なく利用可能です。小さい子どもの場合、身体の成長に伴って指紋の大きさも徐々に変化するため、指紋認証の認証機器に指を当てた際に本人と認識されないケースがあります。通常の指紋認証システムは、成長のたびに新たな指紋を認証機器に登録し直す対応が必要ですが、KJTECH&KJTECH japanの指紋認証システムでは、自動学習アルゴリズムによって、何度も指紋を登録する必要がないため、家族連れも安心して施設を利用できます。顔写真とカード認証を併用した二重認証は、共連れ対策を強化します。二重認証による入退室管理システムでは事務室から受付を監視でき、管理ソフトで入室制限できるため、警備員の常駐が必要ありません。顔認証により施設内の物品破損や盗難、事故の事後検証がスムーズです。顔認証システムは、人を増員することなく24時間受付が可能なため、二重認証による入退室管理システムによってエントランス業務のコスト削減を実現できます。KJTECH&KJTECH japanの「FE-600」の活用シーンのひとつが、保育園での使用です。FE-600は顔認証と指紋認証で二重認証できます。保育園の重要エリアを顔認証と指紋認証の二重認証にすることで、手がふさがっているスタッフも容易に解錠しながら、情報の持ち出しや盗み見を防げます。データ更新や削除にはマスター登録者の指紋がいるので改ざん防止、防犯意識の向上が可能です。顔認証のデータで紛失やトラブル発生時の状況整理がスムーズです。顔認証は最大で5万人もの顔を登録できるのでスタッフや保護者、業者も二重認証の入退室管理システムに登録できますKJTECH&KJTECH japanの顔認証は、眼鏡やマスクのままで読み取れて衛生的です。最大5人までの同時認証にも対応するため、認証時の待ち時間がありません。顔認証のデータで紛失やトラブル発生時の状況整理がスムーズです。Wi-Fi接続できLANケーブルなしで設置できるため、狭い場所への入退室管理システムの導入もできます。KJTECH&KJTECH japanの指紋認証はチリやホコリ、雨水に強いIP65レベルの防水防塵仕様のため、屋外出入口にも設置可能です。オートロック機能が搭載されているため、送り迎えに来た保護者が扉を施錠し忘れて帰っても、園内への侵入を容易に阻止可能です。 「FE-400」の活用シーンとして、オフィスや工場があります。FE-400は、顔認証とカード認証の二重認証により、社内のセキュリティを手軽に強化できます。二重認証を導入すると、すべての従業員が入れる部屋はカード認証、重要エリアはカード認証と顔認証にするといった運用が可能です。二重認証の組み合わせや権限変更は、あとからの拡張も容易で、認証機器に規格が対応していれば、既存の社員証を流用できます。また、ライブ検出機能の搭載により、偽の指紋での認証は限りなく困難なため、機密情報を多く扱うデータセンターや研究所といった施設でも、厳重な二重認証システムを使用可能です。IP65の防水防塵なので工場の駐車場など屋外にも設置できます。二重認証による入退室管理システムは社外の駐車場の出入り管理にも貢献します。カード認証と顔認証の二重認証により、車から降りる必要なく安全に敷地内に入ることが可能です。二重認証による車両の入退室管理システムは、停止線で止まりカード認証し、カメラによる顔認証で二重認証する仕組みです。カメラとモニターを連動させると遠隔から人によって部外者でないかの最終確認ができます。カード認証と、顔認証やモニターチェックでの二重認証をクリアすると、付近のランプが点灯するなどして連動したバーが上に持ち上がり、車にのったまま通過可能です。KJTECH&KJTECH japanでは、こうした二重認証が可能な認証機器の取り扱いにより、室内外の防犯強化に貢献します。タセンターや研究所といった施設でも、厳重な二重認証システムを使用可能です。IP65の防水防塵なので工場の駐車場など屋外にも設置できます。二重認証による入退室管理システムは社外の駐車場の出入り管理にも貢献します。カード認証と顔認証の二重認証により、車から降りずに安全に敷地内に入ることが可能です。二重認証による車両の入退室管理システムは、停止線で止まりカード認証し、さらにカメラによる顔認証で二重認証する仕組みです。カメラとモニターを連動させると遠隔から人によって部外者でないかの最終確認ができます。カード認証と、顔認証やモニターチェックでの二重認証をクリアすると、付近のランプが点灯するなどして連動したバーが上に持ち上がり、車にのったまま通過可能です。KJTECH&KJTECHJAPANでは、こうした二重認証が可能な認証機器の取り扱いにより、室内外の防犯強化に貢献します。