コラム

COLUMN
  • ホーム
  • コラム
  • 指紋認証・暗証番号認証・カード認証搭載の指紋認証リーダーKJ-3300

指紋認証・暗証番号認証・カード認証搭載の指紋認証リーダーKJ-3300

生体認証のひとつである指紋認証は、高度なセキュリティ対策が実現できることから、多種多様な分野で注目されています。オフィスなどで、個人情報や機密情報が保存されているエリアの入退室管理の導入にも、指紋認証以外の認証方式と組み合わせることで、よりセキュリティレベルの向上に貢献できます。KJ-3300の指紋認証リーダーは、最速認証を誇る指紋認証とカード認証、暗証番号認証を組み合わせるなど、多彩なアクセスモードに対応します。
 
◎指紋認証KJ-3300の特徴
指紋認証リーダーのKJ-3300は、世界最速の指紋認証速度と、オプションで真皮を利用して指紋認証を行う真皮認証(マルチスペクトル イメージング センサー)の、画期的な技術で完璧なセキュリティシステムを構築できます。KJ-3300の指紋認証方式には、認証精度や速度が高い500 DPIの光学センサーで認証、照合を行い、360度のあらゆる方向から指紋を認識し自動的に検出します。指紋認証はスピーディーに0.1 秒で 2,000 個の指紋を読み取り、当社実績による数値の照合率は 95%以上で、指紋登録可能数は最大50,000指まで行うことが可能です。KJ-3300の指紋認証方法を真皮認証にグレードアップすると、さらに高度な認証精度で、不正認証などによるなりすましを防ぐことができます。KJ-3300の真皮認証(マルチスペクトル イメージング センサー)は、指の表皮のさらに下にある真皮の部分を利用して指紋認証を行う方法です。従来の指紋認証では指の汚れや乾燥といった場合に認証が難しい課題を、問題なくクリアできることが真皮認証の最大の特徴です。KJ-3300の真皮認証は、表面下の特性を特徴付けることで、偽造などを迅速に検出できます。指紋認証リーダーのKJ-3300のモニターには、日付、時刻、ユーザーガイドなどの詳細情報を表示し、2.8インチのカラーディスプレイでタッチ キーパッドを採用しています。KJ-3300の指紋認証リーダーは、指紋認証のほかにもカード認証や暗証番号認証と併用することが可能で、カード認証には、社員証や交通系ICカードなどのMIFARE、FELICA等の各種のRFカードの認証を行います。指紋認証リーダーのKJ-3300の防水機能は、屋外設置にも最適なIP65を搭載しており、台風などのあらゆる方面からの雨や塵埃の侵入を防止します。KJ-3300の指紋認証リーダーは、安全で経済的なアクセス管理と、施設セキュリティのための指紋認証での入退室管理が可能です。企業の場合、出入口にKJ-3300の指紋認証リーダーを設置すると、従業員の入退室のログデータをもとに、入退室管理システムに50万件のログを履歴として残すことができます。また、KJ-3300の指紋認証リーダー内のデータ履歴を、USBメモリーでバックアップも簡単に行うことが可能です。KJ-3300の指紋認証リーダーは、既存の出入口に新規に構築することや、既存に構築された入退室管理システムや勤怠管理システムに連携することも容易なほか、言語は日本語、韓国語、英語などグローバルな多言語の対応が可能です。指紋認証は、従来の入退室管理のタイムカードに比べると、用紙などのコストがかからないことから、KJ-3300の指紋認証リーダーは長期的なことを考えると、コスト削減効果があります。
◎入退室管理に指紋認証が選ばれる理由
入退室管理に利用されているロック解除方法には、暗証番号、ICカード、指紋認証などのさまざまな認証方法がありますが、指紋認証の入退室管理システムが選ばれる理由のひとつは、高いセキュリティレベルを実現できることです。指紋認証は、顔認証や虹彩認証等の生体認証のひとつで、本人の体の一部を鍵として利用します。認証には個人の指紋の線が途切れている点の端点や、線が分かれている部分の分岐点である特徴点を利用する照合方式が一般的です。その特徴点を認証して本人と確認するため、なりすましによる不正認証が困難なことから、セキュリティ性が高い認証方法といえます。オフィスにおいて、機密書類が保存してある部屋やサーバー室などでは、入退室する人を制限する必要があり、指紋認証で高度なセキュリティ対策を講じることができます。指紋認証の入退室管理システムは、高いセキュリティレベルと同様に利便性が高いことも選ばれる理由です。入退室管理システムの認証方法として、生体認証以外の代表的な認証方法には暗証番号やIDがありますが、設定した番号を記憶しなければなりません。暗証番号やIDを忘れてしまうと再発行手続が必要で、運用するまでに時間を要するため、業務に支障が起こることもあります。一方で、指紋認証はIDなどを記憶することもなく、利用者本人が認証リーダーに軽く触れるだけで通行できることから、利便性に優れている認証方法です。指紋認証は、個人の指紋の特徴を利用した認証方法で、指紋は一生変化することがないといわれています。指紋は経年変化の影響を受けにくいため、長期的に利用する場合も使いやすい認証方法で、1度データを登録すると、再度登録することがなく入退室管理システムを長期間運用しやすい認証方法です。指紋認証は、パスワードや物理的な鍵が不要です。暗証番号を忘れたり、ICカードを置き忘れたりするとログインできないリスクがありますが、指紋認証は認証に物質的なツールが必要ないことから、金属製の鍵やカード紛失による外部流出や、第三者による悪用のリスクを大幅に低減できます。入退室管理システムに指紋認証を導入する際には、注意点もあります。指紋認証は指の指紋を利用するため、指紋認証技術によっては、認証を行う際に手の荒れや乾燥、あるいは指の汚れといった、手の状態で指紋認証の読み取りに影響を及ぼすことがあります。KJ-3300のオプションである真皮認証は、表皮の下の真皮で認証するため、手の表面変化があっても認証することが可能です。指紋認証は、指先に怪我をしている場合、指紋が読み取れないことがあります。指紋認証では指紋の細く浮き上がっている線を読み取るため、怪我で指紋の一部が欠けてしまった場合は認証できなくなる可能性があります。触れた箇所に指紋が残ってしまう場合、指紋が盗まれ、指紋認証で悪用され不正利用されてしまうケースがあります。指紋の照合精度が高く不正を見抜ける製品を導入することも効果的な手段です。
 
◎KJ-3300のカード認証の仕組み
KJ-3300のカード認証は、カードセンサー部分にICカードをかざすことで、出入口が解錠される認証方法です。ICカードには、ICチップが埋め込まれており、ICカードをカードセンサー部分にかざすと、電波で情報のやり取りをし、個人の入退室の記録を残せる仕組みになっています。ICカード認証は、企業などの入退室管理システムの出入り口の認証方法などに活用することも多く、ICカードを持っていなければ入室ができないため、セキュリティレベルの高い認証方法です。企業では、ICカード付き社員証を既に使用しているのであれば、そのまま入退室管理システムのICカード認証として利用することも可能です。また交通系カードを利用して通勤している従業員が多い場合でも、そのカードを利用することが可能となります。現在でも多くの企業が入退室管理システムにカード認証が採用されています。カード認証のカードをかざす行為は、日常的に使用していることから、運用や登録がイメージしやすく、安心感がある認証方法です。一方でICカード認証は、ICカードさえ持っていれば、誰でも認証可能なことが問題点になるケースもあり、ICカードの貸し借りや盗難や紛失などで不正入室されてしまうリスクがあります。サーバー室のような重要な部屋がある場合には、ICカード以外の認証方法と組み合わせることや、監視カメラとセットで運用することも有効です。
◎KJ-3300の暗証番号認証と二重認証
KJ-3300の暗証番号認証は、操作用のタッチボタンで認証を行います。暗証番号は、あらかじめ登録しておいた4~6桁程度の番号を入力することで個人を認証する仕組みです。正しい暗証番号を入力しなければ、ロックを解除することができません。暗証番号認証は身近なところでは、銀行のATMや、マイナンバーカードなどの多様なシーンで活用されています。物理的な鍵やICカードのように持ち歩く必要がないことが、暗証番号認証のメリットです。暗証番号なので鍵の管理もしやすく、認証装置を揃える必要がないので初期費用を抑えることができます。その反面、暗証番号を知られてしまうと、不正入室される可能性があり、ほかの認証方法と組み合わせることや、定期的な暗証番号の変更することで、防犯性の強化の図ることが可能です。KJ-3300の操作モードには、指紋認証、カード認証、暗証番号認証が搭載されています。操作モードには、さまざまな認証の組み合わせで扉の開閉を行うことが可能です。すべての認証方法のアクセスを許可するモードは、指紋認証、カード認証、暗証番号認証の、どの認証方法でも入退室できるため、利用者にとって利便性が高いモードになります。KJ-3300にひとつの認証方法を利用する場合は、指紋認証のみ許可するモードや、カード認証のみ許可するモードで運用することも可能です。指紋認証、もしくは暗証番号認証のみ許可するモードや、カード認証、もしくは暗証番号認証のみ許可するモードは、組み合わせたどちらの認証方法でも入退室が可能となります。またKJ-3300には、カード認証と指紋認証でアクセスできるモードや、暗証番号認証と指紋認証でアクセスできるモードは、入室の際には二種類の認証方法を行わないと入退室できない二重認証方法で、厳重なセキュリティが求められる部屋に適しています。指紋認証リーダーKJ-3300のマルチ認証は、多様な用途に合わせて運用の操作モードを選べることが利点です。
 
◎指紋認証リーダーKJ-3300の活用シーン
指紋認証リーダーのKJ-3300は、最速の指紋認証とセキュリティレベルが高いことから、企業をはじめ、施設や病院等のさまざまなシーンで導入されています。
 
○シェアオフィスの出入口
シェアオフィスは、ひとつのオフィスに複数の企業や個人がシェアして、さまざまな人が入退室するため、安全かつ効率的な入退室管理が必要になります。シェアオフィスのドロップインの利用者は入退室するたびに手続きをしなければなりません。KJ-3300の入退室管理システムを導入した場合、はじめに指紋認証登録すれば、毎回面倒な手続きをすることなくスムーズに入退室することが可能です。KJ-3300はシェアオフィスの運営においても、利用者の入退室履歴を把握することができることから、セキュリティ対策を強化しつつ、業務負担を大きく減らすことも利点です。
 
○病院の薬品管理室
病院内には治療に使用する薬品を管理する部署があり、薬品のなかには睡眠薬や麻薬など危険な薬品も保管されているため、外部・内部の人間による不正な薬品の持ち出しを防止する対策を検討しなければなりません。KJ-3300の入退室管理システムは、認証の登録を行うと入退室する際に、個人の履歴を残すことができます。たとえば、薬品管理室でトラブルが発生した場合、いつ、誰が部屋に入室したのか、入退室管理システムの履歴をもとに確認や検証などの材料にすることもできます。KJ-3300の指紋認証リーダーは、薬品管理室の関係者のみ入室の権限を与え、指紋認証にカード認証を加えるなどの二重認証で、扉のセキュリティレベルを高められます。
 
○商業施設の従業員の出入口
商業施設では、不審者の入館を防ぐために徹底した入退室管理が欠かせません。KJ-3300の入退室管理システムの指紋認証リーダーを導入すると、一部の施設や特定のエリアにおいて従業員のみが入れるようにしたり、指定時間内のみ入館できるようにしたり入退室の制限をかけることも可能です。また、入退室の際に、1回の認証で2人以上入室する共連れを防止するために、KJ-3300の入室記録がないと退室できないアンチパスバック機能を利用することで、入退室のセキュリティの強化を図ることができます。
◎まとめ
指紋認証は、唯一無二の個人の情報である指紋を利用して認証を行うため、なりすましや不正侵入が難しく、セキュリティ性が高いことから、銀行や空港の本人確認などにも使用されています。KJ-3300は、最速の認証速度と高度なアルゴリズムを採用した高品質な指紋認証リーダーです。入退室管理システム対応の指紋認証リーダーの導入をご検討の際は、KJ TECH japanにお気軽にお問い合わせください。

KJTECH製品情報
導入実績
資料ダウンロード
KJTECH製品のお問い合わせ