コラム
COLUMN
事務所の入退室管理システム導入には指紋認証リーダーKJ-3400F
多くの機密情報や個人情報などを保管している事務所内では、適切な情報管理が必要です。万が一、部外者や内部不正による情報漏洩や物品の盗難などが発生した場合には、甚大な被害を受けることになりかねません。こうしたトラブルを未然に防ぐためには、事務所内部の安全を強化する入退室管理の構築が大切です。スリムサイズで設置の容易なKJ-3400Fは、認証精度が高く事務所のセキュリティ対策に適しています。精度の高い本人確認と正確な入退室記録を残すKJ-3400Fで、事務所内部の安全を強化します。
◎事務所における入退室管理システムの構築
事務所のセキュリティ対策に求められる課題のひとつに、情報漏洩の防止があります。情報漏洩が起こる原因には、なりすましや共連れの不正侵入だけでなく内部による不正行為などがあげられます。部外者の侵入や内部の不正行為から起こりうる情報漏洩は、企業における社会的信用の失墜にもつながりかねません。問題を回避するにはトラブルが発生した際に、どれだけ迅速な対応ができるのかにかかっています。トラブルを回避するためにも、事務所内では適切な管理体制を整えておく必要があります。事務所へ「いつ、誰が」出入りをしたのかを正確に記録できる入退室管理は、トラブルが起こった際の原因究明にも有効です。複数箇所の事務所に入退室管理システムを構築している場合でも、一元管理が可能であれば事務所の「どこ」で問題が発生しているのかを早期に発見できます。なりすましや共連れの強化もできる入退室管理の導入は、事務所のセキュリティ対策において重要なポイントです。セキュリティ性能の高い入退室管理であれば、なりすましや共連れといった事務所への不正侵入を未然に防ぎます。事務所で求められるセキュリティ対策が可能な入退室管理を導入するためには、企業が保持する資産の把握や従業員の導線確認など事前準備が重要です。事前準備を行わないまま入退室管理の導入を行うだけでは、事務所のセキュリティ強化は図れません。外部に流出しては困る情報資産を事務所のどこで管理するか、エリアごとに区切ることも大切です。事務所が求めるセキュリティレベルにあわせて、エリアを区切ることをゾーニングと呼びます。機密情報や重要情報を保管するエリアでは、高度なセキュリティ対策が求められます。反対に一般従業員が頻繁に出入りする部署には、高レベルのセキュリティ対策は必要ありません。事務所内で出入りの多い場所に高レベルの入退室管理を設置すると、かえって不便になる可能性があります。従業員が快適に業務へ従事できる環境を整えるためには、どのような入退室管理を事務所に施行したら良いか専門業者に相談することも大切なポイントです。セキュリティレベルに応じてゾーニングすることは、適切な情報セキュリティ対策の実施につながります。セキュリティレベルの高いエリアに一般従業員が自然に出入りできない設計を施すことによって、共連れ対策の強化を図ります。
◎事務所の共連れ対策を強化する入退室管理システム
事務所の入退室管理で共連れ対策を行うには、高レベルのセキュリティ対策が施されたエリアへ簡単に近づくことのできない導線の確保が求められます。しかしそれだけでは、事務所に強固な共連れ対策ができているとはいえません。故意的に不正な入退室を行う共連れは、1回の認証で2名以上が出入りすることを示しています。これにより入退室権限をもたない人物が、不正に事務所へ出入りするのを許してしまう行為です。万が一、共連れによって部外者が事務所内に侵入したとしても、簡単には退室できない仕組みをつくる方法があります。アンチパスバックやグローバルアンチパスバックと呼ばれる共連れ対策は、事務所に設置する入退室管理とあわせて設計することが可能です。アンチパスバックはひとつの扉に対して、共連れ対策を行います。部屋への出入りを行うには扉の外側と内側に設置された認証機器を用いて、正しく認証を行わなければなりません。アンチパスバックは外側に設置した認証機器によって記録された入室記録をもとに、退室できる仕組みです。反対に正しく退室記録が残されていなければ、再度入室をすることはできません。入退室権限をもたない人物が扉の開閉時に事務所へ侵入してきた場合、その人物は正しい認証記録をもたないため部屋から出られず立ち往生する結果となります。さらにこのアンチパスバックをレベルアップした方法が、グローバルアンチパスバックです。グローバルアンチパスバックは複数箇所の扉を連携することにより、共連れ対策を強化します。複数箇所の扉を連携して行うグローバルアンチパスバックでは、目的の部屋にたどり着くまでに複数回の認証動作が必要となります。たとえば、事務所のセキュリティエリアに、【扉1】があるとします。【扉1】へ入った先に【扉2】があり、【扉2】へ入った先に【扉3】がある場合、それぞれの扉で入室記録を残さなければなりません。同様に退室する際も順番通りに退室記録を残さなければ、部屋から出られないといった仕組みです。事務所の入退室管理に監視カメラとあわせた共連れ対策を構築していれば、見慣れない人物の特定がスムーズに行えるだけでなく犯人を取り逃がすこともありません。内部不正の抑制にもつながるアンチパスバックやグローバルアンチパスバックは、事務所のセキュリティ対策強化に役立ちます。
◎事務所の入退室管理に指紋認証を選ぶメリット
入退室管理システムを用いて本人確認を行う手段には、暗証番号やカード認証だけでなく顔や指紋データを活用した生体認証などさまざまな方法があります。これらの異なる認証方法を組み合わせた二要素認証で、セキュリティ対策を行う入退室管理も存在します。二要素認証は2つの異なる要素を組み合わせるため、セキュリティ対策の強化に効果的です。これまでに多く活用されている暗証番号やICカードを用いた認証方法は、単体で入退室管理に導入すると突破される恐れがあります。暗証番号のように知識として記憶しておく必要のある方法は、定期的な番号の変更により管理が煩雑になる可能性があります。また暗証番号をメモしておいた用紙の紛失や盗難が、起こらないとも限りません。入退室管理を行う暗証番号の流出は、事務所内の安全を脅かす原因にもつながります。同様にICカードを用いた認証方法は、不正な貸し借りや他人への譲渡によってなりすましが発生する恐れがあります。なりすましによる事務所への不正侵入が日常的に繰り返されてしまうと、セキュリティに対する意識の低下にもつながりかねません。事務所が保管する情報の流出は、こうした些細なことから発展するリスクを抱えています。一方、顔データや指紋データを用いた生体認証では盗難や紛失のリスクがなく、他人への不正な譲渡もできないため事務所の入退室管理に適した方法といえます。情報セキュリティ対策として、事務所の入退室管理に生体認証を導入する企業も年々増加傾向にあります。生体認証のなかでも指紋認証は、比較的導入コストが抑えられるため人気のある認証方法です。指紋の形が他人と一致することは極めて稀なケースとされており、精度の高い認証機器であれば指紋の稀な一致を回避する性能も搭載されています。指紋は、成長による経年変化の影響を、ほとんど受けることがありません。そのため指紋データを入退室管理システムに登録してしまえば、長期運用が可能になります。指紋認証は物理的な鍵を使用しないことから個人による鍵の管理も必要ないため、盗難した鍵で不正侵入されることもありません。入退室管理に導入する認証方法は、事務所が保持する機密情報が漏洩しないようにするためにも、慎重に選ぶ必要があります。KJ TECH japanが販売するKJ-3400Fは世界水準での認証レベルを誇っており、国際規格でもある情報セキュリティ対策に準じた製品です。事務所の入退室管理に有効なKJ-3400Fは、指紋認証とカード認証に対応しています。この2つの認証方法を連携して入退室管理ができるKJ-3400Fは、事務所のセキュリティ強化に役立ちます。
◎事務所の入退室管理に適した指紋認証リーダーKJ-3400F
世界水準のセキュリティレベルを誇るKJ-3400Fは、高性能な機能はそのままに日本仕様の設計となっています。シンプルなデザインで構成されたKJ-3400Fは、日本の市場でも使い勝手の良い認証リーダーです。KJ-3400Fでは指紋認証とカード認証に対応しており、高レベルの認証精度を備えています。そのため事務所内のセキュリティレベルが高い場所に、精度の高い指紋認証とカード認証を組み合わせた二要素認証の構築も可能です。500DPIの光学センサーを用いて実施される指紋認証は、世界最速の認証スピードで行われます。5,000個登録できるKJ-3400Fは、指紋を0.1秒で読み取るため、認証の際に多くの時間を要しません。時間管理を重視する事務所内で精度の高い指紋認証ができるKJ-3400Fは、快適な入退室管理を実現します。完全日本仕様のKJ-3400Fは、シルバー/ブラックの2色展開で、事務所の雰囲気にあわせた導入が可能です。事務所の入退室管理に用いられるKJ-3400Fはスリムサイズに設計されているので、設置のために広い場所を確保する必要がありません。アンチパスバックやグローバルアンチパスバックの構築ができるKJ-3400Fは、事務所のセキュリティを強化します。KJ-3400Fは、防水・防塵のレベルがIP65となっているため、事務所の外側扉に設置できます。1.8インチカラーのディスプレイを搭載したKJ-3400Fは、正確な日時を示すだけでなく、アクセス制御の構成も可能です。KJ-3400Fは事務所が稼働しない休日や夜間帯などに人が出入りしないよう、アクセス制御の構成もできるため人的ミスの要因になりがちな鍵の閉め忘れなどがありません。事務所が抱える入退室管理の課題にKJ-3400Fを用いることは、セキュリティに対する従業員の意識向上にも役立ちます。盗難や紛失のリスクが極めて低い指紋認証によって構築する入退室管理は、事務所の安全性を高めます。
◎事務所の入退室管理システムにKJ-3400Fを導入した事例
事務所のあらゆるシチュエーションに設置しやすいKJ-3400Fは、共連れやなりすましによる不正侵入防止に最適です。鍵の盗難や紛失といったトラブルも回避できる指紋認証で、事務所のセキュリティ対策を強化します。
○コンサルティング会社の事務所
指紋認証に対応したKJ-3400Fを、事務所の入退室管理に導入しました。事務所では、多くの個人情報を保管しているため、断固として部外者の不正侵入を防がなければなりません。指紋認証は、鍵の紛失や盗難のリスクが極めて低いことから、セキュリティの強化に最適と判断しました。アンチパスバックの設計も可能なKJ-3400Fで、共連れ対策の強化も行っています。シックなデザインを基調とした事務所内には、完全日本仕様であるブラックモデルのKJ-3400Fを設置しています。スリムサイズで事務所にも馴染みの良いデザインのため、際立って目立つこともありません。事務所の景観を損なうことなくセキュリティレベルの向上に効果的なKJ-3400Fは、堅牢性のある入退室管理として重要な役割を果たしています。
○システム開発会社の事務所
事務所内にはサーバールームやシステム開発を行う部署、一般従業員が出入りする部署など多くのエリアが存在しています。エリアによってセキュリティレベルが異なるため、場所に応じた入退室管理を行わなければなりません。そこで各エリアのセキュリティレベルにあわせた入退室管理に、KJ-3400Fを導入しました。事務所のなかでも、高レベルでのセキュリティ管理を必要とするエリアには、指紋認証とカード認証を組み合わせた入退室管理を実施しています。セキュリティエリアには一般従業員が出入りしないよう、導線の確保と共連れ対策にグローバルアンチパスバックの設計も行いました。KJ-3400Fの導入に伴い事務所で管理する情報資産を明確にできたため、快適な業務体制を整えることができました。
◎まとめ
機密性の高い情報管理が求められる事務所では、防犯性に優れた入退室管理の構築が大切です。社会のデジタル化が加速するなか、事務所のセキュリティレベルを強化する入退室管理の需要は、年々高まりつつあります。事務所で管理する物品の盗難や情報漏洩などが起こらないよう対策するためにも、適切な管理体制整えなければなりません。認証精度の高い指紋認証ができるKJ-3400Fは、事務所のセキュリティ向上に役立ちます。事務所のセキュリティ強化に入退室管理の導入をご検討の際には、KJ TECH japanまでお問い合わせください。