コラム

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アクセスコントロールのメリットと顔認証リーダーFE-400

限られた人のみが適切に情報へアクセスできるよう設計することは、セキュリティ対策において大切なポイントです。情報管理には、ネットワーク上でのアクセスコントロールと情報を保管する建物内へのアクセスコントロールの2種類があります。情報管理では、データの閲覧制限に用いられるアクセスコントロールが大事だと思われがちです。しかし、建物内部の安全を守るアクセスコントロールも、セキュリティ対策には重要な役割を担っています。建物を管理するアクセスコントロールは、入退室権限をもたない人物の不正抑止に貢献します。

◎アクセスコントロールの具体的な役割　

アクセスコントロールにはネットワークに閲覧制限をかけるものと、物理的な入退室制限をかけるふたつの意味があります。部外者が情報に接触するのを制限する総称として、アクセスコントロールシステムの言葉が使われています。ここで用いるアクセスコントロールは、建物内への入退室制限をかける意味合いです。建物への入退室制限をかけるなかに、入退室管理システムという言葉があります。「入退室管理システム」と「アクセスコントロールシステム」は言葉の意味が似ているため、混同されがちですが、それぞれに対象としている内容が異なります。「入退室管理システム」はカード認証や顔認証などを利用して、人の出入りを記録する仕組みです。認証機器や監視カメラなどの手段を「アクセスコントロール」とし、これらを用いた情報管理システムのことを「アクセスコントロールシステム」と呼びます。情報管理を行うアクセスコントロールシステムのメリットは、入退室管理システムによって記録されたデータをまとめて確認できることにあります。入退室記録をデータとして残しているため、時系列をさかのぼって確認できるだけでなく、トラブルが発生した際の状況把握にも役立ちます。万が一、不正侵入が発生した際に求められる対応として、1番肝心なのは迅速な対応です。部外者の侵入を検知した際には警告音を鳴らし、周囲に知らせる役割も果たします。周囲に知らせるだけでなくアクセスコントロールシステムによって、管理者まで直接通知が届くこともメリットのひとつです。犯人の早期発見や状況に応じた適切な対応にメリットのあるアクセスコントロールシステムは、内部の不正抑止にも貢献します。サーバールームや役員室といったセキュリティ管理を求められるエリアに、アクセスコントロールを導入するメリットは情報漏洩のリスクを抑える点にあります。アクセスコントロールシステムは特定の人のみが入退室できるよう制限するため、部外者の侵入を許しません。エリアごとにセキュリティレベルを設定できるアクセスコントロールシステムは、ほかにもさまざまなメリットをもたらします。

◎アクセスコントロールシステムを構築するメリット　

アクセスコントロールの導入によって生まれるメリットには、社内のセキュリティ課題の解決や業務効率化、人員コストの削減などがあげられます。社内のセキュリティ課題をクリアするには、情報管理を適切に行う仕組みづくりが大切です。カード認証や顔認証といった異なる要素を組み合わせて、認証できるアクセスコントロールを用いればセキュリティ性が向上します。二要素認証は建物内の堅牢性を高め、外部からの不正侵入を防ぐメリットがあります。ひとつの認証機器でふたつの要素を用いた認証方法を知らなければ、入退室はできません。不正侵入から建物内部の安全性を高め、社内セキュリティの課題解決にアプローチできるのは、アクセスコントロールがもたらすメリットです。「いつどこに誰が」入退室をしたのか、記録データに残せるアクセスコントロールシステムは、人手不足や人員コストの削減といった課題にもメリットを提供します。トラブルが発生した際の状況把握にメリットのあるアクセスコントロールシステムは、原因究明や犯人の追跡に役立ちます。監視カメラと認証機器を連動したシステムを構築していれば、日時だけでなく映像による人物の特定も可能です。アクセスコントロールシステムは一元管理が可能なため、複数店舗を同じシステム内で管理できることもメリットにあげられます。従来の店舗管理では、店舗ごとに管理者を含めた受付やサポートスタッフを配置する必要がありました。しかし、アクセスコントロールシステムのメリットである一元管理は、受付やサポートに人員コストを抑えた運営が可能です。一箇所から入退室状況を管理できるアクセスコントロールシステムは、人手を抑えた運営と安全性の向上を備えたふたつのメリットをもたらします。人手を多く必要としないアクセスコントロールシステムで管理を行えば、人手不足に悩まされることもありません。効率的な業務で快適な管理形態を構築できるのは、アクセスコントロールシステムがもたらすメリットのひとつです。近年では、このような仕組みを利用して従業員の勤怠管理や受付時の混雑緩和を図る、アクセスコントロールの活用方法もあります。入退室の制限をかける以外にもメリットのあるアクセスコントロールは、さまざまな場面に導入されています。

◎アクセスコントロールに備わった機能　

アクセスコントロールの制御方法は主に「認証」「認可」「監査」の3要素からなります。入退室権限のある人物であるかを判定する「認証」は、個人が保有するICカードや身体の一部となる顔認証などを用いて行います。入退室範囲を限定する「認可」は、特定エリアへの入退室を制限する方法です。たとえば、企業のシステムを管理するサーバールームに、許可された人物のみが利用できるよう設定できるのはアクセスコントロールのメリットです。一般の従業員や部外者が入退室できない仕組みにすることで、室内のセキュリティ性を高めます。入退室を行った人物や時間の記録を残す「監査」は、データをさかのぼって確認できる機能です。監査自体には不正侵入を制御する機能はありませんが、トラブルが発生した際の状況把握に役立ちます。これらの要素を備えたアクセスコントロールは、入退室制限をかける日時の設定や管理操作の制限が可能です。設定された日時で入退室制限をかけるメリットには、管理者の心理的負担の軽減があげられます。システムを活用した管理体制では、多くの人手を確保する必要がありません。夜間帯や休日などで人目の届きにくい場所も厳密に管理できる点は、システム構築におけるメリットといえます。アクセスコントロールでは認証のみできる人、管理設定の操作もできる人に分けた運営が可能です。設定操作画面には管理者のみが触れられるよう、設計されているのもメリットのひとつです。誰もがアクセスコントロールを用いて、入退室権限を付与する設定が行えるわけではありません。設定操作ができる人物を制限することにより、不正行為を抑制するメリットが生まれます。

◎アクセスコントロールシステムの構築プロセス　

セキュリティ対策にメリットのあるアクセスコントロールシステムを構築するには、場面に応じた認証機器の選定が必要です。従来の暗証番号やICカードを用いたアクセスコントロールは多くありますが、顔認証のような身体の一部を活用した方法には多くのメリットがあります。メリットとなる要素のひとつは入退室に必要な、鍵の管理が不要なことです。ICカードのように物理的な鍵を用いた認証方法は、盗難や紛失などのリスクを抱えています。暗証番号の管理も同様です。暗証番号の管理にメモへ記録しておけば、そこから番号が流出する可能性もあります。顔認証のように身体の一部を活用したアクセスコントロールは、個人による意識的な管理が必要ありません。近年、普及の著しい顔認証は認証技術にAIを用いており、なりすましによる不正侵入が防げるのもメリットものひとつです。二要素認証が可能なアクセスコントロールであれば、さらに堅牢性を高められるメリットが生まれます。なりすまし対策に適した顔認証と、従来より活用していたICカードを組み合わせて構築できる、アクセスコントロールシステムは企業のセキュリティ対策にもぴったりです。アクセスコントロールシステムを構築する際に必要なのは、セキュリティエリアとパブリックエリアのゾーニング（区分け）を行うことです。そのためには、改めて企業が保管する情報資産を把握する必要があります。実用的でなければアクセスコントロールシステムを構築するメリットがありません。セキュリティエリアにはなるべく人が近づかないよう、自然な導線を組むことにより一般従業員も利用しやすい環境が整います。アクセスコントロールの導入に向けたゾーニングによって、従業員のセキュリティに対する意識向上を図れるのは大きなメリットです。

◎設置場所を選ばないスリムな顔認証リーダーFE-400

顔認証とカード認証に対応したFE-400は、縦長のスリムな見た目です。FE-400の大きさは、56mm×183mm×34.6mmでコンパクトなため、設置場所を選びません。端末カラーもレッド、グリーン、ブルー、イエロー、ホワイト、ブラックの6色展開となっており、幅広い場面に適応できるメリットがあります。馴染みのよいデザインが特徴のFE-400は、オフィスや公共施設、店舗サロンなど、さまざまなシチュエーションのアクセスコントロールにぴったりです。FE-400には、スターライトカメラが搭載されているので、暗所での顔認証も正確に行えます。デュアルレンズを採用したカメラにより、なりすましや写真、動画といったフェイク画像も検出可能です。FE-400のメリットはマスクを着用した状態でも、正確に顔認証ができる点にあります。そのため衛生管理を重視する、医療現場や食品工場のアクセスコントロールにも最適です。顔認証に登録できる顔データは、最大10,000人となっています。認証範囲は1m以内のため認証の際、わざわざカメラの近くまで向かう必要もありません。ほかにも、アクセスコントロールにFE-400を採用するメリットは、150,000件のイベントログを残せる点があげられます。ログデータをUSBに抽出できるため、月間の集計データ作成にも活用可能です。FE-400の動作環境は-10℃～50℃の温度下で、10％～90％の湿度に耐性があるので、季節によって温度変化のある室内のアクセスコントロールシステム構築にも適応します。

◎アクセスコントロールに顔認証リーダーFE-400を導入した事例　

スタイリッシュなデザインが特徴のFE-400で構築するアクセスコントロールシステムには、コストの削減やセキュリティ向上など多くのメリットが存在します。デザイン性に長けているだけでなく、機能性にも魅力のあるFE-400は企業や店舗が抱える課題に、さまざまなメリットを提供します。

○フィットネスジムの受付管理に顔認証リーダーFE-400を導入

顔認証に対応したFE-400で、店舗のアクセスコントロールシステムを構築しました。複数店舗の管理にメリットのあるアクセスコントロールシステムは、一元管理可能なため人員を抑えた運営にぴったりです。人手不足の店舗に求人をかける費用もほとんどなくなり、少人数での運営が可能になりました。今後は、削減した経費で運動器具の充実や営業時間の拡大、新規店舗の立ち上げなどを計画しています。顧客満足度の向上や事業拡大に着手できたのも、FE-400を導入したメリットのひとつです。

○会社のアクセスコントロールに顔認証リーダーFE-400を導入　

カード認証と顔認証を組み合わせたFE-400の二重認証で、アクセスコントロールシステムを構築しました。セキュリティ強化にメリットのある二重認証で対策を行っていることは、関係者のみ知る情報として扱っています。機密情報管理エリアへのセキュリティ対策の見直しを行うとともに、会社の出退勤記録を効率的に管理する運用の見直しも実施しました。FE-400を用いて勤怠管理と連動したアクセスコントロールシステムの構築をする際、元々使っていたICカードが引き継げたのは導入における大きなメリットです。全社員に新しくカードを発行する手間や費用をかけることなく、効率的な勤怠管理が実現しました。

◎まとめ　

アクセスコントロールは、セキュリティ対策以外にもさまざまなメリットをもたらします。一元管理なアクセスコントロールシステムは多くの人手を必要としないため、複数箇所の管理を少人数で行えます。トラブルに備えたアクセスコントロールシステムの導入は、犯人特定にも有効です。アクセスコントロールを導入するメリットには、入退室記録のデータをさかのぼって確認できる点にあります。セキュリティや店舗運営の課題解決にメリットのあるアクセスコントロールをご検討の際は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

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