コラム

COLUMN
  • ホーム
  • コラム
  • 認証率99.99%の正確な顔認証で構築する入退室管理システム

認証率99.99%の正確な顔認証で構築する入退室管理システム

入退室管理に求められる主な役割は、いつ誰がどこに出入りをしたかを正確な記録に残すことです。正確な記録を残すことは、建物内部の安全性を高めることにつながります。入退室管理システムによってセキュリティを強化するには、確実性の高い認証リーダーが必要です。従来の暗証番号やカード認証だけでは、安全なセキュリティ対策ができているといえません。近年のセキュリティ対策では、身体の特徴を用いた生体認証が主流になりつつあります。なかでも、顔認証のように顔データで人物を確認できる認証方法は、入退室管理に最適です。
 
◎入退室管理に顔認証が求められる理由 
入退室管理に正確な顔認証が求められる理由のひとつに、トラブルに発展するリスクを低減した運用が可能な点があげられます。不審者や部外者による不正侵入を防ぎ、建物内部の安全を守るために導入する入退室管理システムを構築するには、優れた認証方法を用いる必要があります。暗証番号やICカード、物理的な鍵を用いた入退室管理だけでは、紛失や盗難などトラブルのリスクが考えられます。なかには、紛失や盗難だけでなく、認証に必要な暗証番号やICカードを、忘れてしまうケースもあります。顔認証は物理的な鍵を使用しないため、紛失や盗難といったトラブルを低減できるだけでなく、入退室管理におけるなりすましや共連れ対策にも効果的です。知識として記憶する必要のある暗証番号は、忘れないようにとメモに残した紙から番号が流出してしまい、入退室管理に影響を及ぼす可能性があります。所有物として携帯する必要のあるICカードや鍵は、故意的な貸し借りがあった場合は、簡単に入退室管理を突破されかねません。このような、なりすましによる不正侵入を防ぐためには、入退室管理システムを通過する時点で正確に検知できる設計構築が必要です。ほかにもゲートが開いたタイミングで入退室許可のない人物が、正確な認証動作を行わずに後続してくる共連れは対策が困難とされています。身体の一部を用いた顔認証であれば、これらのトラブルを回避した入退室管理が構築できます。近年、顔認証は身近なデジタル機器やスマートフォンのセキュリティ管理にも用いられていることから、使い勝手の良さや管理のしやすさへの認知が広まっています。正確な顔認証の特徴は、顔周りの着用物に左右されることなくスピーディな認証が可能な点です。顔認証は顔の一部が隠れるようなマスクや帽子を着用している場合、着用物を外して認証を行うイメージがあります。しかし精度の高い顔認証であれば、マスクや帽子などを着用している場合でも正確な認証が可能です。顔認証では、マスクや帽子といった着用物以外に髪型の変化や髭の有無、メイクの度合などにも影響を受けることがありません。正確な本人確認ができる顔認証で構築された入退室管理では、鍵を取り出す必要がないだけでなく認証時にマスクや帽子を着脱する手間が不要になります。こうした利便性の高さから、顔認証を用いた入退室管理システムのニーズは年々高まっています。
 
◎入退室管理における顔認証システムの正確性 
入退室管理に求められる顔認証の精度は、セキュリティ対策のレベルに比例します。レベルの高い入退室管理システムを構築するためには、正確な本人確認ができる顔認証リーダーが必要です。事前登録された顔データをもとに、人を識別する顔認証にはふたつの認証方式があります。ひとつめは、最近の主流となっている3D認証です。目や鼻、口などのパーツの位置を立体的な座標に組み込むことにより対象物を正確な実体として認識します。これにより故意的に入退室管理を突破しようとする、フェイク画像や動画を用いた、なりすまし行為を防ぎます。もうひとつの認証方式は、2D認証です。過去に多く用いられていた顔認証の方式で、現在にも存在はするものの3D認証に比べると若干正確性が劣ります。2D認証の特徴は顔データを平面的に捉え、画像として人物を認識する方法です。画像として人物の識別を行うため、顔周りの変化に影響を受けやすい特徴があります。しかし2Dの顔認証に対応した機器は多く存在しており、入退室管理の構築にコストを抑えた導入が可能な面もあります。顔認証リーダーによって正確さが異なるため、入退室管理に求められるレベルにあったものが導入できるよう、事前にセキュリティ対策の設計をしておくことが大切です。近年では入退室管理に設置する顔認証リーダーに、ディープラーニングされたAIを搭載した機器も多く登場しています。AIが搭載された顔認証は膨大な量のデータが蓄積されているため、顔周りの変化に影響を受けることがほとんどありません。マスクの着用によって顔の一部が隠れていたとしても、正確に本人を識別します。反対にあらゆる方法で入退室許可のない人物が不正侵入を試みた場合には、エラーが発生する仕組みが施されています。ディープラーニングされたAIによって顔認証の正確さが格段にアップしたことから、なりすましや共連れによる不正侵入を未然に防止することが可能になりました。AIによってほぼ人間と互角の識別力を備えた顔認証は、セキュリティレベルの高い入退室管理を実現します。
 
◎共連れ対策を強化した入退室管理システム
正確性のある顔認証リーダーを用いた入退室管理は、共連れ対策の強化にも役立ちます。顔認証を用いた入退室管理で共連れを防ぐ対策には、レベルの異なるふたつの方法があります。複数箇所の部屋を連携して入退室管理が行えるグローバルアンチパスバックと、1箇所の扉に対して入退室管理を行うアンチパスバックです。それぞれ仕組みは似ているものの、入退室管理に用いる認証手順の設計が異なります。
入退室管理システムが施行されたエリアにグローバルアンチパスバックを構築する場合、対象とする複数箇所の位置関係や出入りするルートの確認が必要です。この事前設計により、入退室管理における認証手順が決まります。入退室管理が必要な複数箇所の部屋に施されたグローバルアンチパスバックでは、正確な認証手順を踏まなければなりません。認証手順のイメージとしては、扉【1】で認証した記録をもとに扉【2】への認証が可能になるといった具合です。しかし扉【1】の認証記録がない人物は、扉【2】を解錠するための認証記録を保持していないことから、正確な認証が下りずエラーとなります。仮に扉【2】、扉【3】と不正入室が進めていけたとしても、入室記録をもたない人物が退室をすることは許されません。そのため、部外者は部屋から出られず立ち往生をすることになります。複数箇所の部屋を連携して入退室管理が行えるグローバルアンチパスバックに対し、アンチパスバックは簡潔な認証手順で設計されます。入退室管理の対象となる扉から入った正確な入室記録があれば、退室も可能になるといった流れです。また、グローバルアンチパスバックと同様に、正確な入室記録がなければ退室はできません。このように万が一、不正入室されたとしても無事に退室できるわけではない仕組みの構築によって、共連れ対策を強化します。入退室管理で正確な記録を残すことによって、共連れの対策ができるグローバルアンチパスバックやアンチパスバックですが、完全に共連れを防げるわけではないとされています。入退室管理に暗証番号やカード認証だけで構築された共連れ対策だと、不正に入手した暗証番号の悪用やICカードの不正な貸し借りによる内部不正が懸念されるためです。入退室管理に正確性のある顔認証を採用すれば、共連れ対策の強化が図れます。人間とほぼ同等の識別力を備えた顔認証で構築された入退室管理は、部外者による不正侵入を許しません。正確性の高い顔認証リーダーを用いた入退室管理は、共連れ対策のレベルを高められるだけでなく内部不正の抑制にも有効です。
 
◎正確な顔認証リーダーFE-500シリーズを用いた入退室管理
オフィス空間にも馴染みの良いシンプルなデザインが特徴的なFE-500シリーズは、正確な顔認証ができる認証リーダーです。KJ TECH japanの顔認証リーダーは認証率99%を誇っており、1秒以下の認証速度で本人確認が実施されます。FE-500シリーズにはAIチップが搭載されているため、事前登録された顔データとは異なる眼鏡やマスクの着用があったとしても正確に顔データを検出します。FE-500シリーズを用いた入退室管理システムの構築は、自社回線を使用して行うのでセキュリティ性にも優れています。また配線の設置が困難な場合でも、Wi-Fiの選択が可能なため自由度の高い入退室管理システムが実現可能です。FE-500シリーズは5万人の顔データを登録できるFE-500や、若干コンパクトなサイズのFE-500L、検温機能が搭載されたFE-500Sの3種類で展開しています。FE-500には200万画素のデュアルカメラが搭載されており、状況に応じて認証モードの変更が可能です。認証モードは、シングル/マルチモードのいずれかを選択できます。複数人を同時に認証できるマルチモードは、人の出入りが多い場面に最適です。FE-500で複数同時認証ができる人数は最大5人となっているため、待ち時間の少ない快適な入退室管理が構築できます。認証画面には5インチのIPSタッチスクリーンが搭載されており、FE-500本体からの設定管理操作も可能です。FE-500に比べてサイズやスペックがコンパクトに設計されたFE-500Lでは、3,000人の顔データが登録できます。FE-500Lでも認証モードをシングル/マルチモードから選択できるようになっており、最大3人までの複数同時認証が可能です。FE-500Lは手軽に顔認証を活用した入退室管理を構築したいという、ニーズに適した認証リーダーです。オプションで検温機能が搭載できるFE-500Sは、FE-500と同等のスペックを備えています。FE-500と異なるのは、顔認証と同時に検温もできる点です。表面体温を計測するサーマルセンサーはオムロン製のものを使用しており、精度は±0.3℃とほぼ正確な数値が測れます。スキャンできる体温は10℃~60℃の範囲内で、設定された既定値よりも高い温度が計測された場合には、アラート音で周囲に知らせることができます。入退室管理で正確な本人確認を行うと同時に健康状態の確認もできるFE-500Sは、医療現場や介護施設などに適した認証リーダーです。
 
◎正確な顔認証を入退室管理に導入した事例 
安全で快適な入退室管理の構築には、精度の高い顔認証が必要です。顔認証に対応したFE-500シリーズは正確性が高いだけでなく、セキュリティ性にも優れた入退室管理を構築します。
 
○マンションに顔認証リーダーFE-500を導入した事例
マンション内のセキュリティ対策として、FE-500の顔認証を用いた入退室管理システムを構築しました。建物内に入る際のエントランス口と各部屋の玄関扉にFE-500を設置し、グローバルアンチパスバックによる共連れ防止対策も図っています。入退室管理にFE-500を導入することで、鍵の出し入れに手間取ることなく紛失や盗難の恐れもなくなりました。入退室管理で共連れ対策の強化も図れるFE-500は、住民が安心して暮らせる環境づくりに適しています。
 
○オフィスのセキュリティエリアに顔認証リーダーFE-500Lを導入した事例
オフィスの役員室や会議室、サーバー室などセキュリティ対策を必要とするエリアに、FE-500Lを用いた入退室管理を構築しました。各扉には電気錠を後付けして、FE-500Lを設置しています。自社回線を使用したFE-500Lの入退室管理はWi-Fiの選択も可能なため、配線にも悩まされることがありません。いつ、誰がどこに入退室をしたのか正確な顔データで確認ができるFE-500Lは、セキュリティの向上に役立ちます。グローバルアンチパスバックの設計によって共連れ対策が施された入退室管理で、各セキュリティエリアの安全を守っています。
 
○介護施設に顔認証リーダーFE-500Sを導入した事例
検温機能が搭載されたFE-500Sを、介護施設の入退室管理に導入しました。FE-500Sでは顔認証と同時に検温も行えるため、利用者の健康状態の確認にも最適です。1人ひとりに付き添って検温確認の対応を行う必要がなくなるので、スタッフ側の業務の省力化にも役立ちます。顔認証は利用者の介助を行いながら、手ぶらで認証ができるため利便性に優れているとスタッフからも好評です。正確さが求められる入退室管理に精度の高い顔認証と検温機能が搭載されたFE-500Sは、利用者の見守りに適した認証リーダーです。
 
◎まとめ 
正確な顔認証を入退室管理システムに導入することは、建物内部の堅牢性を高めます。入退室管理に施すセキュリティ対策に、認証率99%を誇るFE-500シリーズの顔認証リーダーの導入は最適です。KJ TECH japanの顔認証リーダーは共連れやなりすましといった不正侵入を検知し、安全性にも優れた入退室管理システムを実現します。正確な顔認証で構築する入退室管理をご検討の際には、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

KJTECH製品情報
導入実績
資料ダウンロード
KJTECH製品のお問い合わせ