コラム

COLUMN
  • ホーム
  • コラム
  • facepass_FE-600の顔認証と指紋認証を用いたアクセスコントロールシステム

facepass_FE-600の顔認証と指紋認証を用いたアクセスコントロールシステム

近年、高いセキュリティ管理を求められる企業や施設に、アクセスコントロールシステム(Access control)を用いた入退室管理の導入が増えています。正確なセキュリティ管理を行うには情報漏洩や不正行為の抑止力として、顔認証や指紋認証など認証機器と連携したアクセスコントロールシステムの構築が必要です。顔認証や指紋認証を組み合わせた二重認証が可能な製品にFE-600があります。FE-600とアクセスコントロールシステムを連携することで、高度なセキュリティ管理の向上に貢献します。

face pass FE-600の顔認識と指紋認証を用いたセキュリティ管理の特徴
顔認証や指紋認証などの生体認証はカードキーや暗証番号のように鍵やパスワードを個人で管理する必要がないため、セキュリティ管理を必要とする入退室口に顔認証や指紋認証を用いた認証機器の設置は最適です。状況に合わせた認証方法とアクセスコントロールの連携により、利便性のあるセキュリティ管理を構築します。アクセスコントロールと連携したセキュリティ管理を行えるface pass FE-600の顔認証は、非接触で認証可能なことから、医療現場や精密機器の製造工場などの衛生管理が重要な場面にも適した認証機器といえます。ウォークスルーが可能な顔認証は両手がふさがった状態でも認証機器に向かうだけで、管理ゲートの解錠が行えるので利便性にも優れています。face pass FE-600は3Dで顔認証を行い事前登録されたデータと照合を行われ、写真やビデオなど実体と認識できないものは認証されません。誤認やなりすましによる偽装解錠を防ぐface pass FE-600の顔認証と連携した、アクセスコントロールシステムの構築は情報管理の機能向上に役立ちます。また世界最速で指紋認証を行うface pass FE-600は、超高速の指紋照合アルゴリズムが搭載されています。事前に登録する指紋データは、ひとつの指で複数行われ細部までデータとして登録されます。そのため指紋認証リーダーに指をかざす際、指の位置が多少ずれたとしても正確に指紋認証が行われるためスムーズな入退室が可能です。アクセスコントロールシステムに用いられる指紋認証はセキュリティゾーンに入室する際、鍵の受け渡しや返却の必要がなく紛失の恐れがないので、管理者側の負担軽減にも貢献します。
face pass FE-600を用いたアクセスコントロールシステムでセキュリティ強化
入退室管理に顔認証や指紋認証などの認証機器を設置するだけでは、完全なセキュリティ管理が行われているといえません。認証機器の設置により一定の入退室制限をかけることは可能ですが、トラブルが発生した際の状況確認や認証履歴などを、端末から抽出する必要があるため対応に遅れが生じる可能性があります。顔認証や指紋認証を行う認証機器とアクセスコントロールの連携を施すことで、設置した認証機器のデータを管理室や警備室などからリアルタイムに確認することが可能になります。万が一、問題が起こった場合でも認証エラーによるアラート発生と同時に、現場の状況をすぐに確認できるアクセスコントロールはトラブルの原因究明にも貢献します。行政機関や情報通信業などで扱われる機密情報や個人情報が漏洩した場合、社会的信用が損なわれるだけでなく責任問題の追及や多額の損害賠償の支払いを求められるなど大きな損害を被る可能性もあるため、セキュリティ管理には顔認識や指紋認証などの認証機器とアクセスコントロールを連携しておくことが大切です。KJ TECH japanが展開するアクセスコントロールシステムは、「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」に準拠しており、情報管理の仕組みづくりに重要な国際規格「ISO27001」に則ったセキュリティ構築にも最適です。機密情報を取り扱う企業においてISMS認証を取得することは、社会的信頼の向上にもつながります。個人の身体的特徴を認証機器で読み取る顔認証や指紋認証は、アクセスコントロールとの連携で堅牢性の高いセキュリティ管理システムの運用に役立ちます。複数の認証機器と連携可能なアクセスコントロールは、各所のセキュリティ状況や認証履歴の情報をリアルタイムに確認できる点もメリットにあげられます。従業員の勤怠管理システムと顔認証を連携したアクセスコントロールの導入は、正確な出退勤履歴が管理できるため人事や経理の業務負担を軽減します。各部署に配置した顔認証システムで出退勤確認を行ったデータが、連携されたアクセスコントロールにより一元管理できることはメリットのひとつです。顔認証と連携されたアクセスコントロールは認証データが履歴として残ることから、申告のないサービス残業やタイムカードの打刻に不正な勤務時間の申告を防ぎます。また指紋認証とアクセスコントロールを連携したセキュリティ管理の導入は、機密情報を管理する入退室制限のかかった空間への不正侵入を防止します。指紋認証が可能な入室許可者にあわせて許可を得ていない人物が同時に不正入室を行う共連れが発生した際、指紋認証と連携されたアクセスコントロールによって管理責任者に不正侵入の通知を行うことが可能です。また指紋認証機器とあわせて、防犯カメラとアクセスコントロールの連動も行えるため、映像と一緒に入退室状況が確認できるアクセスコントロールシステムの導入は、不正行為が行われた原因究明や犯行人物の特定にも貢献します。
 
◎顔認証と指紋認証が可能なface pass FE-600とアクセスコントロールシステムの活用シーン
アクセスコントロールシステムの構築には顔認証や指紋認証、カードキーなどを用いた認証機器と入退室の制御を行うソフトウェアを組み合わせることで完成します。アクセスコントロールを使用しないセキュリティ管理は、内部による不正行為や不正な情報の持ち出しなどの問題を引き起こす可能性があり、企業の情報漏洩につながるリスクを完全に防止できているとはいえません。顔認証や指紋認証のように身体の一部を利用した認証機器は、鍵の紛失や盗難、不正な鍵の共有といったリスクがなく高いセキュリティ管理の構築に役立ちます。アクセスコントロールシステムに最適なface pass FE-600は、顔認証と指紋認証を組み合わせた二重認証が可能です。この二重認証とアクセスコントロールを連携したセキュリティ管理システムは、極秘文書や機密情報を取り扱う機関など高度なセキュリティを必要とするさまざまな場面に活用されています。同様にface pass FE-600の顔認証と指紋認証を組み合わせた二重認証は社内の管理システムに重要なサーバー室へのアクセスコントロールシステムの構築にも、適しており堅牢なセキュリティ管理が可能です。出入口に設置する認証機器とアクセスコントロールの連携は時間設定も行えるため、休日や夜間など人の出入りが少ない時間帯での入退室制限が行えます。
◎高精度の顔認証と指紋認証のface pass FE-600
洗練されたデザインのface pass FE-600は、アクセスコントロールシステムを必要とする企業や介護施設、幼稚園などさまざまな設置場面にあわせられるよう、3色のカラーバリエーションで製品を展開しています。顔認証や指紋認証のほかにカード認証、QRコード認証が行えるFE-600は、それぞれの認証方法を組み合わせたアクセスコントロールシステムの構築も可能です。認証機器は192mm×92mm×30mmの縦長で、認証を行う画面サイズは5インチのため認証画面の確認がしやすい構造です。画面はIPSタッチパネルを採用しており、登録や削除などの操作も端末から行えます。防犯の観点から登録削除などの操作は管理人のみが行えるよう操作制限を設けているため、情報の改ざんや不用意なデータの更新を防ぎます。face pass FE-600の顔認証に用いられる顔データは50,000人分の登録が可能になっており、企業での従業員の勤怠管理や出入りを行う業者の確認にアクセスコントロールシステム構築にも最適です。また指紋認証の指紋データは5,000人分の登録が可能なため、機密情報管理に関わる役職の付いた管理者や責任者など限られた人物のみ指紋登録を行い、エリアに分けたアクセスコントロールシステムの活用にも適しています。顔認証や指紋認証に用いられる登録データの重複があった場合、重複チェック機能も搭載されているため不要なデータでメモリ枠を圧迫する恐れもありません。アクセスコントロールシステムで用いられるFE-600の認証技術は日々向上しており、顔認証による複数同時認証は最大5人まで可能です。アクセスコントロールシステムのセキュリティレベルにあわせてシングル/マルチ検出モードの変更が可能な顔認証は、認証機器から3メートル以内であれば検出可能となるため、外部からの配送業者や来訪者の認証を迅速かつ正確に行い受付業務の負担軽減にも貢献します。FE-600は、アクセスコントロールシステムを導入する場所に応じた認証度合が変更できる、しきい値の設定があります。しきい値とは設定された一定の値を超えると影響が出る境界値のことを指しており、設定値が高いほど正確な認証が可能になります。KJ TECH japanの認証しきい値は初期段階で80に設定されており、認証レベルは0~100の領域内で変更可能です。また顔認証と指紋認証を組み合わせた二重認証で高いセキュリティ管理が行えるため、セキュリティレベルに応じたアクセスコントロールシステムの構築が実現します。二重認証に偽造が難しいとされる指紋認証を組み合わせることは、セキュリティ強化による情報漏洩防止を図るアクセスコントロールシステムの構築に最適です。
 
face pass FE-600を用いたアクセスコントロールシステムの導入事例
顔認証と指紋認証が可能なface pass FE-600を用いたアクセスコントロールシステムは、建物内の防犯性を高めるためでなく従業員や管理者の業務効率化にも貢献します。
 
○医療現場に顔認証を連携したとアクセスコントロールシステムを導入 
医療機関や介護施設などに検温機能を搭載したface pass FE-600の顔認証とアクセスコントロールを連携した管理システムの導入により、体調不良のある発熱者への迅速な対応が可能になりました。アクセスコントロールと顔認証を連携する前は体調不良者を検出した際に、救護の要請や管理責任者への連絡など対応に追われる場面がありました。複数の患者を抱える医療機関や高齢者の方の多い介護施設ではスムーズな対応が重要になるため、顔認証と連携したアクセスコントロールシステムの導入で現場スタッフの負担軽減にもつながりました。
 
○サーバールームに指紋認証を連携したアクセスコントロールシステムを導入
セキュリティ管理が必要なサーバールームの入退室管理に、生体認証のなかでも比較的低コストで導入可能なface pass FE-600の顔認証と指紋認証を用いたアクセスコントロールを導入しました。アクセスコントロールシステムの構築に、偽造が難しいとされる顔認証と指紋認証との連携で非認証者の入退室を防ぐだけでなく、アクセスコントロールシステムに残った入退室履歴の確認が可能になり、情報漏洩や不正行為などを多角的に防止することが叶いました。
 
○行政機関に二重認証と連携したアクセスコントロールシステムを導入 
機密情報を取り扱う部署に顔認証と指紋認証を組み合わせた二重認証を設定し、face pass FE-600を用いたアクセスコントロールシステムの構築を行いました。アクセスコントロールと認証機器を連携することにより、不正な資料の持ち出し防止や勤務時間外での入退室制限が可能になりました。リアルタイムで現場の状況を確認できるアクセスコントロールとセキュリティ性の高い顔認証と指紋認証の導入は、問題が発生した場合でも迅速に対応が行えるため企業の社会的信頼性の向上にもつながりました。
◎まとめ
アクセスコントロールを導入したセキュリティ管理の向上に、顔認証や指紋認証が行えるface pass FE-600を連携することは、高度な情報セキュリティシステムの構築や不正行為による情報漏洩の防止に役立ちます。顔認証や指紋認証を組み合わせた二重認証が行えるface pass FE-600を用いたアクセスコントロールシステムで堅牢性のある管理体制を整え、ISMS認証の取得に向けた企業の信頼度向上にも貢献します。顔認証と指紋認証を用いたアクセスコントロールシステムの構築をご検討の際は、KJ TECH japanまでご相談ください。

KJTECH製品情報
導入実績
資料ダウンロード
KJTECH製品のお問い合わせ