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入退室管理で99.99%の認証率を誇る指紋認証の仕組み

暗証番号の管理や物理的な鍵を携帯する必要のない指紋認証は、指先ひとつで本人確認ができる認証方法です。認証率の高い指紋認証で構築された入退室管理は、利便性に優れているだけでなく建物の安全性を高めます。KJ TECH japanの入退室管理システムでは、場面に応じた管理システムが構築できるよう、さまざまなタイプの指紋認証リーダーを展開しています。なかでも、KJ-3500シリーズはKJ TECH japanを代表する指紋認証リーダーで、認証率99%を誇る入退室管理機器のひとつです。
 
◎入退室管理システムに用いられる指紋認証
指紋認証は指先の末節部にある渦巻き状の紋様を用いた生体認証のひとつであり、古くから認知されている認証方法です。日本では1908年(明治41年)に指紋法が導入されて以来、警察や公的機関での個人を特定する手段として指紋認証が活用されています。指紋は、生涯変わることのない個人情報であり、ふたつとして同じものはないため、正確性の高い本人確認が可能です。複雑な紋様で構成された指紋を偽造することは、容易でありません。複製が困難な指紋によってセキュリティの向上を図る指紋認証は、厳密な入退室管理システムの構築に役立ちます。個人情報や機密情報などを扱う企業や施設の入退室管理に導入する認証システムには、安全性の高い方法を選択する必要があります。万が一、重要な情報漏洩や不正侵入が発生した場合には入退室管理のセキュリティレベルを問われるだけでなく、社会的信用を失いかねません。防犯性のある指紋認証で構築された入退室管理システムは、なりすましによる不正侵入を防ぎます。身体的特徴を用いた指紋認証は、自主的な管理が必要ないため鍵の紛失や暗証番号の漏洩などを防ぎ、セキュリティ性の高い入退室管理を構築できます。鍵の盗難や紛失のリスクが極めて低い指紋認証で構築された入退室管理は、トラブルによる鍵の再発行も不要です。建物を管理する側の業務負担軽減にも役立つ指紋認証は、入退室管理に適した認証方法といえます。指紋は経年劣化に影響を受けることがなく、1度の登録で長期的な運用が可能です。そのため指紋認証を用いた入退室管理は、コストパフォーマンスにも優れた管理システムといえます。
◎識別力の高い指紋認証の種類
指紋を読み取る認証方式には、静電容量方式、光学方式、超音波方式の3種類があります。指紋認証は、いずれかの方式を用いて構築されています。静電容量方式は電子機器や入退室管理などの指紋認証にも、多く採用されている認証方式です。微弱の電極が埋め込まれた指紋センサーに触れることによって、指紋の凹凸を検出します。指表面から出るわずかな汗は電解質を含んでおり、凸部分に反応した電荷量をマッピングすることで指紋認証される仕組みです。光を照射して指紋の凹凸を検出する光学方式では、2D画像にした指紋データで指紋認証を行います。ディスプレイ内部に搭載できる光学方式の指紋認証は、一部のスマートフォンにも採用されており、比較的コストを抑えた導入が可能です。しかし指紋のかたちを光の反射で読み取る光学方式は、指表面の状態によって精度に差が出るため認証速度に時間を要する場合があります。そのため光学方式の指紋認証を導入する場合は、状況に応じた検討が必要です。超音波の跳ね返りによって指紋を立体的に検出する超音波方式は、最先端の指紋認証技術です。認証精度が非常に高く識別力のある認証方式として、認知が広がっています。超音波方式は指表面の状態に左右されることのない精度を備えており、乾燥した指や水に濡れた状態でも認証に問題はありません。ほかにも偶然に指紋が一致するのを防ぐため、リレーションと呼ばれる認証技術があります。リレーションは、指紋に存在するふたつの特徴点間を横切る隆線の本数を読み取ることで、指紋認証の精度を高めます。
 
◎指紋認証で構築する入退室管理システムを選び方 
部外者による不正侵入の防止や従業員の勤怠管理、管理者側の業務効率化など、入退室管理システムに指紋認証を導入する理由はさまざまです。単に指紋認証を導入するだけでは、セキュリティ性のある入退室管理が構築できているとはいえません。指紋認証には指先のわずかな汗に反応した電荷量で指紋を検出する方法もあれば、光の反射量で指紋を読み取る方法や超音波によって指紋を立体的に検出する方法もあります。なかには、指紋認証のみに対応した認証リーダーや指紋認証以外の方法を組み合わせた、二重認証が可能なものもあります。単一認証のみで構築した入退室管理システムだけでは、防犯性に優れているとは限りません。セキュリティ性のある入退室管理を構築するには、求められるレベルに応じた入退室管理の選択が必要です。KJ TECH japanのKJ-3500シリーズは、指紋認証以外にもカード認証や暗証番号を組み合わせた二重認証によって、防犯性の高い入退室管理システムが構築できます。指紋認証率99%を誇るKJ TECH japanの認証リーダーで構築された入退室管理システムは、なりすましによる不正侵入を許しません。さらに真皮認証へのバージョンアップが可能な指紋認証リーダーであれば、指表面の状態に左右されることのない入退室管理を実現できます。複数の波長をあわせた電磁波を用いて真皮層の紋様を読み取る真皮認証は、指の乾燥や汚れにも影響を受けないためスムーズな入退室管理の構築が可能です。入退室管理システムの構築に指紋認証を導入するメリットは、生体認証のなかでも比較的低コストで導入できる点にあります。KJ TECH japanが提供する認証率99%の指紋認証で構築された入退室管理システムは、費用対効果に優れているだけでなくセキュリティレベルの向上にも貢献します。ISO27001に則ったKJ TECH japanの入退室管理機器は、国際的規格である情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の取得にも最適です。不正侵入を防ぎ、建物の安全を守る入退室管理システムの構築は、企業における社会的信用の向上にもつながります。
 
◎入退室管理システムにおける指紋認証KJ-3500シリーズ
KJ-3500シリーズには、真皮認証にバージョンアップ可能なKJ-3500Fや、操作のしやすいタッチ式キーパッドが特徴のKJ-3500Hがあります。指紋認証に対応したKJ-3500は、ほかにもカード認証、暗証番号認証が可能です。異なるふたつの要素を組み合わせた二重認証によって、堅牢性のある入退室管理システムが実現します。KJ-3500は2,000個の指紋を0.1秒で読み取るだけでなく、99%と非常に高い水準での認証率を誇っています。KJ TECH japanの指紋認証はひとつの指で指紋データを3回登録するため、認証時に多少指がずれても問題ありません。指紋認証の誤認率を示すFRR(本人拒否率)は0.01%となっており、FAR(他人受け入れ率)は0.00001%と極めて低い点もKJ-3500の特徴です。最大50,000個の指紋が保存可能な入退室管理機器KJ-3500は、輝度の高い500DPI光学センサーを採用しており指紋認証の精度を高めています。世界最速の認証速度を誇る入退室管理機器KJ-3500は、精度の高い認証リーダーとして世界中に導入されています。KJ-3500の大きさはいずれも、143mm×143mm×40mmで構築されておりIP65規格のため屋内外問わず設置可能です。1.3メガピクセルのカメラが内蔵されたKJ-3500では、認証時の様子を画像データで履歴を残せるオプション機能が搭載されています。画像データとあわせた認証履歴が確認できるKJ-3500は、トラブル発生時の状況把握にも有効な入退室管理システムを構築します。
○指紋認証リーダーKJ-3500Fの特徴
KJ-3500Fに搭載された4.3インチの液晶カラーディスプレイは、直感的操作が可能なタッチスクリーンになっています。操作する画面が見やすいKJ-3500Fは、液晶テレビやパソコンにも多く採用されているTFT(薄膜トランジスタ)が搭載されており、クリアな表示に加えてスムーズな操作が可能です。オプションによって真皮認証へのバージョンアップした入退室管理が構築できるKJ-3500Fは、指先の状態に左右されることがありません。認証精度の高いKJ-3500Fで構築する入退室管理システムは、なりすましによる部外者の不正侵入を防ぎます。指が水に濡れている場合や乾燥した状態でも、迅速かつ正確に認証を行うKJ-3500Fは、保育現場や介護施設、工場などさまざまな場面での入退室管理にぴったりです。
 
○指紋認証リーダーKJ-3500Hの特徴
指紋認証に対応したKJ-3500Hの特徴は、タッチキーパッドがあらかじめ表示されている点です。認証機器本体にキーパッドが表示されているため、入退室管理の設定操作に迷うことがありません。本体に表示されたタッチキーパッドが特徴のKJ-3500Hでは、暗証番号と指紋認証を連携した入退室管理の構築にも最適です。KJ-3500の認証率99%を誇る指紋認証と、要素の異なる認証方法を組み合わせた二重認証は、堅牢性の高い入退室管理を実現します。2.8インチの液晶カラーディスプレイが搭載されたKJ-3500Hには、KJ-3500Fと同様にTFT(薄膜トランジスタ)が採用されています。そのため屋外に設置した場合でも、クリアな画面表示が確認できます。
 
◎指紋認証リーダーKJ-3500シリーズを導入した事例 
KJ-3500シリーズの指紋認証は、認証率99%と極めて高い精度を備えています。不正侵入や情報漏洩を防ぐため、KJ-3500シリーズはセキュリティ管理が必要な現場への入退室管理に導入されています。認証技術が向上するKJ TECH japanの指紋認証は、セキュリティレベルの高い入退室管理システムの構築に貢献します。
 
○行政機関に入退室管理機器KJ-3500Fを導入
高いセキュリティレベルが求められる機密情報管理エリアに、KJ-3500Fを用いた入退室管理システムを導入しました。行政機関では重要書類や極秘文書など厳密な管理を必要とするため、セキュリティ性の高い入退室管理が重要です。警備員の配置や監視カメラを用いた入退室管理では、安全性に長けているとはいえません。入退室時に暗証番号やICカードを用いた入退室管理も行っていましたが、漏洩や盗難、紛失といったリスクがあることから入退室管理システムの見直しが行われました。KJ TECH japanの入退室管理はISO27001に準じており、レベルの高い情報管理エリアの構築に適しています。真皮認証にバージョンアップ可能なKJ-3500Fは、迅速かつ正確な認証を行うため堅牢性のある入退室管理が実現しました。
 
○学校の体育館に入退室管理機器KJ-3500Hを導入 
休日や夜間帯など部活動や地域活動による学校体育館の貸し出しに、KJ-3500Hの入退室管理を導入しました。操作のしやすいタッチキーパッドが搭載されたKJ-3500Hは、暗証番号と指紋認証を組み合わせた二重認証の構築が可能です。導入以前は直接的な鍵の受け渡しが必要でしたが、KJ-3500Hで構築された入退室管理によってキーレスの管理が実現しました。KJ-3500Hの入退室管理機器は防水防塵に対応したIP65規格のため、屋外に面した場所への設置も問題ありません。オプションにてカメラを使った入退室管理が可能なKJ-3500Hは、画像データをログに残せるので、認証時の状況確認にも役立ちます。
◎まとめ 
認証速度が速くレベルの高い認証率をもつ指紋認証は、スムーズで快適な入退室管理を実現します。入退室管理の構築に高精度の認証機器を導入するには、指紋認証に用いられる認証方式を確認する必要があります。指紋認証に対応したKJ-3500シリーズは、認証率99%を誇る精度をもちあわせており、セキュリティ管理を重視する施設や機関での入退室管理システム構築に最適です。認証精度の高い指紋認証を用いた入退室管理システムをご検討の際には、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

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