コラム
COLUMN
写真も登録可能なオンプレミス型の顔認証システム
入退室管理において顔認証システムが広く普及するなか、セキュリティ性の高さからオンプレミス型に戻す「オンプレミス回帰」を選択する企業が増えてきています。顔認証システムに使用される顔写真などの個人情報の流失は、今企業にとって重大な課題となっています。顔情報は1度流失してしまうと容易に変更できないため、オンプレミス型の万全なセキュリティを用いた入退室管理システムを構築する必要があります。
◎入退室管理システムにおけるセキュリティ課題を解決するオンプレミス型
近年クラウドサービスの普及によって、クラウド環境でのセキュリティ事故が増加しています。クラウド上でデータが流失し機密情報や個人情報が盗まれるといった事件が発生し、企業は多額の身代金を支払ったりサービス停止に追い込まれるなど、企業経営に多大な支障をきたす事態となったケースもあります。クラウド型入退室管理システムはどこからでもアクセスできるため利便性は高いですが、その分セキュリティ上のリスクも大きいのが難点です。クラウド型は個人情報である顔認証の顔写真データや顧客情報、企業の機密情報などをクラウド上で管理するため、漏洩のリスクがあります。またクラウド型入退室管理システムはサービス提供元によって連携できるシステムや使える機能が限定される場合もあるため、既存システムと適合するかどうか、どのような機能があるかといった確認が必要になります。コスト面においては、従量課金制を採用しているクラウドサービスでは利用頻度などによっては、運用コストが割高になるケースもあります。このような課題を解決するため、今再び注目を集めているのがオンプレミス型の入退室管理システムです。そのセキュリティ性の高さから、オンプレミス型は公的機関や金融機関などでも選ばれています。オンプレミス型の入退室管理システムは、自社のサーバーやネットワークを利用して情報を管理するため、外部ネットワークの影響を受けません。またセキュリティ対策をサービス提供元に依存しているクラウド型入退室管理システムに対し、自社でセキュリティ強度を設定できるオンプレミス型入退室管理システムは、ハイレベルのセキュリティシステムを構築できるのです。顔認証システムにおいても、顔情報などの個人情報を社内で管理するため漏洩のリスクが大幅に軽減されます。自社でセキュリティ管理を行うことで、トラブル発生時にもサーバー提供元の対応を待つことなく自社で迅速に解決することができます。オンプレミス型の入退室管理システムのメリットとして、システムを柔軟にカスタマイズできるという点があげられます。既存の勤怠管理システムや防犯カメラなどと入退室管理システムを連携することで、利便性やセキュリティ性を向上させることが可能になるのです。オンプレミス型の入退室管理システムのデメリットとしてコスト面があげられますが、利用状況によってはクラウド型入退室管理システムよりもコストを抑えることができます。クラウド型は一般的に従量課金制を採用しており、利用するデータ量や接続端末の数などが多いと想定よりもコストは膨らんでしまいます。また入退室管理システムと既存のシステムとの連携やセキュリティ強化などでオプション料金が別途かかる場合もあるので、長期的にみるとクラウド型入退室管理システムの方がコストがかかってしまう可能性もあるのです。これらを踏まえて、セキュリティを重視したい、入退室管理システムを柔軟にカスタマイズしたい、企業規模が大きい、または拡大する見込みがあるなどの場合は、オンプレミス型の入退室管理システムが適しているといえます。
◎写真も登録可能な顔認証システムの特徴
入退室管理はセキュリティ性と利便性のバランスが重要です。入退室管理においてセキュリティ性を重視するあまり利便性が損なわれると、従業員のモチベーションが下がってしまったり生産性が低下してしまったりと、企業にとって不利益が生じることになります。また利便性ばかりを追求してしまうとセキュリティが疎かになってしまいます。このトレードオフの関係にあるといわれていた入退室管理におけるセキュリティと、利便性を両立させる認証システムが、顔認証システムです。セキュリティ面において、生体要素である顔認証は貸し借りが不可能なため内部不正のリスクを低減します。万が一不正が生じた場合でも顔認証時の顔情報がログとして残るため、不正侵入者を特定し早期解決に貢献します。利便性においても、顔認証はカード認証や暗証番号認証のように紛失や忘失の心配がありません。また顔認証は非接触のため、衛生的でスムーズな認証が可能になります。医療施設や食品工場など衛生的な入退室管理が求められる場所では、非接触の顔認証システムは非常に利便性が高い認証システムといえるのです。しかし、顔認証に使用する顔情報は1度流出すると容易に変更することができないので、情報管理は徹底する必要があります。顔認証システムは、目、鼻、口の位置や顔の形状などの生体データを分析して認証を行います。一般的に顔認証では実際の顔をカメラでスキャンすることが基本ですが、静止画の写真を利用した場合にはいくつかリスクを伴います。他人が本人の写真を使うなりすましのリスクや、高解像度写真やAIを用いた偽造画像などのディープフェイクを使用してシステムを欺き、不正に顔認証が行われるリスクです。しかしKJ TECH japanの顔認証システムはオンプレミス型であるため、顔写真データが漏洩する心配はありません。オンプレミス型の顔認証システムは外部のネットワークを使用しないため、ハイレベルセキュリティの入退室管理が可能となります。さらに顔認証と暗証番号認証を組み合わせた二重認証を用いて入退室管理システムのセキュリティ性を高めることで、リスクを回避することができるのです。
◎顔認証を管理するオンプレミス型システムGauss
KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-400は、Gaussというソフトウェアをインストールして入退室管理を行います。Gauss をインストールしたPCで、登録や削除、閲覧、保存などの操作を行うため、各顔認証デバイスを一元管理することができます。Gaussの特長は、顔認証の登録方法において顔写真登録が可能という点にあります。GaussをインストールしたPCで撮影して顔認証で使用する顔情報を登録することもできますが、社員証やマイナンバーカードなどの既存の顔写真でも登録可能なので、従業員数の多い企業などでも登録の手間を要しません。急な来客があった場合、顔認証システムでの登録がないクライアントだと認証がスムーズにいかないことがありますが、顔認証リーダーFE-400なら事前にクライアントの顔写真を送ってもらい登録しておけば、当日スピーディーな顔認証が可能となるのです。またセキュリティ面においても、Gauss は顔認証の顔データを暗号化して保存するため、万が一顔情報が漏洩した場合でもリスクを低減することができます。Gaussで顔写真ファイルを利用した顔データを登録するには、まず新規ユーザー登録で「ユーザーID」と「ユーザー名」を入力します。次に「アクセスグループ」タブからどの顔認証デバイスに顔データをアップロードするかを選択します。顔認証リーダーFE-400は、顔認証デバイスごとにユーザーを登録できるので、各エリアのセキュリティレベルに応じた入退室管理が可能です。アップロードする顔認証デバイスを選択したら、次に「顔登録」ボタンから顔写真ファイルを選択します。その後「暗号化データ生成」ボタンで顔データを暗号化します。「保存」ボタンで顔データはGaussにのみ登録されるため、次に「ユーザー登録」の「設定」ボタンから顔認証デバイスに顔データをアップロードすると登録完了です。顔認証デバイスにあるログデータは、このGaussで閲覧、保存できます。ログデータは、顔認証デバイスを操作した記録である「実行ログ」、顔認証が正常に行われた記録である「アクセスログ」、顔認証が拒否された記録である「アラームログ」が閲覧可能で、Excelに保存することができます。顔認証システムで不正認証が行われた場合や顔認証デバイスが不正に操作された場合に、このログデータによって人物を特定することができるのです。このように、Gaussを使った顔認証システムは、非常に精度の高い入退室管理が可能になります。
◎顔写真登録が可能な顔認証リーダーFE-400
KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-400の顔登録は、Gaussをインストールした管理者用PCで撮影、または既存の写真の使用と2通りの登録方法から選ぶことができ、非常に利便性が高いのが特長です。顔認証は顔の凹凸や奥行きを立体的に捉える3D方式を採用しており、マスクや眼鏡装着時、髭の有無に左右されず認証可能です。ライブ検出機能で認証精度が向上し、写真や動画での不正認証を防止します。カード認証にも対応しており、顔認証との二重認証によってさらにセキュアな入退室管理を実現できます。QRコード認証は業者の出入りやイベントの入場時などに一時的にQRコードを発行できるので、臨時的な入退室の際に便利です。顔認証リーダーFE-400のボディは、56mm×183mm×34.6mmと無駄を省いた非常にコンパクトな顔認証機器であるため、設置場所を選びません。カラーは青・黄緑・赤・黄・白・黒の6色展開で、自社に合わせたカラーを選ぶことができます。1秒未満という認証速度を有する顔認証リーダーFE-400は、混雑しがちな出退勤時のエントランスでもスピーディーな入退室を提供します。マスクを装着していないと認証エラーや警告音で知らせるマスク検出機能搭載で、医療機関や介護施設など感染症対策が厳しい施設でも有効です。顔認証リーダーFE-400は、スターライトカメラを採用しており微弱な光でも鮮明に撮影できるため、暗い場所や夜間の屋外でも認証可能です。10,000人分の顔認証の顔データ、 150,000件分のイベントログを保存できるため、多くの従業員を抱える企業でも対応できます。顔写真登録が可能な顔認証リーダーFE-400は、セキュリティの観点、ユーザビリティの観点からもハイレベルな入退室管理が実現できる顔認証システムです。
◎入退室管理に顔認証リーダーFE-400を導入した事例
高度なセキュリティ性と利便性を兼ね備えた顔認証リーダーFE-400は、高セキュリティが求められるエリアやスピーディーな入退室管理を必要とする場所など、さままざな施設の入退室管理に活用されています。
⚪︎オフィスの入退室管理に顔認証リーダーFE-400を導入
オフィスには重要なミーティングが行われる会議室や外部の人間が出入りする応接室など、ハイレベルなセキュリティを要するエリアがあり、情報漏洩などのリスクが懸念されていました。そこでセキュリティ性の高いオンプレミス型顔認証リーダーFE-400を導入し、登録された人物だけが出入りできるようにすることで、堅牢な入退室管理システムの構築が実現できました。オンプレミス型の入退室管理システムは自由なカスタマイズが可能なため、勤怠管理システムと連携して労務管理も効率化できました。
⚪︎テーマパークの入退室管理に顔認証リーダーFE-400を導入
テーマパークではゲートやアトラクションの入場時など非常に混雑する場面において、チケットの発行や確認などの作業がスタッフ、来場者双方の負担になっていました。顔認証リーダーFE-400を導入しあらかじめ来場者の顔情報を登録しておくことで、当日スピーディーな入場が実現でき、業務効率化と混雑解消により顧客満足度向上にも貢献することができました。
◎まとめ
顔写真登録が可能な顔認証システムには、オンプレミス型の入退室管理システムが安心です。顔認証システムの利便性とオンプレミス型の入退室管理システムの高いセキュリティ性によって、さまざまなシーンでハイレベルな入退室管理が実現できます。顔写真登録が可能な、顔認証リーダーFE-400を用いた入退室管理システムをご検討の際は、KJ TECH japanまでお問い合わせください。