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オフィスセキュリティで高い認証精度を誇る静脈認証

企業にとってDX推進に向けた対策が講じられるなか、それに伴うセキュリティ対策も急務となっています。セキュリティ対策を進めるうえで重要になってくるのが、入退室管理です。精度の高い入退室管理を行うことで、あらゆるセキュリティリスクを回避することができます。入退室管理に用いられる認証システムでは生体認証の普及が著しく、静脈認証は生体認証のなかでも極めて高精度なセキュリティ性と利便性を両立させる革新的な技術です。 
 
◎DX推進に伴い新たな対策が求められる企業セキュリティ
DX推進に伴って、企業はより高精度のセキュリティを求められています。リモートワークやマイナンバー利用範囲拡大で、企業にとってランサムウェアなどのサイバー攻撃や情報漏洩のリスクが深刻化しているのが現状です。リモートワークは多様な働き方の推進やコロナ対策などに有効である一方で、クラウドサービスに起因する情報漏洩や企業が管理できない個人端末を狙ったサイバー攻撃などが年々増加しています。マイナンバーも対象となっている個人情報保護法により、情報漏洩が起こると企業には刑事罰が科せられる可能性があります。情報漏洩によって企業は社会的信用を失い、経営上の大きな損失を被ることになり兼ねないのです。こうしたセキュリティ上の脅威に対して、企業には一層セキュアかつ高精度なシステム構築が求められることになります。入退室管理においても、従来のような暗証番号認証やカード認証だけではシステムの精度が十分であるとはいえません。認証方法には暗証番号などの知識要素、カードやスマートフォンなどの所持要素、顔や指紋、静脈などの生体要素の3要素がありますが、なかでも生体要素である生体認証が最も高精度な認証方法になります。より精度の高いセキュリティシステムの構築は、企業にとって従業員や重要な情報を守るだけでなく、取引先の信頼や新たな取引機会につながり、結果的に多大な利益をもたらすことができるのです。
◎高い精度を誇り注目を浴びる静脈認証
セキュリティ体制を構築するうえで、より高精度なシステムとして生体認証を取り入れる企業が増えてきています。生体認証には指紋認証や顔認証、静脈認証、音声認証、虹彩認証などがあり、指紋認証や顔認証はスマートフォンにも採用されていることから広く知られています。生体認証は、暗証番号認証やカード認証のように盗難や紛失のリスクがなく、その固有性からセキュリティの精度と利便性向上を両立させる画期的な認証方法といえるのです。なかでも、静脈認証はより高い精度を誇っています。静脈認証はその精度の高さから、機密情報や個人情報を扱うエリアなど、より高度なセキュリティが求められるシーンで活用されています。たとえば、金融機関などでも静脈認証が活用され、不正な引出しのリスク軽減が可能となりました。また静脈認証付きのカードでの引出し限度額を引き上げることで、利用者の負担軽減にもつながっています。衛生面の観点からも、静脈認証はさまざまな場所で活用されています。静脈認証は非接触の認証方法により衛生的であるため、病院や食品工場など衛生管理が厳しい施設での活用や感染症対策においても、利便性に優れた入退室が可能です。静脈認証は非常に精度の高い認証方式ですが、暗証番号認証やカード認証のような従来の認証方法と静脈認証を組み合わせた二重認証で、より精度の高いセキュリティを実現することができます。たとえ、悪意のある第三者に暗証番号認証やカード認証を突破されたとしても、高精度の静脈認証によって犯罪を未然に防げます。静脈認証は、その精度の高さや衛生面、利便性の観点からも、今注目されている認証方法なのです。
◎手のひら静脈認証の原理と特徴
静脈認証はその仕組みにより、極めて高精度の認証を実現できます。静脈認証は近赤外線光を静脈に照射し、静脈中のヘモグロビンが近赤外線光を吸収することで静脈の部分が暗く映し出される性質を利用して撮影されます。可視光は生体物質を吸収しやすいのに対して、近赤外線光は生体の深い部分にまで届くため、静脈パターンをはっきり映し出すことができるのです。通常人が見ることができる可視光ではなく人が見ることができない近赤外線光を静脈認証に用いることで、静脈パターンを第三者に盗まれるリスクを軽減することができ、より精度の高い認証が可能になります。動脈ではなく静脈を用いる理由は、静脈の方が皮膚に近い場所を通っていて読み取りやすいからです。静脈認証には指静脈認証と手のひら静脈認証があります。指静脈認証は照射部分が指のみなので比較的認証機器が小型であるのに対し、手のひら静脈認証は読み取り部分が広範囲なため、認証機器が大型になってしまうという欠点がありました。しかし、近年の最新技術によって手のひら静脈認証の認証機器の小型化が進んでいます。静脈認証の撮影方式には主に透過型と反射型があります。透過型は手をカメラと照明の間に置いて、手を透過した光を撮影する方式です。一方手のひら静脈認証は反射型の認証センサーを採用しており、反射型は手に反射した光を撮影する方式で照明とカメラが同じ位置に配置されるため、照明とカメラを一体化することで小型化に成功しています。照明部品も小型であっても従来と変わらない均一な照度分布や照明強度を保持できるよう開発されました。また低歪広画角対応レンズにより、静脈認証機器を小型化した場合でも従来と変わらない認証精度を実現しています。指静脈認証と比較してより広範囲の情報を読み取る手のひら静脈認証は、静脈の本数が多く静脈パターンのランダム性が高いことから、個人差が出やすいという特徴があります。そのため、手のひら静脈認証は他人を本人と誤認識してしまう他人受入率が非常に低く、高認証精度に優れているといえるのです。利便性の観点からも、手のひらは体毛や肌の色の違いもなく、寒さによる血管の収縮も少ないためエラーが出にくいというメリットがあります。指先では気温によって静脈が拡張、収縮しやすいのに対して、手のひらは気温に左右されることなく精度の高い認証が可能です。また手のひらをかざすという動作はごく自然な動作のため心理的な抵抗感もなく、手のひら静脈認証は利用者に受け入れられやすいというメリットもあります。このように静脈認証は普遍性、永続性、唯一性において極めて高い認証精度を誇ります。
  
◎入退室管理における静脈認証の新たな可能性
入退室管理はセキュリティ対策において重要な役割を担っているため、入退室管理システムに高精度の静脈認証を活用する企業が増えてきています。入退室管理の精度を高めることは、不正侵入や情報漏洩を防止するだけでなく、PマークやISMSなどの情報セキュリティに関する認証を取得するうえでも重要になります。従来のようなカギやカードによる入退室管理では紛失や盗難のリスクがありました。一方で静脈認証は静脈パターンという体内情報を読み取るため偽造が極めて困難であり、不正侵入を防ぐという点において非常に有効です。入退室管理で広く活用されている認証方法に指紋認証があります。指紋は認証時に指紋形状が残ってしまうため、それを使用して複製されるリスクがありますが、静脈認証は非接触のため複製をすることはできません。このように高精度のセキュリティ性を有する静脈認証は、企業の機密情報などを取り扱う部署や多くの個人情報を保持している自治体など、セキュリティニーズが高い場所で活用されています。入退室管理を行ううえでセキュリティ精度にばかり固執し利便性が損なわれると、業務効率が悪くなり生産性が低下してしまいます。静脈認証は利便性の観点からも、入退室管理に適しているといえます。静脈認証の認証速度は従来より大幅に向上しており、迅速な入退室が可能になりました。迅速な入退室は、出退勤時の混雑解消や業務効率化に大きく貢献します。また広く知られている生体認証に顔認証がありますが、顔は年齢とともに変化していくため、認証精度が落ちると再登録をする必要が出てくる場合があります。一方静脈は4、5歳で安定し、以降静脈パターンは生涯変わることがないため基本的に静脈認証の再登録が不要です。静脈認証システム導入後、利用者の静脈パターンを登録しておけば大きな怪我をしない限り再登録の必要がないため、管理者、従業員双方にとって大きなメリットとなります。指紋認証のように寒さや乾燥、汗による影響を受けにくい静脈認証は認証エラーが発生しにくく、いつでも高い精度でストレスのない入退室を提供します。静脈認証システム導入にはコストがかかりますが、利便性向上により結果的にコスト削減にもつながることになるのです。精度の高い入退室管理システムの構築には、手のひら静脈認証の活用が適しているといえます。
 
◎精度の高い静脈認証を備えた顔認証リーダーFE-700
KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-700は顔認証に加え、静脈認証、カード認証にも対応し、二重認証でさらにセキュリティ精度を高めることができます。所有要素であるカード認証に生体要素である顔認証や静脈認証を組み合わせることで、よりセキュアな入退室管理が求められるシーンにも対応可能です。静脈認証は手のひら静脈認証を採用しており、より高い精度の認証が可能なうえ、認証機器のスリム化によりさまざまな場所に設置できます。静脈認証の認証角度は水平回転±20、垂直角度+20となっており、広範囲で安定した精度の認証が可能となっています。防水・防塵性能はIP65で、屋外に設置しても認証精度を損なうことがありません。認証速度は0.5秒未満という速さを実現し、入退室において利便性も確保します。顔認証登録件数、静脈認証登録件数ともに10,000件登録可能で、大人数の従業員を抱える企業でも安心です。カード登録件数は200,000件で、FeliCaやMifare、EMなどの国内で広く普及しているICカードに対応しています。顔認証のスキャン距離は0.3m~1mで、ウォークスルー認証に対応しています。またマルチモード機能搭載で複数人同時に認証できるため、オフィスのエントランスなど多人数が出入りする場所でもスムーズな入退室を提供します。顔認証はライブ検出機能搭載で写真や動画を使った偽造による不正入室を防ぐことができ、より精度の高いセキュリティを実現できるのです。
 
◎静脈認証搭載の顔認証リーダーFE-700の導入事例 
入退室管理において広く普及している顔認証に加えて、静脈認証搭載でさらに精度の高い認証を提供するKJ TECH japanの顔認証リーダーFE-700は、さまざまな企業や施設で活用されています。
 
⚪︎オフィスに静脈認証搭載の顔認証リーダーFE-700を導入
企業のオフィスには従業員の個人情報や顧客情報、企業機密など多くの重要な情報が保管されています。高い精度を持つセキュリティが求められるオフィスのサーバールームに顔認証リーダーFE-700を導入し、手のひら静脈認証を用いた二重認証を活用することで、不正侵入や情報漏洩のリスクを低減することができました。また顔認証リーダーFE-700の0.5秒未満という認証速度は、入退室管理の利便性向上にも貢献しています。
 
⚪︎病院の薬品管理室に静脈認証搭載の顔認証リーダーFE-700を導入
病院の薬品管理室には劇薬や向精神薬など危険な薬品が多く保管されているため、徹底した入退室管理が必要です。高精度な手のひら静脈認証を備えた顔認証リーダーFE-700を導入し、認証により許可された人物だけが入室できるようにすることで、薬品の不正な持ち出しを防止することができました。また非接触の手のひら静脈認証と自動ドアの併用により、衛生的で安全な入退室管理が可能になりました。
◎まとめ 
静脈認証はその固有性によって、極めて高い精度を誇る認証方法といえます。静脈認証の高い認証精度は、入退室管理におけるあらゆるセキュリティリスクの課題解決に大きく寄与することが期待できます。利便性や衛生面においても大きなメリットのある手のひら静脈認証は、非常に高いレベルの入退室管理を構築することが可能です。手のひら静脈認証を搭載した顔認証リーダーFE-700の導入をご検討の際は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。

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