カード認証システム

CARD RECOGNITION SYSTEM
CARD RECOGNITION SYSTEM

カード認証システムの仕組み

カード認証はクレジットカードやキャッシュカード、交通系カードなど私たちの生活のさまざまな場所で使用されています。カード認証の種類には磁気カードやICカードが存在します。磁気カードには、カードの裏面に磁気ストライプと呼ぶ黒い帯状の磁気テープが貼り付けられています。その部分には情報が直接転写されており、カード認証には磁気ストライプの部分を使用します。カード認証対応のICカードは、カード内に小さな四角いICチップが内蔵されているカードをいいます。ICチップは、CUPと記憶部(メモリー)で構成されており、CPUが内蔵されていないタイプもあります。磁気カードやICカードのカード認証を行うためには、カードリーダーが必要です。カード認証を行う場合、磁気カードは磁気ストライプの部分をカードリーダーで読み込ませて、カード認証を行います。一方ICカードはカードリーダーからの信号を受け、ICチップの情報で返答してからカード認証を行う仕組みです。近年、安全性が高いことからICカード認証の活躍の場が増えています。IC カード認証は 1970 年代に発明されて以来、金融、交通、通信、公共などあらゆる分野で導入されています。国内の金融機関においては、クレジットカードの ICカード化が本格的に開始されています。2001年にはJR 東日本のSuicaに採用され、IC カード認証が広く認知されるようになりました。カード認証を行うICカードは、磁気カードよりセキュリティ性が高いことや記憶容量が多いことが特徴です。磁気カードは、第三者から磁気ストライプに書き込まれたデータを、スキマーなどを使って不正に読み込まれるリスクがあります。一方でICカードは、カードに埋め込まれたICチップに情報を書き込まれているため、簡単に持ち出すことができないことから、安全性が高いカードといえます。カード認証に必要な情報の記憶容量においても磁気カードは78バイトとされていますが、ICカードは48キロバイトから8メガバイトと格段に容量を多く取り込むことが可能です。ICカード認証の通信を行うための方法には、接触型や非接触型、デュアルインターフェース型という3種類に分けられます。「接触型」のICカードは、ICチップのなかにCUPと、記憶部としてデータ処理用(RAM)や読み出し用(ROM)・データ編集用(EEPROM)の処理装置があり、認証や暗号処理を行う際にICチップの金色の部分でカード認証を行います。「接触型」のICチップには接続端子があり、カード認証ではカードリーダーにICカードを差し込み直接接触し記憶された情報を取り出すため、安定した通信が可能です。接触型は、確実にカード認証が行えるクレジットカードやキャッシュカードに利用されています。「非接触型」のICカードは複数の層を貼り合わせて構成されており、ICカードなかにICチップとカードの周りにアンテナ線が内蔵されています。非接触型のICカードは接触型のICチップにあるような接続端子がありませんが、カード認証には、ICカードのアンテナ線がカードリーダーの電波を利用して受取、送受信するため、近づけるだけで認証することが可能です。カード認証の際には、物理的な接触がないためカードの耐久性がよく、交通系ICカード、運転免許証などで使用されています。「デュアルインターフェース型」のICカードは、接続端子付きのICチップと非接触型のアンテナ線の2つを兼ね備えたICカードです。カード認証には接触型と非接触型の両方の通信機能を利用することができます。たとえば、接触型のクレジットカードに非接触型の電子マネーを付加するなど、利便性が高いICカードといえます。国内のカード認証で主に使用されているICカード自体の種類は、「Felica」や「MIFARE」「EM」の3種類の通信規格のカードがあります。FelicaカードはNECのType-F規格を基に、ソニーが独自に開発したカードです。Felicaカードは、SuicaやPASMOなどの交通系カードをはじめ、電子マネーのnanaco、WAON、スマートフォンのおサイフケータイなどに導入され、非接触方式に適した技術が採用されており、国内のカード認証で最も使用されている規制のカードです。FelicaカードはMIFAREカードに比べれば割高ですが、非常に高いセキュリティ性能と通信速度の早さが特徴で、さらに1枚のカードで複数のデータを読込やカード認証などの管理をすることができます。MIFAREカードは、オランダのNXPセミコンダクターズが開発した非接触型ICカードで、国際通信規格(ISO14443)に準拠し、世界的に最も多く普及しているカード認証対応のICカードです。MIFAREカードは暗号機能を標準搭載し、大量生産により比較的安価で作成できるため、日本では企業の社員証やタバコカードのTaspo(タスポ)などのカード認証に利用されています。「EMカード」はEMマリーン社が開発したICカードで、日本では入退室管理システムのカード認証として使用されることが多く、水分や金属の影響を比較的受けにくいことが特徴のICカードです。

MERIT

カード認証システムのメリット

入退室管理システムなどにカード認証システムを導入することで、さまざまなメリットをもたらします。カード認証は、建物の出入口などに設置してあるカードリーダーに、ICカードをかざすだけで手軽に認証できることがメリットです。カード認証は駅の改札口や店舗の買い物などで、多くの人が日常的に使用しているため、カード認証はほとんどの人が抵抗なく使用できる認証方法といえます。入退室管理システムに、暗証番号認証を使用している場合には数字を入力する手間がかかることや、番号を入力する時に部外者に知られてしまうリスクがあります。一方でICカード認証は、カードリーダーにICカードを近づけるだけでカード認証を行えるため、暗証番号認証より手間が少なく、登録されたカードのみで認証を行えるので防犯性が高い認証方法です。カード認証対応の入退室管理システムに従業員がもともと持っているICカードを活用すると、入退室管理システムの導入後も手続きがスムーズに行うことができ、アルバイトやパートの登録や退社したときの削除などの手続きも簡単に行えます。現在、企業などの入退室管理システムでは、ICカード認証は使いやすさや防犯性が高いことから主流の認証方法で、多くのオフィスや工場などで採用されています。カード認証対応の入退室管理システムを利用すると履歴が残り、打刻された出退勤時間のデータを勤怠管理システムに登録できます。入退室管理がタイムカードであれば、総務部が従業員の労働時間の入力や転記などに手間がかかりますが、カード認証対応の入退室管理システムで行うと、自動的に勤怠管理も登録することが可能です。またリアルタイムで労働時間を把握することができ、労働管理や給料計算などが円滑に進めることができることもメリットのひとつです。カード認証の入退室管理システムでは、パソコンなどの管理画面で権限の付与や制限を行うことも可能で、従業員の部屋の使用状況なども入退室履歴で入退室を特定することもできます。ICカード認証に利用するカードの形状は、持ち運びが容易で使いやすいことが特徴です。金属の物理的な鍵の場合は、バックやポケットの収納場所に困ることがありますが、カードはお財布などに収納しやすいことが利点です。カード認証の入退室管理システムなどに採用されているカードは、クレジットカードと同様の大きさです。クレジットカードの寸法は、国際規格で定められた縦53.98mm×横85.60mm、厚み0.76mmで統一されているため、お財布などはカードが収納しやすい大きさで作られています。ICカード認証で使用するカードもクレジットカードに準じてお財布やカードケースに収まりやすいサイズになっているため、収納がしやすく、カード紛失のリスクも防げます。社員証や入館カードを建物の出入口だけでなく、さまざまな部屋の入退室管理システムとしてカード認証を導入している企業の場合は、使いやすいようにICカードをネックストラップなどに入れて活用しているケースもあります。またICカード認証は、非接触型のため直接カードリーダーに触れることがなく、感染症予防対策としても衛生面でも有効なシステムです。カード認証においてICカードは偽造や複製のリスクが少ない点もあげられます。ICカードのセキュリティで保護されているICチップには、ICカードに必要な情報が暗号化されて書き込まれています。そのためICカード認証は、磁気ストライプが張り付いた磁気カードと比べると、偽造や情報を抜き取られるといったリスクが低いことがメリットです。さらにドアのロックに使用するICカード認証は、金属の物理的な鍵のように複製を作成することができない点も、防犯性が高いといえます。オフィスなどで入退室管理システムを導入する場合に、従業員の普段使用している社員証や交通系ICカードを、入退室管理システムのICカード認証として利用することができます。大規模の企業であるほど、新しいカードを用意する手間と大幅なコスト削減につながる可能性があります。カード認証の入退室管理システムを導入する場合は、カード認証対応のカードリーダー本体のみを購入するだけで、ICカードを準備する必要がありません。さらに従業員も複数枚のICカードを携帯する必要がないことも利点です。カード認証対応の入退室管理システム管理には、オンプレミス型のカード認証とクラウド型のカード認証があります。オンプレミス型のカード認証の入退室管理システムの場合は、初期費用にサーバー費用が含まれるため、高額になる場合もあります。一方でクラウド型のカード認証対応の入退室管理システムは、サーバー費用が含まれないので比較的安価な価格で導入することができます。よってクラウド型のカード認証の入退室管理システムは、小規模な企業や事業所が導入しやすいタイプといえます。また入退室管理システムのカード認証は、生体認証の指紋認証や顔認証に比べると初期費用を抑えることでコスト削減につながります。

CONNECTION

入退室管理システムとの連携

入退室管理システムとは、建物や部屋などの人の出入りを管理し、不正侵入を防ぐために設置するセキュリティシステムです。ソフトウェアやシステムから、本人確認が可能な監視カメラや建物の管理入退室の履歴の管理を、パソコンやサーバーの入退室管理システムで行えます。入退室管理システムにはさまざまな解錠方法があり、暗証番号認証・カード認証・生体認証・スマートフォン認証などを利用して個人を識別して解錠を行います。入退室管理システムのカード認証では、高いセキュリティ性が求められる部屋など、管理したい部屋のドアに設置し、入室や退室できる人の権限を設定することで、建物の限定された部屋やエリアなどの入退室者の制限をすることが可能です。入退室管理システムのカード認証は不正入室を防止するだけでなく、勤怠管理システムと連携することで従業員の労働時間の把握や、個人情報保護法、働き方改革関連法などの対策を施せます。2015年の個人情報保護法の改正により物理的安全管理措置対策や、働き方改革関連法の施行による労働関連法の改正の対策を講じなければならなくなり、企業では、機密情報などの情報漏えい対策や、従業員の正確な労働時間の管理が求められるようになりました。そのため、入退室管理システムと勤怠管理システムを連携して行うことが重要視されています。カード認証を入退室管理システムと連動することで、情報漏えい防止や警備員などのコスト削減など、数多くのメリットがあります。入退室管理システムはあらかじめ入退室する人を制限して、入室許可された人のみがカード認証機器で認証を行い、ドアを解錠することができます。カード認証の入退室管理システムを導入する上で最も大きなメリットは不法侵入を防止することです。たとえば、部外者に不法に侵入されてしまうと機密情報や個人情報の流出、物品の盗難などが起こる可能性があります。そのようなことが起これば、企業にとっても大ダメージで信用問題にもつながります。入退室管理システムのカード認証を導入すれば、従業員以外の不正な入室を防止することが可能で、1回のカード認証で2人以上が入退室する共連れといった不法侵入を防止するには、セキュリティゲートやアンチパスバックも有効です。入退室管理システムのカード認証を利用したセキュリティゲートは、出入口で正しく許可された人のみ通行できる仕組みになっており、個人単位で通行チェックを行うため共連れや不審者の侵入を防ぎます。カード認証の入退室管理システムのアンチパスバックとは、建物の出入口の入室記録がなく退室しようとすると解錠せず、また退室記録がなく入室しようとするとドアがロックされる仕組みです。カード認証の入退室管理システムには、アンチパスバック以外にも、監視カメラやカメラ機能が搭載されている入退室管理システムもあります。入退室管理システムのカード認証で、セキュリティ性が高いフロアやエリアには専門職社員などのみカード認証で入室権限を与えることで、エリアの入退室管理システムのセキュリティ強化を図ることができます。機密情報などを取り扱っている技術開発ブースがある企業、危険な薬品などを確保している研究所や病院などで利用されています。入退室管理システムのカード認証でさらに高度なセキュリティ性を望むのであれば、ひとつのドアにカード認証と指紋認証などの複数の認証方法で行う方法や、セキュリティ性が高い部屋と建物の出入口は、カード認証と異なる認証方法で行うことも有効です。入退室管理システムのカード認証を導入することで、オフィスなどでは物理的な鍵の管理が不要になり、鍵の紛失や鍵の締め忘れといった心配がなくなります。出入口のドアに金属の従来の鍵を使用している場合、鍵当番への鍵の受け渡しなどで鍵を紛失するリスクも考えられます。また退勤の際にドアの鍵を締め忘れてしまうと、防犯上、大変危険なことです。入退室管理システムのカード認証は電気錠を利用しているため、ドアの解錠した後は、自動で施錠されることがほとんどで、締め忘れのリスクがありません。カード認証の入退室管理システムと勤怠管理システムを連動させることで、正確な労働時間を把握することができます。タイムカード式であれば、押し忘れなどで正確な労働時間が把握できない場合がありますが、入退室管理システムのカード認証は、従業員の入退室の時間を勤怠管理として厳密な労働時間として管理することが可能です。近年、全体的なセキュリティの向上と情報漏えいの観点から、ISMS認証やPマーク(プライバシーマーク)の取得に取り組む企業が増えています。Pマークとは、個人情報の適切な取り扱いや運用する制度で、ISMS認証は、機密情報を保護する情報セキュリティ確保を認証する制度です。企業が求めているISMSや機密情報管理対策に、入退室管理システムを利用することで実践することができ、さらにISMS認証やPマークの取得は取引先からの信頼獲得につながります。

PRODUCT

カード認証システム対応リーダー

○FE-400
世界50カ国80万台出荷の世界品質を誇るKJTECH&KJTECH japanの製品である「FE-400」は、カード認証と顔認証で入退室管理システムが行える、コンパクトでスリムサイズのリーダーです。インテリア性が高いシンプルなデザインで、場所を選ばないのでさまざまな場所に設置することが可能です。FE-400の入退室管理システムの認証モードには、カード認証と顔認証及び、カード認証と顔認証の双方を組み合わせて認証を行う方法があります。たとえば建物の出入口で入室するときには顔認証を利用し、退室するときにはカード認証を利用するなど、異なるマルチな認証でセキュリティレベルの強化をできます。FE-400の入退室管理システムのカード認証は本体のカードセンサーの部分にカードをかざすだけで、高速の1秒で認証を行うことができ、対応カードにはEMPROXやMIFARE、NFCのICカード認証が行えます。FE-400の入退室管理システムの顔認証は、認識距離は最大1メートルまで認証することができ、使いやすく、AI技術適用した高度な認証精度やセキュリティレベルで、ユーザーの顔の変化でも正確に読み取ることができ、入退室管理システムの顔認証に設定できる登録数は10,000人です。またFE-400はマスクを着用していても認証、照合を行い本人と確認できます。入退室管理システムの顔認証に使用しているカメラ機能は、監視カメラの役割をして活用することもでき、受光した光をセンサーで感知するスターライトカメラを採用しています。スターライトカメラはセンサーの感度が高く、微量な光で認識できるため、夜間のような暗い場所においても、月明かりや街灯などの明かりがあればカラーで認識します。FE-400の入退室管理システムにはライブ検出が搭載されており、顔認証を行う際にマスク着用している場合であっても偽造された写真やビデオは、偽物の顔として検出されるシステムで防犯面でも優れています。FE-400の入退室管理システムのカード認証の本体のカラーには、レッド、グリーン、ブルー、ブラック、ホワイト、ブラックの6種類を取り揃えております。

○KJ-3300
「KJ-3300」は、世界最速の指紋認識速度と優れた認証力をもつ入退室管理システムの認証リーダーで、完璧なセキュリティシステムを構築しています。ドアの解錠を行うための作動モードは、カード認証、指紋認証、暗証番号認証の3種類の認証方法を搭載しています。KJ-3300の入退室管理システムのカード認証に可能なICカードは、EMPROX、INDALA、 HIDPROX、MIFARE、HID iCLASS、HID iCLASS、SE、FeliCaなど複数のカードに対応しています。社員証や交通系カードを使っている場合には、入退室管理システムのカード認証として併用して利用することもできます。入退室管理システムのKJ-3300の指紋認証の指紋登録可能数は最大50,000指とオフィスビルのエントランスや、規模の大きな工場などに利用されています。指紋認証は、どの方向に置かれた指紋でも読み取ることができる高度な認証精度で、360度の方向の指紋認識で自動検出するシステムを搭載し、瞬時に指紋を認証することができます。KJ-3300の指紋認証方法の特徴でもある真皮認証は、偽造指紋防止機能付きで偽造した指紋を迅速に検出することができ、出入り口の防犯対策や情報漏えい防止につながります。KJ-3300の入退室管理システムのカード認証では、安全で経済的なアクセス管理機能と、施設セキュリティのための、指紋認証アクセス管理機能などでの漏えい対策が可能です。ほかにもスケジュール管理機能、休日管理機能、自動ドア運用時間機能などさまざまな便利な機能が搭載されています。休日管理機能とは、休日の設定や全ての時間帯設定や曜日と連動して設定するシステムで、自動ドア運用時間機能は、入退室管理システムのカード認証リーダーで、ドアの開け閉めをする曜日や時間帯を設定することができます。KJ-3300の入退室管理システムのカード認証では、データの保存をUSBメモリーで簡単にバックアップできるので、移行手続きなどの作業がスムーズに行うことができます。また入退室管理システムのカード認証の本体では、防犯カメラや屋外ライトなどにしようされているIP65の防水機能で、屋外でも安心して使用することができます。

○KJ-3500
KJTECH&KJTECH japanの「KJ-3500」は世界最高水準の照合精度と、超高速指紋認識アルゴリズムの世界最高「0.1秒」の認証速度で、指紋認証を行う入退室管理システムのリーダーです。KJ-3500は操作しやすいタッチスクリーンを採用しており、カード認証、指紋認証、暗証番号認証の認証方法を行うことができます。KJ-3500の入退室管理システムでは、出入口や部屋にセキュリティレベルにあわせて段階的に運用モードを設定できます。建物の出入口には、カード認証方法を使用して解錠を行い、高いセキュリティ性が求められる部屋には、カード認証と指紋認証、あるいはカード認証と暗証番号認証などの組み合わせで認証を行うことで、防犯性が強化されます。KJ-3500のカード認証の入退室管理システムは、雨や風に強く屋外での使用に適した防水性と防塵性のレベルが高いIP65対応 になっております。KJ-3500の入退室管理システムのカード認証を行うマルチカードリーダーにはMIFARE、EMPROX、HIDPROX、HID iCLASS、INDALA 、さらに国内で多く普及されているFeliCaもオプションで利用することが可能です。KJ-3500は、入退室管理システムのカード認証にはアクセス管理、勤怠管理、入室管理などの多彩な管理機能が搭載されています。KJ-3500の入退室管理システムの指紋認証は、指紋を光源からの光の反射で指の凹凸部分を検出する、高解像度500DPIの光学センサーを採用しており、2次元的な画像として認証を行う方法を採用しています。オプションでマルチスペクトル画像センサーの真皮認証にバージョンアップすることが可能です。真皮認証とは表皮の下の真皮の部分で認証を行う方法で、一般的な指紋認証は指紋の汚れや水分が付着していると認証がしにくいことがありますが、真皮認証は指紋の状態に左右することなく認証を行うことができます。そのため、食品加工工場や施設などの水濡れが多い職場などに最適な認証方法です。KJ-3500の入退室管理システムの暗証番号認証は、本体のタッチパネル式に事前に登録した好きな数字の番号をナンバーキーに入力することで認証、照合を行い、ドアを解錠します。

CARD SYSTEM UTILIZATION

カード認証システムの活用シーン

KJTECH&KJTECH japanの「FE-400」は、オフィスやビルのエントランスなどの幅広い領域で活用されています。オフィスでの不審者の侵入や情報漏えい、盗難などを防止するために、入退室管理システムのカード認証を導入しています。建物の出入口だけでなく、各部屋の入室者のアクセスの設定などにも、入退室管理システムのカード認証が採用されています。入退室管理システムの認証方法には、社員はICカード認証の社員証、訪問者はICカード認証の貸出証を認証リーダーにICカードにかざして、入退室することもできます。ICカードを複数枚持ち歩くのではなく1枚のICカードに集約して、オフィスの出入口や各フロア、各部屋の入退室の管理、ならびに出入口や各部屋の正確な入退室の時間を管理できます。企業情報や個人情報の漏えいを防止するために、サーバールームやセキュリティルームには、カード認証に加えて顔認証をしなければ入室できない設定を行うことで、高度なセキュリティが実現できます。FE-400のカード認証の入退室管理システムでは、勤怠管理の連携により入退室ログで正確な在社時間に基づく勤怠管理や、労務管理を行い、さらに社員の残業時間や休憩時間などを把握することで、作業効率が大幅に改善することが可能です。病院や研究所などでも入退室管理システムにKJTECH&KJTECH japanの「KJ-3500」のカード認証が導入されています。人命にかかわる医療現場では、セキュリティ面での安全性の確保、さらに患者情報などの漏洩や薬品庫などへの厳密な入室管理も徹底しなければなりません。このような個人情報や薬品を保管している部屋に、誰でも入室できるセキュリティ体制では安全とはいえません。不正侵入や薬品の不正な持ち出しなどを防ぐために、入退室管理システムのカード認証を活用できます。新生児室や個室にも入退室管理システムのカード認証で入室制限を設けることで、個人の安全性を確保することができ、不審者侵入の抑止となります。実験室や研究所では、機密書類の管理や物理的なモノの持ち込みや持ち出しの制限などのセキュリティ対策を目的としたカード認証の入退室管理システムが必要です。外部から入室にはKJ-3500の入退室管理システムの非接触型ICカード認証と、暗証番号認証を兼ね備えたマルチ認証を利用することで、一定のセキュリティレベルを確保できます。休日や労働時間外には、カード認証の入退室管理システムのスケジュール管理機能で、休日や労働時間外はドアが施錠されるように設定することで、休日の不法侵入を防止します。近年、オフィス環境を共有するコワーキングスペースやシェアオフィスが増えています。KJTECH&KJTECH japanの「KJ-3300」の入退室管理システムのカード認証を導入する場合のメリットは、利用者の入退室履歴の把握がしやすいことや、セキュリティ対策の強化、人件費の削減などがあげられます。コワーキングスペースやシェアオフィスの管理者は、カード認証の入退室管理システム利用者の入退室履歴で把握できるため、誰がどの部屋を利用しているかも確認が可能です。定期的な貸し出しやドロップイン(一時的)な貸し出しも、カード認証の入退室管理システムの管理画面上で、入室空き情報が表示されるため把握しやすく、貸し出しの受け入れの判断がしやすくなります。コワーキングスペースやシェアオフィスは不特定多数の人が入室するため、利用者が安心して使用できるように、入退室管理システムをカード認証で部外者に入室を制限することが可能です。コワーキングスペースやシェアオフィスの管理者は利用者の申し込みや、入退室の受付及び支払などの対応が必要になります。KJ-3300のカード認証の入退室管理システムを導入することで、業務を半自動化することで人件費の削減にもつながります。