コラム

COLUMN
  • ホーム
  • コラム
  • 自動ドアのセキュリティ対策に顔認証リーダーFE-500

自動ドアのセキュリティ対策に顔認証リーダーFE-500

扉に近づくことで自動的にドアが開閉する自動ドアは、利便性の高いシステムです。両手がふさがっている状態や荷物の運搬時にも、スムーズな出入りが可能です。安全に設計された自動ドアは、さまざまな場面に活用されています。利便性の高い自動ドアですが、自動的にドアが開閉してしまうことからセキュリティ性を問われるケースも存在します。安全な環境を整えるには、自動ドアのセキュリティを強化するシステムの構築が必要です。精度の高い顔認証リーダーFE-500は、自動ドアのセキュリティ対策に適しています。
 
◎自動ドアにおけるセキュリティ課題 
エリアごとの区切りや屋内外の空間を隔てる自動ドアには、利便性や機密性を強化する役割が求められます。利便性のある自動ドアは、ドアノブに触れる必要がなくスムーズな出入りが可能です。しかしセキュリティ対策を施していない自動ドアは、誰もが自由に出入りを行えるため安全性に欠ける一面があります。通常の自動ドアにおけるセキュリティ対策の課題には、人が近づくと勝手にあいてしまう点があげられます。セキュリティ対策を必要とする場面に利便性の高い自動ドアを設置する場合は、ドアが自動的に開閉してしまう問題を解決しなければなりません。なかには無駄な開閉が作動しないよう、タッチスイッチがついているものも存在します。タッチスイッチがついた自動ドアは、出入りをしたい人物がスイッチを押すことで自動ドアが作動する仕組みです。手動で前後に開閉する扉に比べると利便性の高い自動ドアですが、セキュリティレベルの高いエリアでは適切な対策が求められます。また金属製の鍵を用いた施錠管理を行っている自動ドアでは、不正侵入におけるピッキングの対象になるケースもあります。基本的に自動ドアの鍵は、ドアの下部についています。古い鍵を用いている場合は、鍵の複製によって不正侵入を許してしまいかねません。部外者の不正侵入は、企業や施設が管理する情報漏洩につながる可能性があります。こうしたトラブルを防止するため、近年ではセキュリティ対策に顔認証を用いたシステム構築が進んでいます。自動ドアに顔認証リーダーを導入することで、人の出入りを制限できる仕組みです。既存の自動ドアに後付けできる顔認証リーダーも普及していることから、セキュリティに対する意識の向上に努める企業も増えています。顔認証を用いたセキュリティ対策では、個々に配布するカードキーを用意する手間もありません。そのため、鍵の紛失や盗難といったトラブルの低減にも効果的です。顔認証を用いた自動ドアの入退室管理は、あらゆる角度からのセキュリティ対策に役立ちます。
 
◎自動ドアの仕組み
一般的に見られる自動ドアには、2枚の扉が左右に開く両引きタイプや1枚の扉が一方向に開く片引きタイプがあります。自動ドアを設置する場面や用途にあわせて、適したタイプのものが導入されています。左右にスライドする自動ドアは扉の前後に開閉しないため、広い空間を必要としません。ほかにも、回転式の自動ドアや工場に設置されている大型の自動ドアなど、さまざまな種類の自動ドアが存在します。自動ドアの特徴はセンサーに反応してドアが開閉するため、荷物の搬入出時にも便利な点です。自動ドアの開閉動作は、上部に設置されたセンサーの検出範囲に人やモノが入り込むと、自動的にドアがスライドする仕組みに設計されています。自動ドアはセンサーの検出範囲内に人やモノがいなくなってから閉まるため、ドアにはさまれるような心配もありません。そのため、ご高齢の方や車椅子を利用されている方であっても、安心して出入りすることが可能です。安全に設計された自動ドアは、企業や施設などのさまざまな場面に広く活用されています。たとえば、精密機器を製造する現場や医療現場の手術室、食品工場内のクリーンルームなどに設置された自動ドアは、衛生面の強化に有効です。自動ドアは取手に触れる必要がないため、細菌の感染ルートを低減できる特徴があります。塵やホコリの侵入を抑えることも可能なため、自動ドアは衛生管理を重視する場面に適したシステムといえます。また自動ドアは扉の締め忘れを防止できるので、防音や機密性が求められる空間にも最適です。図書館のように遮音性求められる空間では、防音性能をもった自動ドアが導入されています。あらゆる場面に活用される自動ドアは、独自にセキュリティ対策を施すことによって、その活用シーンを広げています。
 
◎自動ドアに顔認証リーダーを導入するメリット 
利便性の高い自動ドアに、後付け可能な顔認証リーダーを導入することは、屋内の安全な環境づくりにつながります。顔認証リーダーの導入によって入退室権限のある人物のみ、出入り可能な仕組みが構築できるためです。顔認証が施された自動ドアは、入退室権限のない人物がドアの前に立っても、自動的に扉が開閉することはありません。これまでの認証管理方法には、暗証番号やICカードを用いたものが一般的に使われていました。しかしこれらの方法では、セキュリティにおけるトラブルがいくつか存在します。暗証番号を用いた認証方法が抱える最大のリスクは、暗証番号の漏洩です。暗証番号は1度漏洩してしまうと、誰もが簡単に出入りできてしまうため、不正侵入の発見が遅れるケースも多くあります。またICカードを用いた認証方法には、カードの紛失や盗難、不正な譲渡などがあげられます。ピッキングによる不正侵入や暗証番号の盗用といったトラブルには対処できるものの、認証要素となるカードを入手すれば誰もが容易に出入りできてしまいます。一方、顔認証を用いた認証方法では入退室権限をもつ本人でなければ、正常な認証が実施されないためセキュリティの強化に最適です。また顔認証は認証リーダーのカメラに顔を向けるだけで、本人確認が行われることから利便性の高い認証方法ともいえます。そのため鍵を取り出したり、暗証番号の入力動作を行ったりする必要がありません。鍵の紛失や盗難されるリスクもない顔認証は、防犯の強化にぴったりです。両手がふさがった状態でも本人確認が行える顔認証は、自動的に扉が開閉する自動ドアに似た特徴をもっているため、利用者に負担のないセキュリティ対策が実現できます。自動ドアに顔認証リーダーを設置するメリットは、非接触で出入りが行える点です。そのため、衛生管理を必要とする現場に適した認証方法といえます。このことから、顔認証を用いた入退室管理の導入が年々増えています。
 
◎高度なセキュリティ対策が可能な顔認証システム
顔認証を用いた入退室管理は、高度なセキュリティ対策が実施可能です。顔認証の主な特徴は、正確な本人確認ができる点です。また画像で顔認証の状況を確認できることから、管理者側での確認がスムーズに行える特徴もあります。近年の顔認証は顔の特徴となるパーツを立体的にとらえ、座標に組み込む3D認証が活用されています。3D認証は双子のように良く似た人物であっても、高い水準で識別できる顔認証の方法です。一方、登録された顔データを平面的にとらえる2D認証と呼ばれる方法も存在します。2D認証は事前登録された顔データと認証対象となる人物を、平面画像として認証するため精度が高い方法とは言い切れません。しかし顔認証に対応した機種が多く、比較的コストを抑えた導入ができる一面もあります。高い水準でのセキュリティ対策を施行するのであれば、顔認証リーダーの性能を十分に確認したうえで導入の検討をすることが大切です。またAIの成長が著しい昨今では、AI機能を用いた顔認証リーダーも登場しています。AI機能が搭載された顔認証リーダーは、人間とほぼ互角の識別力を備えているため顔周りの変化にも影響を受けることがありません。たとえば、マスクの着用によって顔の一部が隠れた状態にあったとしても、正確な本人確認を行うことが可能です。同様に髪の長さや髭の有無、メイクの具合によってもAIを用いた顔認証であれば、精度の高い本人確認が実施できます。AIを搭載した顔認証リーダーは、偽造された画像や動画に対して正確に判別ができるため、防犯性にも優れているといえます。このように顔認証リーダーがもつ性能は、製品によってそれぞれ特徴が異なります。顔認証リーダーを導入する際には、どのようなセキュリティ対策を施したいのか、事前に確認しておくとともに専門業者を介した相談が必要です。
 
◎KJ TECH japan顔認証リーダーFE-500
KJ TECH japanが展開する顔認証リーダーのひとつに、FE-500があります。日本専用モデルとして登場したFE-500のブラックモデルは、日本の市場でも使いやすいよう設計されています。自動ドアにも後付け可能なFE-500は、セキュリティ対策の強化に最適です。顔認証に対応したFE-500には、AIチップが搭載されており高性能な製品です。世界水準でのセキュリティ性能をもつFE-500は、正確性の高い顔認証精度を誇っています。顔認証精度は99%以上と高い水準で実施されるため、世界の重要施設や機密機関にも導入されています。FE-500には200万画素のデュアルカメラが搭載されており、顔の細部まで検出が可能です。顔認証が実施される速度は1秒となっており、世界最速の顔認証リーダーとして認知されています。5インチのタッチスクリーンが搭載されたFE-500では、顔認証状況が確認しやすい仕様に施されています。タッチスクリーン上では顔認証の可否状況が確認できるだけでなく、FE-500本体から認証履歴の確認も可能です。顔認証履歴となるイベントログの容量は、1,000,000件を有しています。FE-500に記録されたイベントログをレポートに抽出すれば、入退室管理の月間記録データとしても活用できます。操作性にも優れたFE-500本体に、事前登録できる顔データの件数は最大50,000件です。顔データの登録削除といった設定操作も本体から直接行えるFE-500は、管理業務の負担軽減にも役立ちます。複数同時認証にも対応したFE-500は、最大5人までの顔認証に対応しています。そのため、不正侵入となる共連れ対策にも有効です。万が一、自動ドアの前で入退室権限をもたない人物が、顔認証時に検出された場合、警告音にて周囲に知らせる仕組みも構築できます。
 
◎顔認証リーダーFE-500の導入事例 
顔認証リーダーFE-500を用いてセキュリティ対策が施された自動ドアは、その利便性を保ちながら機密性を重視するエリア内のセキュリティを強化します。
 
○食品工場の入退室管理に顔認証リーダーFE-500を導入
食品の製造を行うクリーンルームに入る際に、本人確認を行うため顔認証リーダーFE-500を導入しました。食品工場の現場出入り口は、ドアの締め忘れの防止や現場内の衛生面を保つため、自動ドアが設置されています。FE-500の顔認証リーダーはカメラに顔を向けるだけで、正確な本人確認が可能です。顔認証はICカードのように、モノを携帯する要素がありません。顔認証を用いたシステムの構築は、異物混入に細心の注意を払う必要がある現場に最適です。入退室権限をもつ人物のみが出入りできるため、現場の安全性も高めます。自動ドアの入退室管理システムに活用できる顔認証リーダーFE-500は、セキュリティの向上だけでなく衛生面の強化にも適しています。
 
○宿泊施設の入退室管理に顔認証リーダーFE-500を導入
当宿泊施設でスマートなチェックインを実現するため、顔認証リーダーFE-500を導入しました。宿泊者には事前に申し込みを行う際、個々に顔データを登録してもらいます。宿泊当日には、エントランスの自動ドアに設置された顔認証リーダーで本人確認を行います。正常に本人確認ができたら、宿泊フロアにつながる自動ドアが解錠される仕組みです。自動ドアに顔認証リーダーを設置すれば、個々にカードキーを用意する必要がありません。そのため、カードキーの紛失や返却忘れといったトラブルの減少にもつながりました。精度の高い本人確認ができる顔認証リーダーFE-500は、業務負担の軽減にも役立ちます。
 
◎まとめ 
KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-500は、既存の自動ドアに後付け可能な顔認証リーダーです。往来のしやすい自動ドアですが、不審者や部外者の不正侵入を許してしまう可能性もあるため、適切な対策が求められます。顔認証を用いた入退室管理方法は、正確性の高い本人確認が可能です。認証精度の高い顔認証リーダーを自動ドアに取り付けることで、屋内のセキュリティ対策を強化します。自動ドアに顔認証リーダーFE-500の取り付けをご検討の際は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

KJTECH製品情報
導入実績
資料ダウンロード
KJTECH製品のお問い合わせ