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顔認証リーダーFE-400を用いた顔認証システムの活用事例

顔認証システムでは、人間の顔にある目と鼻、口などのパーツの間の距離、顔の面積や奥行きなどの特徴を使った個人識別が可能です。AIの技術革新や顔認証システム使用機会の増加を受け、顔認証システムは飛躍的に性能が向上しています。顔認証システムの研究と開発が進んだ結果、顔認証システムを採用して得られる強みのバリエーションも多彩となり、セキュリティ対策として活用されています。高度なセキュリティと簡便性を同時に享受できる顔認証システムは、企業のみに留まらず、多種多様なシチュエーションで活用事例が広まっています。
 
◎人の顔の特徴を利用した顔認証システムの仕組み
指紋や虹彩をはじめ、人間が生まれながらにして有している身体的特徴を利用して、個人を特定する仕組みを生体認証(バイオメトリクス認証)と呼びます。人の顔にあるパーツや面積などの生体情報を鍵として活用する顔認証システムは、生体認証のひとつです。顔認証システムが個人識別を行うために使用する顔の情報は、目や鼻、口が該当しますが、単純にパーツの形を確認するだけではありません。顔認証システムでは、顔面のパーツと顔の輪郭までの距離や顔の領域、凹凸など三次元情報も扱います。顔認証システムが搭載された顔認証リーダーが検出した顔と、顔認証システムに事前に登録されている顔情報を分析し、顔情報がマッチすると本人として認識する仕組みです。顔認証システムは、人間の顔のみで入退室を管理できるシステムですが、顔認証システムのなかでは、さまざまな認証プロセスが高速で実行されています。顔認証システムにおいてはじめのプロセスは、顔検出です。カメラで捉えた画像から背景と人間の顔を区別し、顔部分を切り取ります。切り取った後は、顔のパーツや位置、顔の面積など顔の特徴をリードすると、顔検出が完了します。次のステップは、読み取った顔情報の検出です。顔認証システムは、リードした顔のデータを定量的に表した数値である特徴量へ置き換え、顔面を座標で表現します。この座標は、特定の個人を指し示す情報として顔認証システムでは扱われます。これらのプロセスが終了してはじめて、カメラで顔検出され数値化された顔情報と、顔認証システムに登録済の顔情報との照合が実施可能です。一致するとカメラで捉えた顔は、顔認証システムに登録されている顔だと判断されます。電磁錠と連動している顔認証システムでは、顔情報が一致すると認証リーダーから制御盤を通じて電子錠へ解錠信号を発信します。顔認証システムの仕組みには、ディープラーニング(深層学習)行えるハイレベルなAIが活用されています。ディープラーニングとは、AIが膨大な情報の中から求める特徴を自動的に発見する技術です。顔認証システムにおいては、AIが自ら顔情報を取り扱い、顔情報の差を検出たり、特徴が同じか判断したりして、人間の顔を正確に識別します。
 
◎顔認証システムを採用して得られる強み
人間の顔の特徴を本人認証の鍵として活用する顔認証システムは、採用して得られるメリットが多数あります。顔認証システムは、高度なセキュリティ環境を構築し、かつ使いやすい本人認証システムです。万人不同とされる人間の顔を顔認証システムは活用しているため、精度を維持したまま個人を見分けられます。使いやすさに着目すると、顔認証システムでは、カメラの検出範囲内に顔が入っているだけで、簡単に認証が可能です。物理的な鍵や社員証などを取り出す手間は、ありません。また、立ち止まらず本人認証が実現する顔認証システムが組み込まれた認証リーダーもあります。歩き続けながら、かつ両手に荷物を持ったままでも顔認証を活用できるため、顔認証システムは、非常に簡便性が高い認証システムです。顔認証システムは、パスワード忘れや物理的な鍵の紛失などのセキュリティ事例を回避できます。人間の顔を鍵として活用するため、流出したり不正利用されたりする危険性が低いからです。同時に、アクセスできる権限を持った人の後をつけて入室する共連れや、第三者によるなりすましの事例も未然に防げます。鍵の不正な利用や流出する事例を効果的に避けられる顔認証システムは、不正入室も防止できる手段のひとつです。外部からの侵入だけではなく、関係者による不正事例の抑制にも、顔認証システムは活用できます。顔認証システムには、出入りが行われた日時が入退室ログとして正確に記録されます。企業内や施設でトラブルが発生した事例でも、入退室ログを辿り関係があると思われる人物の洗い出しが可能です。顔認証システムを採用すると、内部統制としても活用できます。顔認証システムは、幅広い事例でも順応し活用できる本人認証方法です。顔認証システムは精度の高い本人認証システムのひとつですが、同時に、一瞬で個人確認を行える性能も有しています。認証に時間を要さない顔認証システムは、多数の本人確認が必要な事例でも活用できます。たとえば、テーマパークの入場ゲートのような、一気に大人数が押し寄せる場所でも、スムーズかつストレスなく利用可能です。
 
◎顔認証システムを活用した効果
顔認証システムは、イベント会場や機密情報が保管されたエリアへの立ち入りをはじめ、アクセス制限を行うときに活用されています。特定の行動をとる際の本人確認手段としても、活用事例が多くあります。第三者によるなりすましが極めて困難な手段が顔認証システムのため、高精度な識別手段の確立と、不正な立ち入り防止の両立が可能です。コンサートのイベント会場やスポーツ会場では、昨今、入場券の転売事例が問題視されています。転売を防ぐには、各会場で顔認証システムを活用した本人確認を行うと、本来の購入者以外は立ち入れません。また、空港にもアクセスが制限されるエリアがあるため、顔認証システムが活用されています。顔認証システムが設置されている場所は、保安検査場や出入国ゲートなどが事例としてあげられます。誰がどのポイントを通過したか把握できると、トラブルをあらかじめ防止する保安管理目的のほかに、サービス提供スピードの改善にも取り組めます。顔認証システムが企業や施設で活用される事例は複数あり、勤怠管理システムと連携させる事例が目立ちます。顔認証システムの強みには、卓越した個人特定能力の高さと入退室ログの記録があるからです。この強みを勤怠管理システムと組み合わせ活用すると、業務効率化が図れたり、労務や人事担当者の業務負担を軽減できます。業務効率化のほかに、顔認証システムの活用には、なりすましによる不正打刻や打刻忘れに貢献した事例もあげられています。顔認証システムを勤怠管理システムと共に活用すると、セキュリティ強化だけではなく、業務改善に役立ちます。顔認証システムは、公共施設やコンビニのような店舗の安全とリスク対策のために防犯カメラと連動して活用される事例があります。活用される理由は、一瞬で個人の顔を検出し特定できる顔認証システムの能力の高さです。たとえば、同じ人物が万引きを繰り返す事例がある店舗では、顔情報を登録すると、次回来店時に従業員へ共有できる仕組みを作れます。従業員間で共有したい注意情報を素早く周知できたら、問題行動がないか確認できトラブルを軽減できます。介護施設では、顔認証システムは入居者が断りなく外へ出ていく事例への対策として、活用されています。介護施設のような施設では、立ち入りのほかに予告がない外出も、トラブル事例のひとつです。顔認証システムを施設内部に設置し活用すると、出て行こうとする入居者がいても止められます。介護施設では、入居者の安全が何より重要視されます。無断外出により入居者がケガをする事例を回避する目的でも、顔認証システムは活用可能です。顔認証システムは、ホテルのVIPフロアのような、高品質かつ特別なサービスを提供する事例でも活用されています。許可を得たうえで顧客の顔を顔認証システムに登録すると、顧客への迅速なサービス提供が実現し、顧客の満足度を高められるためです。たとえば、VIPフロアのラウンジへ顧客が訪れた場合、顔認証システムを導入していると、顧客が毎回頼むサービスの準備ができたり、入室時に顧客の名前で呼びかけられたりします。また、VIPフロアのラウンジに、入室できる顧客以外が間違えて入ってしまう事例も防げます。顧客に対して上質なおもてなしを行う事例でも、顔認証システムは活用可能です。
 
◎KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-400
世界のセキュリティをけん引するKJ TECH japanの顔認証システムが搭載されたFE-400は、あらゆるシーンで活用し、かつ導入事例が多くある顔認証リーダーです。FE-400の強みは、少ない情報でも個人を識別できる性能の高さです。マスクをしており顔の一部が隠れた事例でも、高精度な顔認証を行えます。また、10K-Face 1:Nモード下では、1秒以下で顔認証を実施できます。ストレスフリーで、行動を妨げない本人認証が可能です。FE-400は、膨大な数のデータを管理したり、保管できたりする性能も有しています。登録できる顔情報の数は1万人、入退室ログは15万件記録できます。多数の人物に対して本人確認を行いたい事例をもつ企業や、テーマパークのような施設で、遺憾なく活用可能です。多くの出入りがある場所でも不正入室が検出されたら、15万件の入退室ログを活用した追跡確認を行えます。FE-400は、高精度な顔認証システムの提供のほかに、セキュリティ対策や強化も図れる顔認証リーダーです。設置場所に注目すると56mm×183mm×34.6mmと、スリムな本体サイズのFE-400は、少ない設置スペースでも活用できます。KJ TECH japanは、絶え間なく顔認証システムの研究と開発を推し進めています。KJ TECH japanの顔認証リーダーは、顔認証システムの強みを最大限に活用し、多くの事例で活躍しています。
 
◎顔認証システムを活用した顔認証リーダーの導入事例
顔認証システムを活用した顔認証リーダーは、高度なセキュリティ体制の構築や、勤怠管理システムとの連携による効率化が実現します。数多くの強みをもった顔認証リーダーは、多種多様な活用方法と導入事例があります。
 
⚪︎オフィスエントランスに顔認証リーダーFE-400を導入した事例
ある企業では事業拡大にともない、労務担当者の業務負担軽減を目的に、顔認証リーダーFE-400の活用を決定しました。導入前までは、タイムカードを使っていたため、注意していても入力間違いや計算間違いが発生し、業務を圧迫していました。勤怠管理システムと連携できる顔認証リーダーの事例を知り、FE-400を活用した結果、正確な勤務時間の把握とデータの取得が実現しています。
 
⚪︎金融機関に顔認証リーダーFE-400を導入した事例
顧客の資産情報を預かるため、高度なセキュリティが求められる金融機関では、セキュリティレベルの高いエリアの安全対策に悩んでいました。入室できる人物を制限し、かつなりすましが困難な顔認証システムの導入事例を知り、FE-400を採用しました。昨今の世情を受けて、警備員の採用も慎重になっていたところ、FE-400は顔を鍵として活用するためセキュリティ性が高く、認証リーダーを設置することでスムーズな入退室が可能となりました。
 
⚪︎ホテルの社員出入口に顔認証リーダーFE-400を導入した事例
あるホテルでは、社員出入口のセキュリティが甘く、出入りする業者が間違えて入室してしまう事例が頻発していました。社員出入口は、社員個人のロッカーや休憩スペースなど、安全管理が欠かせないエリアに直結しており、社員以外が間違えても立ち入れない顔認証システムの活用を決めました。顔認証リーダーFE-400の設置により、悪意のない誤侵入の事例だけではなく、従業員の安全も確保できる環境を作り上げました。
 
◎まとめ
顔認証システムは、人間の顔情報を活用した生体認証システムのため、個人の正確な識別が可能です。勤怠管理システムと連携できる柔軟性や、不正アクセスを未然に防げる強みも、顔認証システムは有しています。導入して得られるメリットの多さから、顔認証システムは、企業や施設をはじめ、さまざまシチュエーションで活用される事例が複数あります。使い勝手のよさも、顔認証システムの活用事例が増加する理由のひとつです。顔認証システムを駆使した活用事例にご興味がありましたら、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

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