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マルチフェイス認証に対応した顔認証リーダー入退室管理機器FE-500

顔や指紋をはじめに、人間の万人不同の身体的特徴を利用してセキュリティ管理を行う生体認証は、極めて精度の高い本人特定能力を有しています。生体認証のひとつである顔認証は、1人ひとり相異なる顔の特徴を用いて分析し、人物の正確な識別を行います。高度なセキュリティ体制を構築できる顔認証システムは、セキュリティの改善や強化を目的に、クローズアップされている生体認証の種類です。ひとつの認証リーダーに、カード認証やQRコード認証など、顔認証以外の認証方式が備わっていると、卓出した安全管理の仕組みを築き上げられます。

◎KJTECH japanの顔認証リーダー入退室管理機器 FE-500
FE-500は、顔認証のほかにカード認証とスマートフォンによるQRコード認証に対応しています。厳しい管理体制を敷きたいエリアでは、入退室管理機器FE-500の顔認証を使用し、多くの関係者が入退室する場所では、カード認証を利用するなど、入退室管理機器FE-500はセキュリティレベルに強弱をつけた運用が可能です。さらに、厳密なセキュリティ管理が求められるエリアでは、顔認証とQRコード認証、顔認証とカード認証を組み合わせることで、入退室管理機器FE-500による厳密な安全対策を講じられます。入退室管理機器FE-500に備わっている、特筆すべき特徴は、多種多様です。入退室管理機器FE-500には、サーマルセンサーが搭載されているため、発熱が原因の体調不良者を早期発見でき、速やかな感性症対策が実現します。入退室管理機器FE-500に内蔵されているサーマルセンサーは、10度〜60度の温度範囲、0.2m〜0.6mの測定距離範囲で反応します。センサーの測定誤差は0.3度であり、非常に精密な体温測定が可能です。また、設定体温以上の体温を検出した際は、入退室管理機器FE-500の本体に表示されるため、顔認証を実行しながらも、発熱者への対応も行えます。発熱者が検出されると、対象の顔写真と顔認証したタイミングが、FE-500により正確に記録されるため、後の追跡作業にも有用です。入退室管理機器FE-500は、マスクや眼鏡の着用により、露出している顔面積が狭くなっていても、顔認証は機能します。マスク着用時でも、入退室管理機器FE-500のサーマルセンサーは同様に問題なく動作可能です。マルチフェイスの顔認証にも入退室管理機器FE-500は対応しており、5名まで同時に顔認証できる機能があります。顔認証カメラの範囲に収まっていれば、顔認証に必要な情報を読み込めるため、1人ひとり顔認証する必要がありません。入退室管理機器FE-500は、待ち時間のないスムーズな顔認証を提供します。入退室管理機器FE-500の認証速度は極めて速く、50K-Face 1:Nモード下で顔認証に要する時間は、1秒以下を実現しています。非常に速やかな顔認証速度により、立ち止まる必要のないウォークスルーにもFE-500は対応可能です。入退室管理機器FE-500には、ライブ検出機能が備わっているため、その場にいる生体の存在の有無を確認できます。写真や動画による、顔認証の不正突破を事前に防ぐ役割をFE-500は果たします。入退室管理機器FE-500が保有する顔認証システムは、人種による影響を受けません。人種に左右されない入退室管理機器FE-500の顔認証の精度は、インターナショナルな企業や施設への導入理由にもなり得ます。入退室管理機器FE-500は、192mm×92mm×30mmと大型のスマートフォンを少し縦に伸ばしたサイズで、シックなカラーリングが施されています。FE-500をはじめ、顔認証のカメラは小型化も進んでおり、広い設置スペースは求められません。落ち着いた色味で展開されている入退室管理機器FE-500は、どのようなシチュエーションにも自然に溶け込みます。
◎生体認証における顔認証の特徴と認証方式
顔認証とは、人間の顔の特徴を活用して、本人確認を行う生体認証のひとつです。アクセス権限が付与された人物かどうか判断するために、顔認証システムが利用する顔の特徴には、目や鼻や口の顔面パーツ、顔の輪郭、凹凸や奥行きがあげられます。パーツとパーツの距離や、パーツと輪郭の距離、顔領域の面積や角度などを個人の身体的特徴である特徴点として記憶し、顔認証を行います。人によりそれぞれ異なり、同じ情報が存在しないという顔の情報を認証の鍵とするポイントが、顔認証の最たる特徴です。顔認証には、顔の特徴を読み取る際の方式が2種類、顔を照合する時の方式が2種類あります。ビジュアル方式(=2D認証)認証とIR方式(=3D認証)が、顔の特徴を顔認証カメラでリードする時の方式です。ビジュアル方式では、2D認証の言葉の通り、顔面パーツと輪郭の距離を二次元的に読み取り、測定します。IR方式は、ビジュアル方式に加え、奥行きや凹凸を含めた三次元情報も、顔認証に必要な特徴として読み取ります。顔認証するために、入退室管理機器FE-500にも導入されている、二次元と三次元、両方の立場から測定するIR方式の方が、静止画などを利用した不正入室対策として有効です。顔を照合する時の方式には、1対1認証と1対N認証の2つがあります。1対1認証とは、照合したい登録済みの顔情報をカード認証などで呼び起こし、参照先を指定して、顔認証を行う方式です。一方、1対N認証では、顔認証カメラで検出した顔情報を、登録済のすべての顔情報と照合して、本人確認を実施します。1対1認証は、顔認証を進める前に照合先を指定するため、本人確認の精度は高く信頼性のある認証方式ですが、ウォークスルーをはじめとした、顔認証ならではの手軽さはありません。1対N認証では、しきい値と呼ばれる、この数値を上回っていたら本人だと言って差し支えない数値を設定します。顔認証の照合時に、しきい値をこえていたら、本人と認証されエントランスなどが解錠されます。入退室管理機器FE-500にも搭載済みの、顔認証における1対N認証は、ウォークスルーにも対応でき、待ち時間のないスピード感をもった顔認証による入退室が可能です。
 
◎顔認証システムを導入するメリット
顔認証は、その特徴により、多彩なメリットが存在します。万人不同の特徴を用いた認証システムのため、入室を許可されている人物かどうか特定できる性能を顔認証は有しています。まねしようのない個人の顔の特徴を認証の鍵とするため、なりすまし対策として、顔認証は実に効果的です。個人識別能力の信頼感や、信用度を高められる認証方法が顔認証であるといえます。顔認証方式の選択によってはウォークスルーも実現するため、行動を遮らず、かつ止めない認証方法です。両手に荷物を持っているシチュエーションにおいても、顔認証カメラに顔が入れば顔認証できるため、カードを取り出したり、荷物を置いたりする必要がない手軽さも、顔認証には備わっています。顔認証リーダーは、小型化も進んでおり、カメラさえあれば顔認証できるため、導入が比較的容易でイニシャルコスト削減にも貢献します。個人を証明するものとして、社員証や免許証をはじめに、多くのシーンで顔写真を用いる機会が多いため、顔認証は心理的負荷が少ない認証方法として、親しみやすさも併せもっています。顔が認証の鍵というポイントも、顔認証のメリットのひとつです。顔認証システムに登録済の顔さえあれば、容易に本人認証が実現します。物理的な鍵を家に忘れた、紛失したなど、失くすリスクが顔認証には一切ありません。個人の顔で入退室を行う顔認証は、鍵や暗証番号の流用や流出対策としても、力を発揮します。誰がいつ出入りしたか、常に管理ができるため、24時間セキュアな環境を作り出します。カメラに顔を向けるだけで本人確認ができる顔認証は、本人確認を理由にした接触が不要です。顔認証は、感染症対策や衛生管理の観点からも、非常に清潔な認証方法といえます。体調不良者の早期検出は、サーマルセンサーによる体温検知機能がある顔認証リーダーを設置すれば、風邪やインフルエンザなど、発熱している人物へ自覚を促せ、感染症の追跡対策としても利用可能です。KJTECH japanの顔認証リーダーFE-500Sは、サーマルセンサーに対応しています。
◎カード認証システムとQRコード認証システム
カード認証は、入退室の権限が付与されたカードを認証リーダーにかざしたり、差し込んだりして識別を行う認証方法です。ICチップのあるカードを利用する際は、カード認証リーダーからの信号を受信し、ICチップに記録された情報を返答することで、アクセス権限のあるカードかどうか判断し、解錠を行う仕組みです。カード認証の認証方式は、接触型と非接触型とデュアルインターフェース型が展開されています。接触型は、認証リーダーにカードを差し込む認証方式で、クレジットカードの支払いでも利用されており、なじみ深い方法として認知されています。非接触型は、認証リーダーの近くでかざすと認証できる方法です。非接触のため衛生的であり、カード破損も起きにくい方法ですが、離しすぎると認証に影響が生じる理由から、認証リーダーの読み取り範囲の事前確認が求められます。デュアルインターフェース型とは、接触型と非接触型、両方に対応する認証方式です。QRコード認証は、スマートフォンなどでQRコードを表示し、認証リーダーに読み込ませ識別を行います。ウェブサイトへのアクセスや、QRコード決済など、日常シーンでも多く取り入れられています。QRとは、Quick Responseに由来し、マトリクス型2次元コードの一種です。マトリクス型2次元コードとは、一定のルールに沿って、正方形のなかに、小さい四角や組み合わさった四角などで構成されています。QRコード認証は、汚れにより一部の読み取りができない場合でも、他に読み取れる部分から情報を補完し、読み取り不可部分の修復ができる仕組みも有しています。QRコード認証は、暗証番号認証を代替できる仕組みです。
 
◎顔認証リーダー入退室管理機器FE-500の導入事例
顔認証だけではなく、カード認証とQRコード認証機能も持ち合わせる入退室管理機器FE-500は、認証機能を単体で使用してもセキュリティ強化につながりますが、機能を組み合わせることで、卓越した安全管理と柔軟な運用体制の構築に寄与します。
 
〇病院に入退室管理機器FE-500を導入した事例
病棟間をつなぐ渡り廊下の安全対策と、職員の利便性向上を目的に、ある病院ではFE-500を導入しました。物理的な鍵しか、渡り廊下のドアに設置されておらず、都度の施錠はスムーズな動きを邪魔したため、解放状態が続いていました。患者様の安全管理としても緊急度が高く、早急に入退室管理機器FE-500を設置し、職員のみが顔認証で出入り可能な環境を作りました。清掃員は、シフト交代時にも対応できるようカード認証を利用し、入退室管理機器FE-500による抑揚がある運用を行っています。
 
〇オフィスに入退室管理機器FE-500を導入した事例
ビルを保有する企業では、社外の人物は受付で入館証を渡し、社内の人間は受付横にある自動ドアから自由に出入りができる仕組みを探していました。入退室管理機器FE-500のウォークスルーにも対応できる顔認証機能を知り、早速配置しました。この企業では、最上階フロアの役員エリアのセキュリティ強化も望んでいたため、フロアのドアにも入退室管理機器FE-500を取り付けました。役員や最上階で勤務する社員は顔認証を利用し、別の階にいる役職者はカード認証で入退室できるよう整備し、望んだセキュリティ環境が実現しています。
 
〇単身宿舎に入退室管理機器FE-500を導入した事例
ある単身宿舎では、無断宿泊者への対応方法として、精度が高いだけではなく、鍵の流用防止や入退室の記録もとれる手段を検討していました。打開策として、顔が認証の鍵となり、第三者に渡せない顔認証と入退室ログを利用できる入退室管理機器FE-500を導入しました。入退室管理機器FE-500の顔認証は、住民以外の出入り防止効果をもたらしたため、住人の安心感につながりました。住民が部外者と同時に入った際は、出入りのログにより速やかに特定できるため、入退室管理機器FE-500は住民のマナー向上にも寄与しています。
◎まとめ
入退室管理機器FE-500に搭載されている顔認証は、ひとりとして重複しない顔の特徴を利用し、本人識別を行います。個人を見極める能力が高く、立ち止まらない認証も実現する顔認証は、ハイレベルかつ簡便性のある認証方法です。入退室管理機器FE-500のように、複数の認証方式を利用できる場合、卓越したセキュリティ環境が確立します。同時に、サーマルセンサーが備わっている顔認証カメラは、衛生対策としても有効です。複数の認証方法がひとつの機器に導入され、体温検知も実施できる顔認証リーダーをお探しの際は、KJTECH japanまでご連絡ください。

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