コラム

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効率的な出退勤管理には顔認証リーダーFE-600

正確な出退勤管理によって従業員の労働時間の把握を行い、健全な職場環境の構築をすることは企業における課題です。しかし出退勤管理には申告の誤りや漏れだけでなく、不正申告といったトラブルが後を絶ちません。煩雑になりがちな出退勤管理を効率的に行うには、客観的な記録として残るシステムの構築が必要です。顔認証を用いた出退勤管理は半自動的に記録を残せるため、申告の誤りや漏れなどのトラブルを抑えた運用が可能です。正確性の高い本人確認ができる顔認証リーダーFE-600は、従業員の労働時間を把握する出退勤管理にも役立ちます。
 
◎企業における出退勤管理の重要性 
企業において出退勤管理を行う目的には、従業員の就業状況の確認や労働時間に応じた賃金の支払いなどがあります。出退勤管理の記録をつける方法は、企業によってさまざまです。ICカードを用いた出退勤管理システムを構築している企業もあれば、タイムカードや手書きの出退勤管理を活用している企業も多く存在します。しかしこれらの方法は打刻ミスや申告漏れなどの不備によって、出退勤管理の集計時に誤りが生じる可能性があります。また個々に打刻を行う出退勤管理システムでは自己申告に近い部分が大きいため、客観的に記録されたものではない点にも留意が必要です。2019年4月に施行された「改正労働基準法」によって、労働時間の適切な把握が法律化されました。これにより企業では、従業員の適正な出退勤管理の記録と帳簿の保管が義務付けられています。心身共に健康的に働ける職場の環境づくりは、従業員を雇用する企業において重要な課題です。長時間労働の是正、労働環境の改善、適正な賃金の支払いなどの課題をクリアにするためにも、企業では適正な出退勤管理ができる仕組みづくりが求められています。不正打刻や申告、第三者による記帳といった、正確性に欠ける記録がつけられるような状況では、適正な出退勤管理ができているとはいえません。また許可を得ない残業や出退勤を未然に防止するためにも、客観的に記録のできる出退勤管理が必要です。正確性のある労働時間の把握は、従業員とのトラブルの回避にもつながります。こうした課題を解決するためには、人事労務で発生する業務の見直しを行わなければなりません。手作業で行う出退勤管理には膨大な時間を費やすことから、労務管理における業務効率化が求められるためです。正確な出退勤管理を行うには、効率的な労務管理ができる体制づくりが必要不可欠です。打刻ミスや不正申告といったトラブルを低減し、修正や確認の手間を格段に抑えることのできる出退勤管理は、煩雑になりがちな管理業務をスマートなものにします。正確な記録を客観的に残せる出退勤管理システムの構築は、これらの課題解決に役立ちます。その方法のひとつに、顔認証を用いた出退勤管理があります。顔認証は本人でなければ打刻の記録を残すことができないため、正確性の高い出退勤管理が可能です。
 
◎顔認証を用いた出退勤管理のメリット
生体認証と呼ばれる認証方法のひとつに、顔認証があります。個人で異なる身体の特徴を用いた方法のため、本人でなければ認証されません。正確な本人確認ができる顔認証を用いた出退勤管理の導入は、労務管理を行う上で多くのメリットが存在します。本人でなければ認証されない顔認証を出退勤管理に用いることで、不正打刻や不正申告を未然に防止することが可能です。顔認証では確実に本人が打刻したものだという証明ができるだけでなく、本人の顔データによって記録が残るため、出退勤管理データの信憑性が高まります。カメラに顔を向けることによって本人確認が行われる顔認証は、スムーズな出退勤管理システムの構築にぴったりです。顔認証ではICカードやタイムカードのように物を用いる必要がないため、紛失や盗難といったトラブルを低減します。出退勤管理の記録をつけるのに物を用いる必要のない顔認証では、打刻の際に順番待ちをする必要もありません。利便性のある出退勤管理によって従業員側の打刻ミスや漏れから発生する不備を減らすことは、管理者が再度確認を行うといった手間が省けることにもつながります。こうした小さな手間から管理者側の修正作業を減らし、出退勤管理における管理業務の効率化を図ります。正確性のある出退勤管理は、トラブル時にも適切な対応ができるといった点もメリットです。顔認証によって本人が打刻したという記録が残るため、出退勤管理データとの整合性が向上します。人間の記憶にはあいまいな部分が存在することから、顔認証で正確な記録が残せる出退勤管理は、適正な管理体制を整えるのに最適です。顔認証では事前の顔データ登録が必要となるため、プライバシーへの配慮が必要といった注意点もあります。そのため、社外に個人情報が漏洩しない出退勤管理システムの構築が大切です。顔認証は正確な本人確認ができることからメリットの多い方法ですが、こうした従業員への配慮も求められます。同時に、自社が用いるサーバーとの連携性や安全性の確認も重要です。自社サーバーとの連携がとれるシステムは外部からの攻撃にも強いため、安全を守れるひとつの目安となります。これらの注意点にも気を付けながら、快適な出退勤管理システムが運用できる体制づくりを目指しましょう。
 
◎出退勤管理に適した顔認証システムの特徴
正確な本人確認ができて適正な記録が残せる出退勤管理システムを構築するには、精度の高い顔認証ができるものを選ぶことが重要です。認証精度の高い顔認証であれば偽の画像や動画といった、なりすましによる不正行為を識別する性能を備えています。顔認証を行う対象物が実体であることを識別できる性能があれば、出退勤管理における不正打刻の防止にも役立ちます。出退勤管理システムに用いる顔認証として好ましいのは、顔の特徴を立体的に捉えることのできる顔認証です。立体的に顔の特徴が読み取れる顔認証は「3D認証」とも呼ばれており、目や鼻、口といった顔のパーツを座標に落とし込むことでデータを数値化します。この3D認証によって顔のよく似た双子であっても、別の人物であることを顔認証によって識別することが可能です。精度の高い顔認証を用いることは、出退勤管理における正確性の向上にも効果的です。AI開発の著しい昨今では、AIを用いた顔認証も普及しています。AIを用いた顔認証は、ヘアスタイルの変化やマスク、眼鏡といった顔周りの着用物に影響を受けることがありません。膨大な量の顔データを学習したAIは、人間がもつ識別力とほぼ互角の能力を備えているため、精度の高い顔認証ができると認識されています。近年、人手不足が顕著になりつつあることから出退勤管理だけでなく、警備や受付に顔認証を用いる場面は年々増加しています。そのため顔認証にも、さまざまなタイプのものが存在しているのも現状です。導入形態としてクラウドを用いたタイプのものと、オンプレミス型タイプのものに分類されるケースが多くみられます。導入が手軽にできるイメージのあるクラウド型ですが、社内システムとの連携性や保管データの安全性など出退勤管理における運用が可能であるか事前の確認が必要です。一方、オンプレミス型は導入コストがかかる印象をもたれる場合がありますが、出退勤管理における安全性には長けているといった特徴もあります。また自社システムとの連携性がとりやすい点も、魅力のひとつです。正確な出退勤管理記録を残せる顔認証は、適正な管理業務の運用をサポートします。
 
◎KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-600
スタイリッシュなデザインが特徴のFE-600は、出退勤管理を行う企業のオフィスにも馴染みの良いフォルムです。3色のバリエーションによって本体の色が選べるため、オフィス内の景観を損なうこともありません。1秒以下で顔認証ができるFE-600は、世界最速の顔認証リーダーのひとつです。200万画素のデュアルカメラを搭載しており、精度の高い本人確認で出退勤管理を行います。FE-600にはディープラーニングされたAIチップも搭載されているため、認証時にマスクを着用した状態での本人確認も可能です。建物内部に不審人物が侵入しないよう、なりすましや共連れ対策にも配慮された認証設計のため防犯性にも優れています。顔データを検出するモードは2種類あり、出退勤管理を行う状況に応じてシングル/マルチモードの設定変更が可能です。複数人を同時に認証できるマルチモードでは、最大5人までの同時認証が行えます。認証範囲は3m内で行われるため、スムーズで正確性の高い出退勤管理が実現します。50,000人分の顔データを事前に登録できるFE-600は、本体からの設定操作が行えることから快適な管理体制を構築に適しています。100万件のイベントログが残せるFE-600は、出退勤管理の記録確認をその場で行えるため利便性にも長けています。これらのデータの確認や登録削除のために、わざわざPCがある部署まで戻る必要がないFE-600は、管理業務の煩わしさを低減するのに最適です。出退勤管理を行う場所によって配線の設置が困難な場合でも、オプションにてWi-Fi接続が可能となるFE-600であれば問題ありません。出退勤管理の運用において安全面にも考慮したシステムづくりをすることは、従業員のプライバシーを守るうえで重要なポイントです。FE-600は社内で用いるシステムとの連携性が高いオンプレミス型のため、出退勤管理を行うシステム構築にも適した認証リーダーです。
 
◎出退勤管理に顔認証リーダーFE-600を導入した事例
労働基準法の改正により従業員の就業時間を正しく記録し、把握することが義務化されました。顔認証に対応したFE-600は精度の高い本人確認が可能なため、正確な出退勤管理の仕組みづくりに最適です。
 
○事務所の出退勤管理に導入
従業員の出退勤管理にFE-600の顔認証を用いることで、人事労務の業務効率化を実現しました。顔認証によって打刻ミスや申告漏れ、虚偽の申告などを未然に防げる仕組みを構築し、確認や修正作業の手間を減らせたことが要因です。配線が難しそうな場所でもFE-600は、Wi-Fi接続が可能なため設置場所にも困りません。正確な記録が残せる出退勤管理システムによって、適正な賃金の支払いや就業時間の把握が可能になるため、従業員とのトラブル回避にも役立ちます。
 
○食品工場の出退勤管理に導入
マスクをした状態でも正確な顔認証ができるFE-600は、食品工場の出退勤管理に適した認証リーダーです。衛生管理を重視する現場のためマスクの着用が義務付けられていますが、FE-600は顔認証のたびに着脱する必要がありません。カード認証のように持ち歩く必要もないため、異物混入に関する厳密な管理を行う現場でも気兼ねなく活用ができています。FE-600の顔認証によって、衛生的で適正な出退勤管理システムが構築できました。
 
○飲食チェーン店の出退勤管理に導入
アルバイトやパートなど入れ替わりの多い飲食チェーン店に、FE-600を用いた出退勤管理システムを構築しました。顔認証によって他人が打刻することはできないため、正確性のある出退勤管理が可能です。FE-600の本体からデータの登録削除も行えるため、設定作業に多くの時間を要しません。FE-600の導入によってアルバイトやパートに配布していた社員証を作成する手間がなくなっただけでなく、紛失や盗難といったトラブルが低減しました。FE-600を用いた出退勤管理システムで一元管理できる仕組みを構築したことから、店舗ごとの人員稼働率の把握もしやすくなりました。
 
◎まとめ
正確な就業時間の把握は、適正な賃金の支払いや従業員の過労を防ぐためにも必要なこととして、法令で定められています。正確性の高い出退勤管理をつけるには、客観的な方法で記録を残すシステムが有効です。顔認証のように本人でなければ打刻ができない仕組みの構築は、従業員からの不正申告を防ぐことにもつながります。精度の高い顔認証は正確な本人確認が可能なため、適正な出退勤管理システムの構築にぴったりです。出退勤管理において正しい記録が残せる顔認証をご検討の際には、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

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