入退室管理・顔認証・指紋認証・静脈認証
世界トップ水準の品質と実績
米軍基地や海外の日本領事館等機密施設に導入
KJTECH&KJTECH japanはOEM出荷を含め
世界50カ国80万台出荷の世界品質
KJTECH&KJTECH japanの製品は
ISO27001(ISMS認証)情報セキュリティに対応可能

JAPAN&KOREA technology

総合セキュリティソリューションをリードする世界最高技術静脈認証99.99%
顔認証99.99%
指紋認証99.99999%

特許・ISO関係 KJTECH本社取得米国特許

KJTECH&KJTECH japanは、高い技術力と高度なアルゴリズムを採用した製品やシステムで、さまざまなセキュリティ課題の解決に取り組んでいます。生体認証を用いたKJTECH&KJTECH japanの顔認証や指紋認証は、超高速のアルゴリズムで、1秒未満のスピードで認証できる高品質なリーダーです。顔認証や指紋認証、カード認証などを用いる入退室管理システムの導入は、正確かつ迅速に人の流れを把握でき、勤怠管理の効率化が実現します。高度な情報セキュリティで防犯性も高まり、鍵の管理の手間や紛失といったリスクを解決できます。世界50か国で利用されるKJTECH&KJTECH japan製品の導入実績はOEM出荷を含め80万台以上、日本向けプロジェクトにおいて培った技術で、国内でも積極的に導入が進んでいます。

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BIOMETRIC

生体認証顔認証・指紋認証・虹彩認証・静脈認証

生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証・静脈認証)はバイオメトリクスとも呼ばれ、他人と区別できる個人の身体の特徴を使って、入退室管理システムの鍵を解錠する認証技術です。顔認証とは、あらかじめ登録しておいたデータとカメラで読み取った顔が同じと判断されれば解錠されます。指紋認証は、スマートフォンやパソコンにも導入されており、親指や人差し指などをタッチして照合する認証方法です。静脈認証は、赤外線によって指先や手のひらの静脈パターンを読み取る生体認証です。虹彩認証とは、黒目(瞳孔)の周囲にある虹彩に刻まれたシワのパターンから本人確認する方法です。顔認証・指紋認証・虹彩認証は従来と異なり物理的な鍵を持ち歩く必要がないため、出し入れの手間がありません。よって必然的に鍵の紛失や返却忘れなどのトラブルが減り、新たな鍵作成の必要がないため経済的です。個人の身体のデータは他人が盗んだりコピーしたりするのも困難であるため、生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)のデータでなりすまして不正解錠される危険は極めて低くなっています。生体認証(顔認証・指紋認証・虹彩認証)で取り扱うデータは生涯大きく変わることのないデータであるため、ごく限られた権限の人間のみ設定変更できるようにするなど厳格な管理が必要です。KJTECH japanは、経営及び管理支援の効果につながる最先端の情報セキュリティシステムを構築しています。

BIOMETRIC
FACE

顔認証

顔認証は、認証機器に搭載されたカメラに顔を映した際に、映した顔と登録された顔が同一人物のものであるかを照合する技術です。顔の大きさや、目や口、鼻といったパーツが登録画像のデータと一致すれば解錠され、一致しなければエラーとなり解錠できません。自分の顔を鍵として利用できるため、他人による複製や盗難のリスクがない防犯性の高い生体認証です。事前に認証機器に顔のデータを登録しておけば、認証のたびにカードや物理鍵を持ち運んだり、鞄から取り出したりする手間を省けます。暗証番号と異なり暗記したり、番号を打つ際に周囲に人がいないかを注意したりするストレスもありません。顔を映すのみという手軽さから、子どもを抱えた方や荷物で手がふさがった方でも迅速に認証できます。顔認証はカメラ以外に特殊な認証機器が不要な点や非接触で認証できる安心感から、不特定多数が来店する店舗や施設などで広く導入されています。顔認証は、人の出入りを把握する入退室管理システムとの相性も高く、金融機関での本人確認手続きや空港のゲート、医療機関やオフィスのなど幅広い場で活用されています。複数人の顔を同時に読み取れる顔認証では、入室権限がないにも関わらず後ろについて不正に扉を通過する、共連れを防げます。認証と同時に体温測定が可能な顔認証や、マスクを着用したまま認証できるマスクモードを搭載した顔認証も存在します。近年は、立ち止まらずにカメラの前を通過するのみで認証できるウォークスルー顔認証の技術も開発されています。顔認証には、顔の情報を平面として読み取る2D認証と、立体的に読み取る3D認証があります。2D認証はビジュアル方式とも呼ばれ、3D認証はIR方式とも呼ばれます。顔の大きさや目や鼻などのパーツの位置関係を登録データと照らし合わせるのが2D認証で、赤外線センサーにより顔を読み取るのが3D認証です。赤外線センサーを用いる3D認証は、平面情報としてとらえる2D認証のように髪型やメイク、照明によって認証精度が左右されません。顔のデータを立体的にとらえるため、骨格の違いによる顔の凸凹までを読み取れます。近年の防犯性の高い顔認証では偽物の画像を使った不正解錠も困難なため、入退室管理システムに導入することで正確な人数把握が可能なり、高い情報セキュリティを実現できます。


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FINGERPRINT

指紋認証

指紋認証は人間の指にある指紋を利用した生体認証で、スマートフォンやパソコンなどにも導入されている技術です。指紋は人それぞれ異なるパターンを持ちます。指紋は隆線と呼ばれる盛り上がった部分からなり、隆線の切れ目や枝分かれ部分に違いが加わることで、三角州や袋小路などさまざまな模様が形成されます。指紋認証で行われる主な読み取り方式は、汗の性質を利用した静電容量方式です。静電容量方式の指紋センサーは、スマートフォンのホームボタンなどに搭載されています。指は常にかすかな汗をかいています。指紋センサーは電気を通す汗の特性に反応し、指紋の特徴を抽出します。指の汗に含まれる電解質の量が指紋内の凹凸に応じて変化し、センサーがその差を読み取ります。センサーの電極を使用して指紋内の電気量の差をデータとして登録し、指紋に一致する特徴点が複数あれば認証が成功します。複数の特徴点の間を横切る隆線の数をリレーションと呼び、リレーションの情報を使用することでより高い精度の指紋認証が可能です。指紋認証の仕組みには、光学式や超音波式があります。光学式は指紋に当てた光の反射を利用して認証する仕組みで、画面に触れて認証できるスマートフォンなどに搭載されている認証方法です。超音波式は、超音波の反射から得られるデータを利用します。超音波は皮膚の内部まで通れ、血流の読み取りが可能であるため、指に汚れや水気があっても本人確認ができる高精度な認証方法です。利便性の高さから入退室管理システムで多く活用されている指紋認証ですが、さらにセキュリティを向上させるためには、複数の指の登録や、暗証番号などと併用した運用があげられます。KJTECH&KJTECH japanの指紋認証とほかの認証方法と組み合わせて入退室管理システムを運用すると、容易に二重認証が実現できます。


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IRIS

虹彩認証

虹彩認証は、瞳の虹彩で本人確認をする認証技術です。人間の瞳の白目部分は強膜、黒目の中心部は瞳孔と呼ばれます。アイリスとも呼ばれる虹彩は、瞳孔周辺にあるドーナツ状の部分で、個人で異なる見た目をしています。目は、瞳孔の開き具合によって網膜に入る光量を調整する仕組みです。虹彩には虹彩筋と呼ばれる筋肉があり、瞳孔の開閉調整によりシワ状のパターンが刻まれます。虹彩認証は個人の虹彩コードを作成し、赤外線カメラの撮影で一致を照合する仕組みです。方法としては、赤外線カメラで虹彩を撮影し、まつ毛や瞳孔などを除いた虹彩部分のみを特定します。次に、特殊な計算式で画像をドーナツ形から長方形にし、縦と横に細かく分けた数値で個人の虹彩コードを作成します。入退室を虹彩認証で行う場合、個人の虹彩コードをデータ上の虹彩コードと照らし合わせ、一致した際のみ扉の解錠が可能です。虹彩認証は個人特定率が高く、1度登録すれば長期間使える認証方法です。複数ある生体認証のなかでも虹彩認証は、他人を誤って本人と認証してしまうFAR(他人受入率)が最も低くなっています。虹彩のパターンは、満2歳以降は変わらないため、成長の度に登録し直す手間がありません。虹彩のパターンは同一人物でも左右の目で異なり、一卵性双生児でも異なるため、なりすましを防止します。充血は白目の強膜で発生し、虹彩に影響しないため、充血や結膜炎でも虹彩認証は利用可能ですが、目の手術や怪我で虹彩部分の状態が変わると読みとれない場合があります。亡くなった人の目は、身体中の筋肉が弛緩し、虹彩の筋肉が緩むことで瞳孔が開くため、虹彩認証に利用できません。虹彩認証は赤外線の照射による撮影で、夜間や暗い場所でも撮影できますが、眼鏡の反射位置やサングラスの透過率、太陽光の映り込み具合によっては、エラーになる可能性があります。虹彩認証はテンキーのようにパスワードを覚える必要がなく、非接触で認証できます。医療機関や食品工場などのように手袋やマスク、防護服などをつけていても、目元さえ出ていれば非接触で利用可能です。眼鏡やコンタクト、防塵ゴーグルも透明であれば認証できるため、入退室のたびに外す手間がありません。カラーコンタクトの装着は、虹彩を覆い隠すため、認証は困難です。虹彩認証は、ICカードやパスワードのような認証方法と異なり、複製や盗難が非常に困難な安全性の高い技術です。よってオフィスの出入口や金融機関のATM、国際空港の入国審査、国民IDなどで導入されています。KJTECH&KJTECH japanのセキュリティシステムと虹彩認証を連動させると、情報漏洩事故の防止や入退室管理の効率化が実現します。

ACCESS CONTROL SYSTEM

入退室管理システム

入退室管理システムとは、部屋の出入口に設置された認証機器により人の出入りを記録・管理するシステムです。KJ TECH japanでは、入退室管理システムをもとにセキュリティ分野のアプリケーションシステムを統合管理できる、セキュリティ分野のSIシステム設計・構築を行なっています。暗証番号、ICカード、指紋認証や顔認証といった生体認証の認証機器を用いて、解錠や施錠の履歴から入退室を把握します。これらの方法を入退室管理システムに組み込み認証すると、客観的かつ正確に人の流れを確認できます。入退室管理システムでは、施解錠にあわせて自動で入退室が記録されるため、物理的な鍵を使った場合に起こりがちな台帳への記入ミスや不正申告の恐れがありません。リアルタイムで複数の部屋の入室状況を把握することも可能なため、警備員を各扉に配置するよりも低コストで建物の安全性を維持できます。勤怠管理システムやエレベーター、火災報知設備、警備システムなど連動可能なシステムも豊富なため、入退室管理システムとの組み合わせにより建物の防犯性や利便性をより高められます。KJTECH&KJTECH japanは、施設や従業員のセキュリティ業務の自動化、情報漏洩が防げる最先端システムを構築しています。

ACCESS CONTROL SYSTEM
INFORMATION SECURITY

ISO27001(ISMS)情報セキュリティ

ISO 27001とは、情報セキュリティマネジメントシステム (Information Security Management System, ISMS) を構築・運用するための国際的な規格のひとつです。ISMSを取得する理由として、重要情報の保護が重要な役割を果たします。入退室管理や企業戦略といった情報セキュリティのリスクを特定し、それらに対して適切なセキュリティ対策を講じることができるため、情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが軽減されます。なかでも入退室管理システムは、重要なセキュリティ対策のひとつとして扱われます。顔認証や指紋認証といった個人を判別し認証する機器と組み合わせることで、各部屋のアクセスを制御し、物理的かつ情報セキュリティを確保します。ISMS認証の取得は、企業に対する信頼性の向上につながるといえます。KJ TECH JAPANが開発・販売している製品は、ISMSに準拠したセキュリティソリューションを提供している、世界トップクラスの情報セキュリティシステムです。

GLOBALANTIPASSBACK

グローバルアンチパスバック

グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、共連れ対策として入退室管理システムに備わるアンチパスバック機能を、より大規模にしたシステムです。共連れとは、本来は認証した人しか通れない室内または室外へ、前の人に続いて不正に通過する事態を指します。部外者が内部の人に気づかれないように共連れで入室する場合や、内部の人の協力により侵入するケース、カード忘れなどで入室させてしまう場合があります。アンチパスバック(anti pass back)は特定の扉で入室記録がなければ退室が許可されない機能で、入室よりも退室時により強い制限を設けることで、共連れで入った不審者が外に出ることを防止する役割を果たします。侵入した者を外に出さないことで機密情報や機器の持ち出し、金品の盗難などを防ぎます。大型の公共施設や事業規模の大きな企業では、入退室管理システムと連動したエリア内に出入口が多数あります。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)は、特定の扉で運用するアンチパスバック(anti pass back)に対し、同じグループに属する範囲であれば別々の扉でアンチパスバック(anti pass back)を運用できるシステムです。複数の出入口をひとつのグループとして設定することで、入室した扉とは別の扉から退出してもエラーにならずに退出できます。入退室管理システムでグローバルアンチパスバック(global anti pass back)を導入すると、施設内の通常の人の流れを妨げずに共連れの対策が可能です。グローバルアンチパスバック(global anti pass back)の導入方法には、ソフトウェア型とハードウェア型があり、ソフトウェア型ではコンピューターシステムと連携して履歴を確認できます。ハードウェア型は扉の近くに取り付けた認証機器に履歴を保存し、USBなどで取り出したデータをパソコンで閲覧することで入退室履歴を管理できます。KJ TECH japanは、防犯カメラや警備システムとの連動、セキュリティゲートの使用など総合的なセキュリティシステムの構築が可能です。

PRODUCT

製品情報

KJTECH&KJTECH japanは、防犯性に優れた指紋認証や顔認証の製品を数多く販売しております。指紋認証リーダーの認証速度は世界最速の0.1秒です。指の向きや状態を気にせずにすばやくロックを解除でき、成長に合わせて指紋の状態を自動で学習するアルゴリズムも用いられているため安心して利用できます。KJTECH&KJTECH japan製品の指紋の登録可能数は最大5万個、認証履歴の保存は最大50万件です。指の表皮より奥に存在する真皮まで認証できるMSIセンサーの利用で、汚れや濡れのある指でも確実に認証できます。ほかにも、ICカードやバーコード、QRコード認証に対応した製品や、小型で軽量の指紋スキャナーも取り揃えております。顔認証リーダーは、マスクをしたままでも1秒以下で認証が可能です。製品によっては同時に5人まで認証できるため、共連れによる不正侵入者を逃しません。温度センサーが搭載されている製品では、入退室と同時に体調不良者を迅速に発見できます。

CANPANY

会社案内

KJTECH japanが販売サポートしている製品は、韓国のセキュリティ企業KJTECHとKJTECH japanの日本向けプロジェクトで培った技術の結晶です。安全性の高さが評価されているKJTECHとKJTECH japan製品は、日本国内の上場企業様等の入退室管理や韓国の大統領官邸、国会議事堂、アメリカ・イギリス・ギリシャの政府機関・ドバイの施設など世界中の重要施設で利用されており、世界50カ国80万台以上の納入実績があります。KJTECとKJTECH japanではハイクオリティなアルゴリズムにもとづいた生体認証端末の開発や、アクセス制御システムの構築を行っています。カードや生体認証、HID製品による入退室管理システムの構築に加え、勤怠管理システムや飲料水管理システム、車両管理システム事業で企業などの活動をサポートしています。さらに映像監視システム、対テロ防止システム、侵入検知システムといったセキュリティシステムのほか、セキュリティゲート(フラッパーゲート)や自動ドアへの認証機の構築も行っています。

CANPANY
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WORK

導入事例

KJTECH&KJTECH japanの製品は、世界50カ国で広く使われています。日本国内でもオフィス、保育園、会員制ジムなど幅広い導入事例があります。たとえばオフィスでは、社員証のIDカードをKJTECH&KJTECH japanの指紋認証リーダーに変えることで鍵やカードの紛失トラブルがなくなり、認証スピードの向上に成功した事例があります。KJTECH&KJTECH japanの生体認証リーダーは入退室管理システムや勤怠管理システムにも使えるため、タイムカードの廃止や給料計算の効率化にも貢献しています。保育園への顔認証リーダーの導入では、子どもの送迎時にインターホンで名前を確認していた保育士の負担が軽減され、保護者による鍵の締め忘れも防止できるようになりました。24時間営業の会員制ジムでは、指紋認証リーダーに変更したことで受付を無人化でき、人件費削減や業務の効率化が実現しました。このように、KJTECH&KJTECH japanの製品はさまざまなシーンでセキュリティ向上や業務効率化に貢献しています。

COLUMN

コラム

自動ドアの課題を解決するカードリーダーの後付け

近年普及している自動ドアは、利便性の高い設備である一方で、誰でも通過できる仕組みのため、不審者の侵入を完全に防ぐことは難しいという課題があります。その解決策として注目されているのが、カードリーダーを自動ドアに後付けする方法です。とくにカード認証と暗証番号認証に対応したカードリーダーは、利便性とセキュリティを両立でき、多くの企業で導入が進んでいます。
 
◎自動ドアにおけるセキュリティの問題点
自動ドアは、オフィスビルや病院、商業施設、マンションのエントランスなど、幅広い場所で導入されており、今では利便性を象徴する設備といえます。人が近づくだけで開く自動ドアは、荷物を持っていてもスムーズに通過でき、多くの人にとって欠かせない存在となっています。しかし、自動ドアは利便性を優先して設計されているため、セキュリティ面では大きな課題を抱えています。自動ドアは「誰が通過しているのか」を識別できません。センサーが反応すれば誰でも開いてしまうため、従業員と不審者を区別できず、不正侵入を許してしまう恐れがあります。商業施設のように、不特定多数が出入りする場面では大きな問題とならない場合もありますが、オフィスや研究施設、病院の制限区域など、入室制限が求められる場所では深刻なリスクにつながります。つまり、自動ドアは便利に見えても、実際には誰でも通れてしまう入口となり得るのです。さらに、自動ドアには「共連れ」というリスクがあります。自動ドアは1度開くと複数人が続けて通過できるため、正規の利用者の直後に不審者が侵入する可能性があります。外見上は問題なく入退室が行われているように見えても共連れによってセキュリティは大きく損なわれてしまうのです。加えて、自動ドアの「閉まり方が緩やか」である点も見逃せません。安全性を重視して人や物を挟まないようゆっくり閉まる仕組みになっているため、不審者にとっては侵入のチャンスとなります。とくに人通りの多い場所では、自動ドアが頻繁に開閉を繰り返し、半開きの状態が続くことで、侵入しやすい状況がうまれてしまいます。このように、自動ドアは利便性に優れる一方で、誰でも通れる仕組み、共連れのリスク、閉まり方の緩さといった複数の弱点を抱えています。これらの課題を解決しなければ、自動ドアは便利な入口であっても、安全な入口にはなりません。そのため、自動ドアにはカードリーダーを後付けし、本人認証を必須とするなどのセキュリティ対策が不可欠なのです。
 
◎カードリーダー後付けで実現する自動ドアの強化
自動ドアは利便性に優れる一方で、セキュリティ面では数多くの課題を抱えています。その有効な解決策として広く採用されているのが、自動ドアにカードリーダーを後付けする方法です。自動ドアにカードリーダーを設置することで、自動開閉だけの装置に「本人確認」の仕組みを加えられ、誰が自動ドアを通過するのかを確実に識別できるようになります。とくに、カード認証と暗証番号認証の両方に対応したカードリーダーを自動ドアに後付けすれば、利用者に応じて柔軟な入退室管理を実現できます。たとえば、社員証ICカードを活用したカードリーダー運用では、従業員は普段から持ち歩いているカードをそのまま自動ドアで利用でき、余計な手間をかけずに快適に入館が可能となります。カードリーダーをシステムと連携させ、ICカードと社員IDを紐づけることで、いつ・誰が・どの自動ドアを通過したかというログを詳細に記録できます。これにより、不審者の侵入防止に役立つだけでなく、万一のトラブルや事故が発生した際にも、カードリーダーの記録から原因追跡や状況把握を容易に行うことが可能です。自動ドアに後付けしたカードリーダーでは、暗証番号認証を組み合わせることもできます。外部からの来訪者や一時的に出入りする作業員に暗証番号を発行すれば、自動ドアを利用可能な時間帯や場所を限定できるため、セキュリティを維持しながら利便性を確保できます。社員はカードリーダーによるカード認証を利用し、来訪者は暗証番号認証を利用するといった具合に、自動ドアごとに異なるルールを設けることができるのも大きな魅力です。複数の認証方式を組み合わせることで、カードリーダーは自動ドアを柔軟かつ堅牢に運用するために欠かせない存在となります。自動ドアにカードリーダーを後付けするメリットは、利便性を損なわないことにもあります。従業員はカードをかざすだけで認証が完了し、そのまま自動ドアが開くため、荷物を持っていても問題なく通過できます。従来のドアに電気錠を取り付ける場合に比べ、自動ドアとカードリーダーの組み合わせは、利用者にとってストレスが少ないのが特徴です。加えて、自動ドアにカードリーダーを後付けすることは、セキュリティ強化だけでなく入退室の可視化にもつながります。ログを通じて誰がいつ自動ドアを通過したのかを把握できるため、トラブルや事故の予防に効果的です。とくに、病院の薬品保管庫や研究所の実験室といった高度な管理が求められる場所では、自動ドアを利用した履歴が信頼性を担保する重要な証拠となります。このように、自動ドアにカードリーダーを後付けすることは、不審者の侵入防止にとどまらず、利便性と安全性の両立、柔軟な運用、入退室の可視化といった複数の価値をもたらします。単なる便利な入口だった自動ドアを、企業や施設にとって安心と信頼を備えたゲートへと進化させる有効な手段といえます。
 
◎自動ドアを活用できる後付けのメリット
自動ドアにカードリーダーを導入する方法には、大きくわけて2つの選択肢があります。ひとつは新築時にあらかじめ組み込むケース、もうひとつは既存の自動ドアに後付けするケースです。なかでも、すでに稼働している自動ドアにカードリーダーを後付けする方法は、多くの企業や施設にとって導入しやすく、現実的な選択肢となっています。新築時に比べ、コスト面や施工面で大きなメリットを持つ点が理由です。後付けの最大の魅力は、現在利用している自動ドアをそのまま活用できることにあります。大規模な改修工事や設備の入れ替えを行わなくても、必要な場所にカードリーダーを設置し、本人認証の仕組みを付け加えるだけで即座に運用を開始できます。そのため、既設の自動ドアを撤去して新しいものに交換する必要がなく、設備投資を最小限におさえることが可能です。とくに、複数の自動ドアを抱えるオフィスビルや商業施設では、1台ごとの削減効果が積み重なり、全体として大きなコストメリットを感じられます。さらに、施工にかかる期間が短いのも後付けならではの大きなメリットです。自動ドアそのものを交換する工事では、どうしても数日から数週間の工期が必要となり、その間は施設の一部を閉鎖したり、業務や営業に支障をきたす可能性があります。カードリーダーを後付けする場合は、比較的短時間の施工で済むことが多く、建物の通常利用を続けながら作業を進められるケースが大半です。日常の業務を止めることなくセキュリティを高められる点は、人の出入りが頻繁な企業、医療機関、教育機関、商業施設などにとって大きな魅力といえます。また、後付けは段階的な導入にも適しています。たとえば、まずは最も利用者が多いメインエントランスの自動ドアにカードリーダーを後付けし、運用実績や利用者の反応を確認したうえで、徐々にほかの出入り口へ拡大するといった方法が可能です。このように段階を踏んだ導入を行えば、1度に大きな投資を行わなくても済み、企業の予算や施設の利用状況に応じて最適なタイミングでセキュリティを強化できます。とくに長期的な計画を立てる場合、柔軟な拡張性を持つ後付け方式は大きなメリットをもたらします。後付けは将来の拡張性にも優れています。最初はシンプルにカード認証だけで運用を開始し、のちに暗証番号認証や二重認証を組み合わせるといったステップアップも可能です。後付けであれば、利用環境やセキュリティ要求が変化した場合にも柔軟に対応でき、長期的に見ても無駄のない選択肢となります。このように、自動ドアにカードリーダーを後付けする方法は、コスト削減、施工期間の短縮、業務への影響の少なさ、段階的な導入のしやすさ、将来の拡張性といった多くのメリットがあります。単なる暫定的な対策ではなく、将来的なセキュリティ計画の一環として位置付けられるのが、後付けという手法の大きな魅力なのです。
 
◎自動ドアへの後付けに特化したカードリーダーKJ-150
KJ TECH japanのカードリーダーKJ-150は、自動ドアの入退室管理をより厳密に行うために設計された専用リーダーです。既存の自動ドアに後付けできる仕様となっているため、建物の構造を大きく変更する必要がなく、スムーズかつ効率的にセキュリティを強化できます。新築時に専用システムを導入するのと比べて負担が少なく、すでに稼働している自動ドアをそのまま活用しながら本人認証を追加できる点が大きな魅力です。カードリーダーKJ-150はシンプルで落ち着いたデザインを採用しており、オフィスビルや公共施設、商業施設など、幅広い空間の自動ドアに自然になじみます。さらに、防雨形IPX3に対応しているため、屋外に設置された自動ドアにも後付け可能であり、屋内外を問わずに柔軟に活用できる点は、さまざまな施設にとって大きなメリットとなります。加えて、カードリーダーKJ-150はインターホンとの連動機能を備えている点でも注目されています。EM-A端子を介して接続することで、インターホン親機から自動ドアを遠隔で解錠できるため、来訪者の確認と入退室管理を一体的に行うことが可能です。管理者がわざわざ自動ドア前まで移動する必要がなくなるため、利便性だけでなく業務効率の向上にもつながります。さらに、カード認証だけでなく、暗証番号認証にも対応しているため、柔軟な運用を実現できます。カードを忘れたり紛失した場合でも、あらかじめ設定した暗証番号を入力すれば自動ドアを解錠でき、利用者にとって安心感のある仕組みとなっています。カードリーダーへの依存度を下げることで、管理者側の負担も軽減できます。暗証番号認証とインターホン連動を組み合わせれば、時間外や来訪者対応時にもセキュリティを維持しながら利便性を高められるのも、後付け型カードリーダーならではのメリットです。
 
◎自動ドアにカードリーダーKJ-150を後付けした事例
カードリーダーを導入することで、自動ドアに本人確認の機能を備えられ、利便性を損なわずにセキュリティを大幅に向上させることが可能です。
 
⚪︎建設会社にカードリーダーKJ-150を導入
建設会社では、社員や取引先など多くの人が自動ドアを通じて出入りしていたことから、機密情報を守るために自動ドアへカードリーダーKJ-150を後付けしました。導入後は、社員に配布した専用カードをカードリーダーにかざすことで、本人確認を行いながら自動ドアを通過できるようになり、セキュリティの精度が大きく向上しています。頻繁に出入りする業者については暗証番号を割り当てる方式を採用し、カードリーダーの利便性をいかしつつ、自動ドアの開閉をスムーズに行える運用を実現しました。
 
⚪︎宿舎にカードリーダーKJ-150を導入
ある学校の宿舎は、事務室や教室としても利用される複合的な施設でした。そのため、入居する外国人のプライバシー保護や安全確保、入退室管理の精度を高める目的で、自動ドアにカードリーダーKJ-150を後付けしました。宿舎の入口に設置されたカードリーダー付き自動ドアは、認証カードを登録した入居者や職員のみが通過できる仕組みとなっています。これにより、授業参加のために訪れた学生が誤って宿舎に立ち入るリスクを防止でき、カードリーダーが宿舎の安全性と管理体制を強化する役割を果たしています。
 
◎まとめ
カードリーダーの後付けにより、自動ドアは単なる入口から「本人確認を伴う安心のゲート」へと変わり、不審者の侵入防止、入退室の可視化など多くの効果を発揮します。また、カードリーダーは暗証番号認証との組み合わせや段階的な導入、将来的な拡張にも対応でき、企業や施設の成長にあわせて柔軟に運用を続けることが可能です。自動ドアにカードリーダーの後付けをご検討の方は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。
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